📰ノードの色の種類と基本構造について [UE5入門 #4-30]

😺ノードは色ごとに種類が分けられています。今回はノードにはどんな種類があるのか解説していきます。

ノードの色と種類について

ノードは色ごとにそれぞれ役割が異なってきます。今回はそれぞれの種類の名称と役割について解説していき、ノードの基本的な構造について解説していきます!

色	名称	役割
赤色	イベント	処理のタイミングを決定するノード
青色,緑色	関数	何らかの機能を実行するノード
灰色,黄色	フロー制御(灰色にはマクロというノードも含まれる)	処理の流れを決定するノード
それぞれの型の色	変数	変数のデータを取得またはセットできるノード
その他(青緑,茶色,色を持たない)	CastToノード,タイムライン,計算ノードなど	何らかの機能を実行するノード(関数に近い)

「イベント」「関数」「フロー制御」「変数」の四つは重要になってきます。それぞれの役割について解説していきます↓

①イベント(赤色)

赤色のノードがイベントになります。イベントは「処理のタイミング」を決めるためのノードです。

例えばイベントBeginPlayeやイベントTickのノードなど赤色のノードがイベントになります。例えばイベントBeginPlayは「ゲーム開始時に後続のノードを実行する」というノードになります。このように"いつ処理を行うのか"決めるノードがイベントになります。

🐱イベントは「いつ行うのか」を決定するので、必須のノードになります。ノードを作成する時には基本的にはイベントノードから作っていく事になります。

②関数(青色,緑色)

関数とは何らかの機能を実行するノードの事になります。青色または緑色のノードが関数にあたります。

例えば上のノードではGetActorLocationという現在のアクタ位置を取得するという機能を持ったノードと、PrintStringというテキストを表示するという機能を持ったノードがあります。これらのノードのように「何の処理を行うのか」を決定するノードが"関数"と呼ばれます。

Pure関数とNonPure関数について

名称を覚える必要はありませんが、緑色の関数ノードをPure関数,青色の関数ノードをNonPure関数と言います。これらは単に関数に実行ピンがあるかないかの違いになります。

🐱関数ノードで何らかの処理を実行させるという事になります。イベントと関数ノードが最も基本的なノードと言えるでしょう。

③フロー制御(グレー,黄色)

処理を実行する流れを決定するノードをフロー制御ノードと言います(名称は公式ページ参考)。処理のフロー(流れ)を制御するという事でフロー制御と言います。灰色または黄色のノードがフロー制御ノードにあたります(また灰色のノードにはマクロとよばれる種類のノードもあります)。

例えばブランチでは処理の分岐,ForLoopでは処理を繰り返し行う,整数型でスイッチ(Switch on Int)ノードではInteger型に応じて処理を分岐させます。このように処理を"どのように"実行するのか決定するのがフロー制御ノードになります。

🐱フロー制御ノードでノードの処理の流れを決定させる事ができます。処理を分岐させたい時や繰り返し処理を行いたい時など、状況に応じてフロー制御ノードを使用していきましょう。

④変数(型によって色は異なる)

変数のデータを取得するGetや、データをセットするSetノードなどは変数ノードと呼びます。変数ノードは型の種類によって色が異なります。

🐱ノードのタイプは大きく分けて上で紹介した「イベント」「関数」「制御フローノード」「変数」があります。以下は例外的なその他の項目になります。

⑤その他

その他の特殊なノードについて紹介します。

青緑色のノードにはCastToノード、茶色のノードにはタイムライン、色を持たないAdd(加算する)ノードやSubtract(減算する)ノードの計算を行うノードがあります。これらのノードは何らかの機能を実行するノードになります。意味合い的には関数に近いです。

🐱ではここからは、ノードのタイプごとにどのように組んでいくのかの基本構造について解説していきます。

ノードの基本構造について

まず最も基本的なノードのパターンはこちらです↓イベントで処理のタイミングを決めて、関数で何の処理を実行するか決定しています。

次に基本的なノードのパターンはこちらです↓イベントで処理のタイミングを決めて、Set変数ノードで変数にデータをセットします。

次に応用的なノードのパターンはこちらです↓イベントで処理のタイミングを決めて、フロー制御で処理の流れを決定します。その後Set変数や関数ノードを使用します。

ノードの基本構造まとめ

まずいつ処理を行うか決定するイベントは必ず最初に必要になります。次に関数で何らかの機能を実行するか、Set変数ノードでデータをセットします。必要があれば間にフロー制御ノードを挟みます。これが基本的な作り方になります。

🐱まず基本的に処理をいつ行うのかの「イベント」、何らかの機能を実行する「関数」、処理の流れを決定する「フロー制御」、変数のデータを取得したりセットする「変数」の四つを抑えておきましょう。次回からイベントや関数を自身で作って、ノードをもっと管理しやすくする方法について解説していきます。お疲れ様でした!

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