採用の全体像について、会社軸でまとめます。まずは採用広報に関わる情報からです。
用語
EVP
EVP( Employee Value Proposition ) とは、会社から従業員に対する独自で説得力・魅力のある提供物です。
AsIs / ToBe
AsIs は現状, ToBe は理想です。
全体像 / 採用広報軸
採用広報向けの活動の全体像を説明します。
- 発信状況の整理
- 未発信情報の発信
- EVPの強化
- 現状変化
発信状況の整理
候補者さんが知りたい情報を大きく分けると2種類あります。
- EVP
- EVP 以外にその会社が持っている特徴
これらの双方が自身が転職先に求める要件と比較してどのくらい満足がいくものか、という目線で採用競合や現在の所属と対比されることになります。
EVP
EVP によって採用時には人材を惹きつけ、入社後は定着を強化できます。
まず、自分の会社の EVP を確認します。そのうえで、発信済みの EVP と未発信の EVP を区別できるように整理します。
EVP については別途後続の Chapter で詳細に説明します。
EVP 以外
会社が持つ働く環境の情報について、 EVP 以外の要素を確認します。例えば、
- どのような人が所属しているか?
- どのような福利厚生があるか?
- PCのスペックが十分かどうか?
などです。
そのうえで、実際に発信済みと未発信の情報を区別可能にします。
未発信情報の発信
EVP, EVP 以外それぞれの情報について、未発信の情報を順次発信していきます。
この際により訴求につながる情報を優先して発信していくとよいでしょう。
EVP の強化
EVP の質、量に不足があれば EVP を強化する必要があります。全社、各部の組織づくりに関わるメンバーと連携し、魅力を強化していきます。強化した魅力は、発信有無の現状把握ができるようにし、整い次第発信し、外部から確認可能にしましょう。
現状変化
EVP 以外の会社全体、個別チームに関わる情報は随時変化していきます。会社・チームの特徴が変化したら、その情報を改めて発信していきましょう。