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📰ブループリントクラスとは?ブループリントの種類について解説(2) [UE5入門チュートリアル #3-4]

Daichi
Daichi
2022.05.19に更新

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では前回に引き続き、ブループリントの二つの種類の内一つの「ブループリントクラス」について解説していきます。前ページでは「レベルブループリント」について解説しました。

ブループリントクラスとは?

ブループリントクラスとはブループリントが付属したアセット(ゲーム素材)の事です。わかりやすく言うと、「何らかの機能を持ったゲームで使用するもの」です。つまりブループリント付きのアクタとしてゲームで使用されます。例えばブループリントクラスにあてはまるものをFPSゲームで挙げると、「弾を発射する銃」「HPを回復する落ちているアイテム」「敵のAI」「操作するプレイヤー自身となるキャラクター」などがあります。

例えばサードパーソンではThirdPerson > Blueprintsのフォルダの中にキャラクターなどのブループリントクラスがあり、このようにキャラクターを作成する場合にブループリントクラスは使用されます。

ブループリントクラスは「コンポーネント」と「ブループリント」で構成されている

ブループリントクラスの構成はブループリントとコンポーネントと呼ばれる部品から形成されています。例えばサードパーソンのキャラクターのブループリントクラスを開いて見てみます。

左のコンポーネントウィンドウ↓に様々なコンポーネントが表示されており、ここには例えばキャラクターのメッシュ(3Dモデル)を表示するためのコンポーネントだったり、ゲームを映し出すカメラのコンポーネントだったりがあります。右のビューポートタブでコンポーネントの見た目を確認する事ができます。

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「コンポーネント = 様々な機能を持った部品」とまずは覚えておきましょう。後にまた使い方について紹介していきます。

では、次にブループリントクラスを構成するもう一つの要素「ブループリント」についてですが、イベントグラフのタブをクリックすると開きます(画像)。このイベントグラフがブループリントクラスのブループリントを編集する場所になります。サードパーソンのキャラクターの場合はキャラを操作するためのブループリントが書かれています。

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つまりまとめるとブループリントクラスは「コンポーネント」と呼ばれる部品と「ブループリント」の二つで形成されており、ビューポートタブではコンポーネントを表示しており、イベントグラフではブループリントを表示しています。では実際にブループリントクラスを作成してみましょう。

ブループリントクラスで移動するキューブを作る

ではブループリントクラスを実際に作ってみます。今回は移動するキューブを作成してみましょう↓

  1. コンテンツブラウザから右クリック > ブループリントクラス > Actorを選択して名前を「MovingCube」にします。

  2. 開いて、コンポーネントウィンドウの追加からStaticMeshを追加します。その後StaticMeshコンポーネントを選択した状態でスタティックメッシュをSM_ChamferCubeに設定します。

    StaticMeshコンポーネントとはスタティックメッシュ(3Dモデル)を表示するコンポーネントです。

  3. ブループリントを編集するイベントグラフを開き、既存のノード「イベントTick」にAddActorLocalOffsetノードを追加します。

AddActorLocalOffsetノードとは?

AddActorLocalOffsetノードとはアクタを入力値分移動させるノードです。

  1. Yに1と入力します。これでY軸に対して毎フレーム1進むという処理が完成しました。

  2. 作成したブループリントクラスをレベルに追加します。

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前回のページから同じプロジェクトで進めている方はレベルブループリントのゲームを終了するノードを削除しコンパイルしておきましょう。

  1. プレイしてみます。移動するキューブのブループリントクラスが完成しました。こういった移動するアクタはゲーム上のステージのギミックだったりによく使用されます。

ブループリントクラスはこういったレベル上の機能を持った何かに使用されるケースが多いです。

移動させる手段は他にもあり

なおゲームプレイ中にアクタを移動させる方法は今回紹介したAddActorLocalOffsetノードを使用する方法だけではありません。SetActorLocationという違うノードだったり、物理エンジンによって動かしたり、コンポーネントによって動かしたりできます。ここは学びつつ、ゲームの仕様に合わせて方法を決定していく形になります。

まとめ - ブループリントの種類について

ブループリントの種類は大きく分けて二種類あり、それが「レベルブループリント」と「ブループリントクラス」です。レベルブループリントではレベル全体に影響するブループリントを記載して、ブループリントクラスはレベル上のアクタなどに作成する場合に使用します。

レベルブループリントはブループリントのみですが、ブループリントクラスは「ブループリント」と「コンポーネント(部品)」によって構成されており、コンポーネントを表示するビューポートとイベントグラフを切り替えてそれぞれ作成していきます。

レベルブループリントとブループリントクラスの使い分け方は実際にこれから学んでいく上で覚えていきましょう。

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ゲームに何らかの機能を追加したい場合はレベルブループリントかブループリントクラスを作成してそこにブループリントを記載するという事ですね。またブループリントクラスは略称してブループリントとも呼ばれたりもしますが、この本では略称を使わずにブループリントクラスと明記します。