Imageクラスのトゥイーン
Image
クラスはGraphic
クラスのサブクラスです。Image
クラスのトゥイーンを紹介しつつGraphic
クラスを継承したクラスのトゥイーンも紹介します。
👉DOColor
DOColorは色を変更するトゥイーンです。Graphic
クラス(Image
の親クラス)に定義されているcolor
プロパティを操作します。
- Image
- RawImage
- Text
などで使用できます。
_target.DOColor(new Color(1f, 0, 0), 1.5f);
R:255 G:0 B:0
(赤色)に変更するサンプルです。
👉DOFade - 透明度だけトゥイーン
_target.DOFade(0.2f, 1.5f);
DOFade
を使うとRGBAチャンネルのAチャンネル(透明度)だけをトゥイーンしてくれます。透明度だけをトゥイーンさせるということは開発中によく発生しますので覚えておきましょう。
Graphic
クラスの他にCanvasGroup
クラスでもDOFade
は使用できます。
DOFadeはDOColorで置き換え可能
var color = _target.color;
color.a = 0;
_target.DOColor(new Color(color, 1.5f);
このようにDOFade
はDOColor
で置き換え可能です。ただし、コード量が必然的に増えてしまうため、可読性の観点から素直にDOFade
を使う場面の方が多いです。
👉DOFillAmount
DOFillAmount
はImage
クラス限定のメソッドです。画像を端から塗りつぶすトゥイーンを作ることができます。
ドーナツ型
_target.gameObject.SetActive(true);
_target.DOFillAmount(1f, 2f)
.SetEase(Ease.InQuart);
👇ソースコードに加えインスペクターからImage
の設定を変更します。
-
Image Type
: Filled -
Fill Method
: Radial 360
Filled
とRadial 360
に設定することで
ドーナツ型の塗りつぶすトゥイーンを作成できます。DOFillAmount
はゲームUIでしょっちゅう出てくるので、覚えておきましょう。
直線型
-
Image Type
: Filled -
Fill Method
: Horizontal
👆直線型の塗りつぶしトゥイーンは上記の設定で作れます。
Textクラスのトゥイーン
Textクラスは文字を扱います。文字関連のトゥイーンを紹介していきます。
👉DOText - 文字列の流し込み
DOTextはText
クラス専用です。指定の文字列を流し込んてトゥイーンを作ることができます。
_text.DOText("DOTweenの教科書", 1f);
1文字ずつ表示するシンプルなトゥイーンです。
DOText
メソッドの引数にScrambleMode
を指定して👇次のようにトゥイーンの表現を変化させることができます。
👉DOCounter - 数字をトゥイーン
DOCounter
もまたText
クラス専用のメソッドです。
_text.DOCounter(500, 9999, 1.5f, true);
DOCounter
は数字をカウントアップまたはダウンする便利なトゥイーンです。
第4引数にtrueをセットすれば、3桁区切りでカンマを挿入してくれます。
引数 | 内容 |
---|---|
1 | 開始の値 |
2 | 完了の値 |
3 | トゥイーン時間 |
4 | カンマ区切りフラグ |
5 | CultureInfo |
// _textはTextクラスのインスタンス
_text.text = "HP : 9,999"
任意の文字列を含みつつ数値をトゥイーンさせるにはどうすればよいでしょうか?
文字列と数値を別のオブジェクトにするというのも手です。
カスタムトゥイーンを定義すれば1つのText
で実装することは可能です。
uGUIのトゥイーンはボリュームがありましたね。ただどれもよく使うため、覚えておきましょう。
次のチャプターはかなり重要です。トゥイーンのグループ化について学んでいきます。