Chapter 16無料公開

📰アクタの基本操作まとめ&トランスフォームについて [UE5入門チュートリアル #2-3]

Daichi
Daichi
2022.06.14に更新

https://www.youtube.com/watch?v=6ePNCPS7PWo

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今回は必ず覚えておきたいアクタの移動や回転などの基本操作について解説していきます。

アクタの必須の基本操作↓

まずは初心者の方が最初に覚えておきたいアクタの必須の基本操作について解説していきます。

①アクタの選択

まずはアクタの選択から解説していきます。ビューポートでアクタをクリックすると選択されます。ビューポートでアクタを選択するとワールドアウトライナでも同様に選択されるのが確認できます。また詳細にはそのアクタの設定項目が表示されます。
アクタに移動や回転などの変更を加えたい場合はまずはアクタを選択する必要があるという事です。またワールドアウトライナからアクタを選択する事も可能です。

✓アクタを選択すると表示される矢印は「ウィジェット」と呼ぶ

アクタを選択するとウィジェットと呼ばれる矢印のアイコンが表示されます。これを「ウィジェット」と呼びます。覚えておきましょう。

②アクタの移動

ウィジェット(矢印)をドラッグする事でアクタを移動させる事ができます。三方向に矢印がありそれぞれをドラッグする事でその矢印の方向に移動します。

✓移動,回転,拡大縮小の切り替え方法

アクタは移動と同じように回転,拡大縮小ができます。移動,回転,拡大縮小の切り替え方法はビューポート右上のこちらから変更ができます。

左から選択モード、移動モード、回転モード、拡大縮小モードとなっています。

✓ 移動,回転,拡大はショートカットキーで切り替えよう

移動モードは「Wキー」回転モードは「Eキー」拡大縮小モードは「Rキー」になります。これらを用いて以下の様にモードを切り替えてみましょう。

また他にも選択モードは「Qキー」で変更できますが、移動モードと変わらないので基本使用しません。これら全ての四つのモードは「スペースキー」でも切り替える事ができます。これらは特に使用頻度が高いので基本的に切り替えのパネルから変更するのではなくショートカットを覚えて使用していきましょう。

③アクタの回転

回転モードを選択(Eキー)して、ウィジェットをドラッグすると回転します。

④アクタの拡大縮小

拡大縮小モード(Rキー)にして、ウィジェットをドラッグすると拡大,縮小します。

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UnrealEngineのエディタではカーソルを当てれば解説が表示されます。ボタンが何の操作なのかわからない時、ショートカットキーがわからない時はカーソルを当てて解説を見てみましょう。

WERキーでの移動回転などの切り替えショートカットは特に重要です。

✓アクタの編集操作は右クリックからアクセスできる

アクタの編集操作はアクタを選択した状態で右クリックからでも可能です。

このタブにはたくさんの表示がありますが、ビューポートで主に使用するのは複製と削除のみです。

⑤アクタの削除

アクタを選択した状態でDeleteキーで削除できます。

⑥アクタの複製

アクタを選択した状態でCtrl+Dキーで複製できます。

またAltキーを押した状態で移動させると同じように複製できます。

どちらかというと下のAltキーで複製する方がやりやすいです。

⑦アクタの複数選択

Ctrl + クリックで追加選択また選択解除ができます。Shift + クリックでも可能ですが選択解除はできません。ワールドアウトライナでも選択される事が確認できます。

複数選択した状態で、移動や回転をするとまとめて操作する事が可能です。

アクタの範囲選択

Ctrl + Alt + ドラッグで範囲選択する事が可能です。範囲選択では範囲に触れたアクタが全て選択されます。

ワールドアウトライナでの複数選択

また、ワールドアウトライナで複数選択する事が可能です。ワールドアウトライナの場合は、Ctrl + クリックで追加選択また選択解除ができ、Shift + クリックで一番目にクリックしたアクタと二番目にクリックした間にある全てのアクタを選択状態にします。

⑧操作を元に戻す/進む

Ctrl + Zで操作を元に戻して、Ctrl + Yで操作を進ませる事ができます。

なお私の場合はCtrl+Shift+Zでも操作を進ませられるようにエディタの環境設定からしています↓同じようにそうされたい場合はキーボードショートカットを開いてやり直すと検索すれば出てきます。

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では、操作については以上です。次にトランスフォームと呼ばれるものをみていきましょう。

移動,回転,拡大縮小の値を詳細で確認

アクタは移動,回転,拡大縮小すると詳細のトランスフォームでそれぞれの値を確認できます。

移動,回転,拡大縮小の隣に数値が並んでいるのが確認できます。これがこのアクタのトランスフォームになります。

トランスフォームとは?

