Chapter 01無料公開

この本について

かもそば
かもそば
2022.06.02に更新

はじめに

本書はUnityのShaderGraph(シェーダーグラフ)を扱った書籍になります。

「ShaderGraphを使うと何ができるの?」
「ShaderGraphにはどんなノードがあるんだろう?」
といった悩みを抱える方々の、学習の一助となるような書籍を目指します。

本書の読み方

🍎がついたチャプターでは、ShaderGraphのノードを紹介し、ノードの利用例を解説します。
🍍がついたチャプターでは、ShaderGraphを用いた表現の実装例を紹介します。
🍇が付いたチャプターでは、ちょっとしたTipsを紹介しています。

ShaderGraphのノードについて知りたい方は🍎付きのチャプターからご覧ください。
具体的な表現例を知りたい方は🍍付きのチャプターからご覧ください。

本書の作例は🍍 レシピ一覧にまとめています。

ShaderGraphについて

ShaderGraphは、ノードを組み合わせてシェーダーを構築することができるツールです。
Unityの拡張機能として用意されています。

シェーダーを作るのに必要な知識

ShaderGraphを使って表現を実装するには、以下のような知識が必要になります

  • ShaderGraphのノードの知識
  • ノードの組み合わせ方で、どのような効果が得られるか知っている
  • 数学の知識 (三角関数、内積など)

本書では、ShaderGraphのノードを紹介し、ノードを使った表現の実装例をを紹介していきます。

この本を読むと得られるもの

  • ShaderGraphを使った表現の実装例
  • ShaderGraphのノードの周辺知識

まとまった情報が少ない

ShaderGraphの機能は、Google検索ですぐにヒットしますが、
表現実装の日本語の情報はあまりヒットしません。

また、シェーダーを使った表現の作り方を調べようと思っても、どうやって調べればいいのか分からなかったりします。

本書では、ShaderGraphを使った表現の実装例や、よく使うノードを紹介します。

筆者について

環境

Unity 2020.2.0f1
Universal RP 10.2.2

注意事項

  • この本は執筆中のため、内容が一部変更される可能性があります。

サンプルデータ

本書のシェーダーグラフの作例はGitHubにて公開中です。
https://github.com/rngtm/ShaderGraphCookBookSample

  • ホログラム表現
  • 3Dスキャンライン表現
  • 集中線エフェクト
  • グラデーション付きHPゲージ
  • 画面遷移表現
  • 線のアニメーション
  • ノイズを使った表現