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フロントエンドテックリードになって立てた10の方針「段取り八分、仕事二分」

2024/03/05に公開

はじめに

こんにちは!スタートアップで自社SaaS開発のフロントのテックリードをしている山ちゃんです!
今回のシリーズは私のチームで立てた方針を10回に分けて、ご紹介させていただきます!
ご参考になれば幸いです!

想定読者

  • チームリーダーになりたての方
  • チームリーダーになってみたい方
  • チームリーダーになって悩んでいる方

方針

「段取り八分、仕事二分」
ビジネスで使われる格言ですが、特に建築業や製造業で使われることが多いようです。モノづくりという観点ではソフトウエアも実体を持たないだけで、同じように大切な概念だと思い、方針に組み込みました!
https://www.g-f-consulting.com/dandorihatibu/

目的

いきなり走り始めるのではなく、まずは立ち止まって戦略を練ることで、最終的な開発スピードを向上させる

背景

見積りや構想、戦略を事前に練ることなく、「とりあえずやってみる」ことが多く、目先の結果だけを追ってしまうという問題がプロジェクト内で発生していることに気づきました。
その時、ハッとリンカーンの言葉を思い出しました。
「もし木を切り倒すのに6時間与えられたら、私は最初の4時間を斧を研ぐのに費やすだろう」
現状は完全にいきなり木を切り始めている状態だなと考え、この考えをチーム全体に共有することにしました。ただ、これだと長くてキャッチーではないので、同じような意味の「段取り八分、仕事二分」というキャッチーな文言でマインドセットしていこうと考えました。

実際の具体的な取り組み

まずはプロジェクト方針に設定して、チーム全体に説明しました。
そのうえで、各自タスクに着手する前に、そのタスクの見積りと方針、戦略や進め方についてまず考えていただきました。そして、見積りと方針、戦略や進め方を一度レビューして方向性を摺り合わせた後に、実際に作業に入るというフローを徹底しました。
結果、「考えるタスク」と「手を動かすタスク」が疎結合になって、後は手を動かすだけという状態になり、手戻りが減ったため、開発スピードの改善に寄与しました。

まとめ

私のエンジニア人生5年の経験上、半分くらいの割合で、まず手を動かしたいという方がいらっしゃると思います。もちろん、状況によってはやってみなくては分からないということもあると思います。ただ、大切なのは、やってみてそのまま走り続けるのではなく、何か見えた段階で、一度立ち止まって、戦略を練ってから再度走り始めることが重要なのではないかなと考えています。是非、皆様のマネジメントの一助になれば幸いです。

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