トランスフォームとはアクタの位置、回転、大きさの事です。それぞれX,Y,Zという軸から成ってています。アクタを選択すると矢印が三方向に伸びているのが確認でき、それがトランスフォームの軸を表しています。

例えばアクタの位置を高く移動させた場合、この軸はZ軸なので位置のZ軸の値が増えます↓

回転でも拡大縮小でも同じようトランスフォームは変化します。XYZ軸はX=Roll(ロール),Y=Pitch(ピッチ),Z=Yaw(ヨー)とも呼ぶので頭の片隅に入れておきましょう。

ローカル,ワールドについて

トランスフォームには「ローカルトランスフォームモード」と「ワールドトランスフォームモード」があります。以下では省略してローカル,ワールドと呼びます。これはトランスフォームをアクタの向きに合わせて設定するか、ワールドの向きに合わせて設定するかの違いになります。違いを見て試してみましょう。

  1. エディタの下のコンテンツドロワーをクリックしてコンテンツブラウザを開きます。開いたらStaterContens > SM_Chairをドラッグでレベルに追加します。その後少し回転させます。
スターターコンテンツが無い場合のダウンロード方法

スターターコンテンツは簡単にダウンロードできます。

  1. コンテンツブラウザから追加 > 機能またはコンテンツパックを追加を選択します。
  2. コンテンツからプロジェクトの追加を選択します。
  3. 完了です。
  1. ワールドとローカルを切り替えるボタンを押しましょう。


    それぞれの違いを確認できます。
  2. 地球のマークの状態(左)がワールドで、キューブっぽいマークの状態(右)がローカルになります。

    ワールドでは、アクタがどこを向いていようがワールドの向きに合わせて矢印(ウィジェット)が表示されます。一方ローカルではアクタの向きにアクタ自身の向きに合わせた座標で矢印が表示されています。なので「アクタの向きに合わせて移動させたい場合はローカルに切り替える必要がある」という事です。基本的にはワールドで構いません。

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まとめると、ワールドがワールドの向きに合わせた軸、ローカルがアクタの向きに合わせた軸という事になります。

⑨スナップ値の変更

デフォルトの状態では、トランスフォームにはスナップが有効になっています。スナップとは一定の値毎にアクタを移動させたり、回転させる事です。例えばアクタを移動させるとトランスフォームの位置は10ずつ変化する事が詳細のトランスフォームから確認できます。

つまり10のスナップが有効になっている訳です。スナップは右上の項目から設定できます。例えば以下は移動のスナップの項目です。

左の青く光っている部分をクリックするとスナップの有効,無効を切り替えられて、左の数字の部分をクリックするとスナップする値を切り替える事ができます。

UnrealEngineの単位はcmです。なのでスナップで100に選択した場合100cm毎に変化するといった感じになります。

他にも隣の回転のスナップや拡大のスナップがあります。

回転のスナップの値は角度で、拡大のスナップは1がそのアクタの100%の大きさにあたります。

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スナップ値はデフォルトのまま(移動10,回転10,拡大0.25)で構いませんが、微調整を行いたい場合はスナップを無効にしたり、100cm毎にアクタを並べたい場合などはスナップから値を変更したりしましょう。

アクタの覚えておきたい便利操作↓

使用する頻度は低く、上の項目ほど重要ではないですが覚えておくと便利な操作を解説していきます。

①アクタの着地

アクタを選択した状態でEndキーで地面に着地させる事ができます。手動で微調整するよりも楽に設置できます。

②アクタを移動させながらカメラも一緒に移動

移動モードの状態で「Shift + ドラッグ」するとカメラも動かしつつアクタを移動させる事ができます。一度にカメラ画面から外れるほど大きく移動させたい場合はこの操作を用いましょう。

