DOTweenの文法は2種類
本チャプターではDOTweenの文法を解説します。DOTweenの文法には2種類あります。
拡張メソッド版
と通常版
です。基本はコード量が少なく可読性の高い拡張メソッド版をオススメします。DOTweenを独自にカスタムをしていく上で通常版の文法
は必要になりますが最初は拡張メソッド版のみ覚えていれば問題ありません。
transform.DOLocalMove(new Vector3(10f, 0, 0), 1f);
前のチャプターで作ったトゥイーンを例にして文法の内容を確認します。
1. 拡張メソッド版の文法
コチラが拡張メソッド版の文法です。コード量が少なくスッキリしています。
繰り返しになりますが可読性の高さから拡張メソッド版を使うことをオススメします。
サンプルでは 「トゥイーンさせる対象」 がTransform
クラスのインスタンスでしたが、Image
クラスやCanvasGroup
クラスでも使い方は同じです。
Image
クラスの色を変更する場合は以下のようにDOColor
を使って実装します。
Image image = GetComponent<Image>();
image.DOColor(Color.red, 1.5f);
トゥイーンの対象となるクラスの種類によって使用できるトゥイーンメソッドが変わります。
2. 通常版の文法
通常版の文法の解説をします。前のチャプターで作ったトゥイーンを通常版の文法で記述すると以下です。
DOTween.To(() => transform.localPosition, x => transform.localPosition = x, new Vector3(10f, 0, 0), 1f);
パッと見よくわからない文法かも知れません。(分からなければ飛ばしてしまってOKです)
拡張メソッド版と比べるとパラメーターの更新
処理が追加されます。
() => transform.loalPosition
👆また開始時の値はgetterで渡すのが特徴です。
拡張メソッド版のソースコードをたどっていくと、大本ではこの通常版の文法が使われています。
この文法をマスターすることでDOTweenが提供していないトゥイーンを独自に実装できますが、それが必要となった時に振り返ってもらえれば良いでしょう。
次のチャプターでは、超高頻出のTransform
クラスのトゥイーンについて紹介します。
Chapter 06🔰頻出高めのTransformトゥイーン【無料】