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フロントエンドテックリードになって立てた10の方針「仕事の見える化」

2024/03/06に公開

はじめに

こんにちは!スタートアップで自社SaaS開発のフロントのテックリードをしている山ちゃんです!
今回のシリーズは私のチームで立てた方針を10回に分けて、ご紹介させていただきます!
ご参考になれば幸いです!

想定読者

  • チームリーダーになりたての方
  • チームリーダーになってみたい方
  • チームリーダーになって悩んでいる方

方針

「仕事の見える化」

目的

全員の仕事を見える化することで、属人化を防止し、助け合いの文化を育成する

背景

この方針を立てるきっかけとなったのは、「誰が正なの?」問題が生じたことでした。会議の際に、議事録を取っておらず、Aさんの記憶では方針a、Bさんの記憶では方針bのように、記憶が食い違うことで、事実確認に時間がかかり、業務に支障を来す問題が発生していました。
そこで、議事録は必ず取り、ドキュメンテーションベースで事実確認を行っていこうという気運が高まりました。
すると、その流れを受けて、タスク管理についても、脳内記憶するのではなく、ドキュメントベース指向で、課題が生じたらタスク管理ツール上にタスク化(見える化)して、課題の全量をチームとして把握していこうという流れになりました。
そうすると、誰が行き詰っていて、助けが必要かが一目瞭然となり、助け合う文化が生まれるようになりました。

実際の具体的な取り組み

タスク管理ツール「backlog」の利用の徹底

昔マリオテニスで「打ったら戻る真ん中へ」というCMがありましたが、同じ感じで「迷ったら戻るbacklogへ」と、backlogを作業のベース地点にして、ステータス等も含めた課題管理をチームで徹底していきました。

ドキュメントベースの徹底

エビングハウスの忘却曲線より、脳は1日約7割のことを忘れるため、脳には保存せず、必ずbacklogや議事録等、ドキュメントに落とし込むようチームで徹底致しました。
重要性が上手く伝わらない場合には、エンジニア風の質問に変えて「1日7割のデータが消えていくストレージがあったとしたら、そこにデータを保存するって怖くないですか?」と問いかけてみました。
エンジニアであれば、そのようなストレージにデータを保存することはしたくないと大半の方が答えていただけて、理解につながりました。

日時進捗報告

毎日進捗報告を確認して、現在持っている課題で懸念点はないか等、不安材料を可視化してクリアにしていく作業を行いました。

まとめ

今回のケースでは、1つの問題を解決し、それを他にも応用したことで、芋づる式にいろいろな問題が解決された事例でした!仕事を見える化することで、メンバー同士が互いに状況を把握することができ、心理的安全性も高まったと考えています。これが皆様のマネジメントの一助となれば幸いです。

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