③ウィジェットの二軸,中心点をドラッグで移動や回転

アクタはウィジェット(矢印)の中心をドラッグして移動させる事が可能です。

この操作については使用頻度は少ないですが、以下の操作は使用する場合があります。
アクタの二軸を選択した状態(下の画像の二つの矢印の間)でドラッグするとその二つの軸のみに対して移動や拡大が行えます。

また、拡大縮小モードで中心点をドラッグすると全方向に大して拡大縮小できます。下のgifでは二軸を選択した状態で移動,二軸を選択した状態で拡大縮小,中心点をドラッグで拡大縮小を行っています。

なので例えば地面と水平方向に移動させたい場合はワールドの水平軸となるX軸とY軸を選択して移動させましょう。

④サーフェススナップ(他アクタの表面上を移動)

サーフェススナップではアクタをドラッグして移動させる時に壁に張り付けて移動させる事ができます。有効無効の切り替えはビューポート右上の設定から「サーフェススナップ」で有効にできます。

サーフェススナップを有効にした場合との違い↓移動させた時に必ず壁にアクタが張り付くようになります。

✓ サーフェス法線へ回転

サーフェス法線へ回転にチェックを入れると他アクタの表面の方向に合わせて移動中のアクタの回転を合わせる事ができます。

サーフェス法線へ回転にチェックを入れた後との違いです↓アクタが地面に合わせて回転するようになりました。

✓ サーフェスオフセット

スナップサーフェスを有効にしている時に、他アクタとの距離を調整できます。例えばサーフェスオフセットを100にして↓

アクタを移動させると他アクタと100cm離れた状態で移動できるようになります。

この100cm離れるというのはアクタの「ピボット」と呼ばれる中心点からの距離です。

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ちなみにスナップとは英語で「ピタッとくっつける」という意味で、サーフェスは「表面」という意味です。サーフェススナップで「表面にピタッとくっつける」という意味になります。英語の単語も調べておくとより意味を覚えやすくなります。次はこの「ピボット」について見ていきましょう。

ピボットとは?

ピボットとは編集する際の中心点の事です。この位置を中心としてアクタが移動したり、回転したりします。

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例えばこのキューブのアクタの右角を中心に回転させたい場合はどうすればよいのでしょうか?そんな時にピボットの位置を変更させます。

⑤アクタのピボットの位置を変更

左クリックとスクロールボタンを押したままウィジェットをドラッグする事で、アクタのピボットの位置は変更する事ができます。以下のようにピボット位置を変更して回転させた場合、移動後のピボットを中心に回転するようになっている事が確認できます。

アクタのピボットの座標をメッシュの頂点に基づいて変更

まずウィジェットを左クリックを押しながらスクロールボタン押します。その状態にAlt + Vを押します。マウスを動かすとピボットをそのメッシュの頂点に合わせて変更ができます。

ピボットの位置を変更した位置に固定する

ピボットは変更した後、すぐに元の位置に戻ります。変更した位置にピボットを固定しさせたい場合はピボットの位置を変更した後、右クリック > ピボット > ピボットオフセットとして設定をクリックします。

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では、最後にアクタ同士をピタッとくっつける方法を紹介します。

⑥ピボットを他のアクタの頂点にスナップ

Vキーを押したままドラッグで移動させると他のアクタの頂点に中心点が来るように移動します。

例えば塀や電車の線路など複数のアクタを繋げて配置したい時などに正確に素早くくっつける事ができるので便利です。

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これらの操作は初心者の方にとっては使用する事はほとんどありませんが、理解していないといざこれらの操作が必要な場面の時にこういった機能がある事もどうやって調べてよいかもわからないという状況に陥ってしまいます。操作方法は完璧に覚えてなくてもよいので、こういった操作が可能だという事を認識しておくことが重要かと思います。必要になったら具体的な操作方法を確認しに行きましょう。

アクタの操作については以上になります。初心者の方はまずは必須の基本操作のみ覚えておきましょう。