XAMLにコメントを入れる
XAMLもれっきとしたソースファイルなので、コメントを入れて見やすくしましょう。
<!--
と-->
の範囲内がコメントになります。
コメントを入れてみましょう。
Label
のStyle
定義の上で、
<!
まで入力すれば候補の!--
が選択状態になるので、
TAB
で確定します。
ラベルの既定スタイル
と入力します。
ボタンのスタイルにもコメントを入れてみます。
他のところにもコメントを入れてみます。
#region
コメントを入れてみます。
StackPanel
の上で#region
と入力し、
TAB
を入力します。
コメント内容部分が選択状態になっているので左側
と入力します。
Enter
を押すと#endregion
の行頭にカーソルが移動します。
Alt
キーを押しながら↓
を押すと現在行の内容が1つ下に移動します。
Alt
キーを押しながら↓
を押し続けてStackPanel
の閉じタグの下まで#endregion
を移動してください。
(下まで行きすぎたらAlt
+ ↑
で上に移動します)
同様に子Grid
を#region
で囲って右側
とコメントを入れてください。
region
の範囲は行頭付近にある[-]
で折りたたむことができます。
通知画面の作成
時間が来た時に表示する画面を作ります。
ソリューションエクスプローラーでプロジェクトを右クリックし、
追加
> ウィンドウ (WPF)
を選択します。
NotifyWindow
と入力して追加
ボタンを押します。
↓↓↓↓↓
NotifyWindow
のTitle
を時間です
に、Topmost
をONにします。
半透明にするため、AllowsTransparency
をONにします。
こちらを先に設定すればWindowStyle
は連動してNone
になってくれるようです。
Background
のアルファ値を85
にします。
デザイナーでGrid
を右クリックし、レイアウトの種類の変更
> Viewbox
を選択します。
ツールボックスからTextBlock
をデザイナーのVewbox
にドラッグ&ドロップします。
TextBlock
の名前をMessage
に、Margin
を5
に設定します。
TextBlock
にd:Text="xx:xx になりました"
を追加します。
これはステップ5-1で出てきたd:ItemsSource
と同じく、d:
付きのプロパティ設定値はデザイン時のみ有効なダミーデータです。
本物のText
設定値は空にしておきましょう。
通知画面の処理
起動時の処理
NotifyWindow.xaml.cs
を開き、コンストラクタのInitializeComponent
呼び出しの後に以下の処理を書きます。
// ウィンドウ位置を左上に設定
Left = 0;
Top = 0;
// ウィンドウサイズをスクリーンサイズに設定
Width = SystemParameters.PrimaryScreenWidth;
Height = SystemParameters.PrimaryScreenHeight;
これでスクリーン全体を覆う半透明の通知画面が表示されるようになります。
画面を閉じる処理
マウスクリックで画面が閉じるようにします。
Window
のMouseDown
イベントハンドラを用意し、
以下を記述します。
Close();
キー操作でも画面が閉じるようにします。
KeyDown
イベントハンドラを追加し、以下を入力します。
// 「ESC」か「スペース」か「C」を押されたら終了
if (e.Key is
Key.Escape or
Key.Space or
Key.C)
{
Close();
}
これで通知画面のロジック部分も完成です。
一応ビルドしておきましょう。
メニューのビルド
> ソリューションのビルド
を実行します。
復習ポイント
- XAMLコメント、#region
- デザイン時のサンプルデータ表示