転職する候補者さんは2つの層に分けることができます。 転職顕在層 と 転職潜在層 です。
転職顕在層
転職顕在層 は 明確な転職意志を持つ層 です。転職顕在層はさらに2つに分けることができます。
媒体等を通して転職意志があることが見える 転職顕在可視層 と、媒体では転職意志がある事がわからない 転職顕在不可視層 です。
転職顕在可視層
旧来の採用市場において最も一般的だった層です。彼らは 明確な転職意志を持ち、転職媒体や人材紹介会社などに登録して転職します 。企業は転職媒体のデータベースを検索することや、人材紹介会社からの紹介を受けることで、この候補者さんを認識します。
転職顕在不可視層
昨今、転職経路である採用チャネルが多様化してきました。そのため、 転職媒体や人材紹介会社以外のルートで転職をする人 がでてきました。これらの人が 転職顕在不可視層 です。
このルートにアンテナをはっていないとこれらの候補者さんを認識することすらできません。
例えば
- 知人・友人経由( = リファラル採用 )
だけを利用して転職活動を行うケースです。
転職潜在層
転職潜在層 は 明確な転職意志を持っていない層 です。優秀な人材の多くは転職意志がない状態で現職で活躍しています。昨今では転職潜在層も採用活動のターゲットになってきています。転職媒体の中にも潜在層を取り込むことを意図した物が増えてきていますし、企業もカジュアル面談などで転職意志がない段階の候補者さんにコンタクトするようになってきています。
自社のことを知ってもらうことで、転職意志がある状態に転換することもあれば、まずは知ってもらい、関係性を保つことでいざ転職意志が芽生えたときに転職先候補として想起してもらうこともあります。