はじめに
本書はUnityのShaderGraph(シェーダーグラフ)を扱った書籍になります。
「ShaderGraphを使うと何ができるの?」
「ShaderGraphにはどんなノードがあるんだろう?」
といった悩みを抱える方々の、学習の一助となるような書籍を目指します。
本書の読み方
🍎がついたチャプターでは、ShaderGraphのノードを紹介し、ノードの利用例を解説します。
🍍がついたチャプターでは、ShaderGraphを用いた表現の実装例を紹介します。
🍇が付いたチャプターでは、ちょっとしたTipsを紹介しています。
ShaderGraphのノードについて知りたい方は🍎付きのチャプターからご覧ください。
具体的な表現例を知りたい方は🍍付きのチャプターからご覧ください。
本書の作例は🍍 レシピ一覧にまとめています。
ShaderGraphについて
ShaderGraphは、ノードを組み合わせてシェーダーを構築することができるツールです。
Unityの拡張機能として用意されています。
シェーダーを作るのに必要な知識
ShaderGraphを使って表現を実装するには、以下のような知識が必要になります
- ShaderGraphのノードの知識
- ノードの組み合わせ方で、どのような効果が得られるか知っている
- 数学の知識 (三角関数、内積など)
本書では、ShaderGraphのノードを紹介し、ノードを使った表現の実装例をを紹介していきます。
この本を読むと得られるもの
- ShaderGraphを使った表現の実装例
- ShaderGraphのノードの周辺知識
まとまった情報が少ない
ShaderGraphの機能は、Google検索ですぐにヒットしますが、
表現実装の日本語の情報はあまりヒットしません。
また、シェーダーを使った表現の作り方を調べようと思っても、どうやって調べればいいのか分からなかったりします。
本書では、ShaderGraphを使った表現の実装例や、よく使うノードを紹介します。
筆者について
環境
Unity 2020.2.0f1
Universal RP 10.2.2
注意事項
- この本は執筆中のため、内容が一部変更される可能性があります。
サンプルデータ
本書のシェーダーグラフの作例はGitHubにて公開中です。
- ホログラム表現
- 3Dスキャンライン表現
- 集中線エフェクト
- グラデーション付きHPゲージ
- 画面遷移表現
- 線のアニメーション
- ノイズを使った表現