新MacでLinuxシリーズ 目次

2024/05/16に公開

MacでLinuxを使おう!🍎

なぜMacでLinuxを使うの

「Linuxと言えばPCでしょ?それにMacならOSがUNIXじゃなかったっけ?」
 そんな風に思う人も多いでしょう。でもAppleシリコン(M1系CPU)を搭載した2020年以降のMacは本当に優秀。今では天才的な開発者のみなさまによって、ネイティブに(つまりMacOSなしに直接ハードウェアの上で)Linuxを動かすこともできます。確かにMacOSはUNIXです。が、UNIXとして使う、という点ではLinuxの方が文献や開設も豊富。Linuxを学ぶことでMacOSの使い方も変わるでしょう。
 実はLinuxの生みの親、LinusさんもMacは素晴らしいハードウェアだと言っており、現在ではMacで開発作業をしていると公言していました。
 それに、会社や学校の事情でMacを選んだ人もいるでしょうから、別にPCも買うなんてもったいない。MacでLinuxを使いたい人も多いです。

ちゃんと動くの

勿論ちゃんと動きます!
 PCに詳しい人なら、M1系はArmというアーキテクチャのCPUと知っていて、Linuxが動くのか不安になるかも知れません。しかしLinuxは昔から様々なアーキテクチャに対応していました。Intelだけでなく、PowerPCにもArmにも対応しています。
 更に詳しい人は、カーネルは動くだろうけど、アプリはどうなの?Armで動くアプリは少ないんじゃないの?という不安もあるかも知れません。大丈夫です。メジャーなディストリビューション(Linux環境)はArmに対応している物もあり、アプリライブラリもArm版が用意されています。Ubuntu, Fedora, KariなどがArmにも対応しています。

MacOSを消すのは不安

大丈夫です。今のMacは仮想環境に対応しています。MacOSの上で動く仮想マシン(ソフトウェアでエミュレートした仮想のMac)にLinuxをインストールできるのです。複数の仮想マシンを作ることもできますし、いつでもやり直せます。まずはそちらから試して、将来スピードが欲しくなったらネイティブに動作するLinuxを入れれば良いのです。

仮想マシンは遅いのでは

心配しないで大丈夫。M1系のMacは速いので仮想マシンでも十分滑らかに動きます。GPUのアクセラレーションも効きます。仮想マシンに割り当てるCPUコアの数は変えられますから、調整も可能です。

欠点はないの

あります。例えば、仮想マシンで動くLinuxの中に、さらに仮想マシンは作れません。また、グラフィック系のアプリは高度なものになると動かないものもあります。でも3DグラフィックアプリのBlenderなどは動きませんが、ゲームなど動くものも多数あります。

逆に仮想マシンだからこそのメリットも

MacOSの上で動きますから、MacOSと同時に使えます。ウィンドウ表示もできますし、全画面でもOK。
 更にMacOSとの間でコピペまでできます。相互にフォルダを覗くこともできます。

如何でしょう。魅力的だと思いませんか?
もし興味を持ったら、試すのは簡単。下記のリンクから進んで下さい。

記事一覧

現在の予定と既存の記事へのリンクです。

<VM版 Kubuntu24.04 インストール編> 2024年5月17日から毎日20時に公開予定✨

シリーズ タイトル 公開予定 修正
インストール VM版:Kubuntu24.04LTS ① Prologue 2024/05/17
VM版:Kubuntu24.04LTS ② Vertual Machine 2024/05/17
VM版:Kubuntu24.04LTS ③ Ubuntu Server 2024/05/18
VM版:Kubuntu24.04LTS ④ Kubuntu Package 2024/05/19
調整 VM版:Kubuntu24.04LTS ⑤ VM setting Parallels 2024/05/20
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑥ VM setting UTM 2024/05/21
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑦ Keyboard 2024/05/22
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑧ Network 2024/05/23
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑨ Adjustment 2024/05/24
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑩ Japanese Env 2024/05/25
VM版:Kubuntu24.04LTS ⑪ Boot 2024/05/26

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