Chapter 20

求人票 - 求人票のレビュー

てぃーびー
てぃーびー
2022.05.07に更新

求人票を作成する際には、プログラミングと同様にレビューが必要です。

意外とおろそかになりがちな部分で、公開までに誰もチェックをせず、誤字脱字やわかりにくい表現がそのままになっている求人票をみかけます。私自身、転職意志がない前提で先方と合意のもとカジュアル面談に参加することがちょくちょくあるのですが、求人票を確認した際に誤字・脱字やわかりにくい記載が一切ない方が稀です。そのくらい、レビューがおろそかになっていると感じています。求人票は採用プロセスの流れにおいて多くの候補者さんが確認するページのため、手間暇をかける価値があります。

質の低い求人票ができるプロセスの典型例

  • 開発部門が出した求人要件の箇条書きをもとに人事の採用担当者が求人票の文面に書き起こす
  • 開発の用語に詳しくないため、転記の際に不正確な技術用語の表記が入り込む
  • 開発について詳しくないため、開発部門が連携してくれた記載内容が適切なのかどうか確認せず、もらったままの内容で求人票に転記する
  • 誤字・脱字が入り込む
  • 完成した求人票を開発部門がチェックせずに公開する
  • 求人票の公開後に社内の関係者が誰も閲覧しない

求人票の記載ミス, 記載不足の典型例

  • タイポ
  • 用語が正式名ではない
    • 例: JavaScript -> Java script
  • 用語の誤用
  • 必須要件と推奨要件に同一項目がある
  • 社内の専門用語を補足なしに記載
  • MVV 共感を求めるが、 MVV の記載がない or MVV ページへのリンクがない

求人票レビューの観点

  • 情報の伝達順序として適切に並んでいるか
  • 誤字脱字があるか
  • 用語の誤用があるか
  • 社内の専門用語に関して補足があるか、一般用語に言い換えてあるか
  • 項目として不足している情報がないか
    • 例えば、この枠で入社したときに「得られるスキル・経験」の項目など
  • 必須要件として求める内容、量が多すぎて待遇とアンマッチな求人になっていないか
  • リンクによる補足が必要な箇所にリンクがあるか

その他、一般的な文章に対する校正・校閲と同様の視点でチェックします。これについては繰り返しになりますが、結城浩先生の 数学文章作法シリーズ で紹介されている観点がおすすめです。

求人票レビューの実施

以下のような点を意識しつつレビューを実施します。

  • 音読をする
  • 候補者さん視点で確認する
  • レビュー指摘箇所、指摘内容が明確で、どこをどのように直せばいいか短時間で正確に把握可能な伝達をする
  • レビュー指摘事項の修正確認を実施する。そのために各指摘事項の修正有無のステータスを確認できるような形で管理する
  • 開発関係者が求人票を作成し、人事の採用担当者がレビューする場合は採用のプロとして候補者さんに必要な情報はなにか、という視点でのチェックを重視する
  • 人事の採用担当者が求人票を作成し、開発関係者がレビューする場合は開発のプロとして技術的な情報に関する記載が適切か、という視点でのチェックを重視する

公開後レビュー

可能であれば、実際の候補者さんの立場にあたる人に求人票を添削してもらえると理想的でしょう。

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