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フロントエンドテックリードになって立てた10の方針「PDD(Purpose-Driven Development) 目的駆動開発」

2023/11/30に公開

はじめに

こんにちは!スタートアップで自社SaaS開発のフロントのテックリードをしている山ちゃんです!
今回のシリーズは私のチームで立てた方針を10回に分けて、ご紹介させていただきます!
ご参考になれば幸いです!

想定読者

  • チームリーダーになりたての方
  • チームリーダーになってみたい方
  • チームリーダーになって悩んでいる方

方針

「PDD(Purpose-Driven Development) 目的駆動開発」
DDDやTDDになぞらえて命名しました。

目的

まず第一に目的を意識することで、より良いプロダクトを目指すとともに、自分の頭で考えて、メンバーの自主性を高めます。

背景

最初の出発点としては設計層のメンバーが少なかったため、ある程度粗い設計で実装をする必要がありました。そのまま実装してしまうと、設計がミスっていればそのままバグに繋がってしまいます。
そこで考えたのがこのPDDの概念です。
まず一番初めに目的を考えてもらうことで(目的駆動)、メンバーに設計のミスの発見や、より良い設計の提案をしてもらうことが出来るのではないかと考えました。
また、実装者は往々にして言われたことを言われた通りにやるという行動になりがちなので、その体質も変えていく狙いがありました。

実際の具体的な取り組み

まずプロジェクト方針に記載し、その内容と意図を全体で説明致しました。
その後、仕様に関しての質問をする際には自分の意見を添えて質問してもらうルールを加えました。
もし、自分の意見がない場合には、「○○さんはどう思いますか?」と一度聞いた上で、仕様となぜその仕様になったのかの説明をしました。
こうすることで、チーム全体的に、徐々に自分の考えをもって業務を行えるようになっていきました。

まとめ

「前からそうだから」「上から言われたから」といった理由で業務が進むことがありましたが、この取り組みを始めてからは、チーム全体として思考が一歩深くなって、解像度が高くなりました。
皆様のマネジメントの一助になれれば幸いです。

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