管理しているネットワーク上のサーバーを使っているユーザーに関するレポートの説明です。誰が、どのサーバーに、どの端末(クライアント)からログインしているか集計したものです。
ユーザーレポート画面の表示方法
メニューの「レポート」ー「ユーザー分析」ー「ユーザー」をクリックすると表示できます。
ユーザーレポート画面
のような感じです。
①リスト
ユーザーのリストです。信用スコア、ユーザーID、ログイン先のサーバー、クライアントの数、回数、成功率、最初に発見した日時、最後に発見した日時、操作ボタンがあります。
②操作ボタン
左から<マップ>ボタン、<詳細>ボタン、<削除>ボタンです。
<マップ>ボタンは、マップ画面へ移動してサーバーを選択します。
<詳細>ボタンをクリックすると、
ユーザーがサーバーにログインしている状況を詳しく表示します。
<削除>ボタンをクリックすると
確認のダイアログを表示します。<削除>ボタンをクリックすれば削除できます。
③ディスプレーフィルター
リストの内容をユーザーID、サーバー名に入力した文字列を含むものでフィルター表示します。
④<グラフと集計>ボタン
クリックするとグラフと集計のメニューを表示します。
⑤<CSV>ボタン
リストの内容をCSVファイルに保存します。
⑥<EXCEL>ボタン
リストの内容をEXCELファイルに保存します。
⑦<再計算>ボタン
信用スコアを再計算します。
⑧<更新>ボタン
リストの内容を最新の情報に更新します。
サーバー別グラフ
ユーザーのログイン状況をサーバー別に集計したものです。
グラフ分析
ユーザーがどのクライアントからどのサーバーへログインしたかを分析するための画面です。力学モデル、円形、3Dの3種類の表示ができます。
白い円がサーバーです。青い円はログイン成功率が高いものを示しています。成功率が低いものは黄色や赤の円になります。円の大きさはログインの回数で変わります。
同じ情報を円形の配置にすることもできます。
どちらの表示でも円や線にマウスカーソルを合わせれば詳しい情報を見ることができます。
3Dグラフ
X軸にユーザーID、Y軸にクライアント、Z軸にサーバー、色で成功率を円のサイズでログイン回数を表した3Dグラフです。
たぶん、ログイン繰り返し失敗している端末やユーザーを見つけることができると思います。端末とユーザーの組み合わせで失敗している様子がわかりれば、不正なアクセスを見つけることができると思います。
ユーザーレポートの信用スコア計算方法
ユーザーレポートの信用スコアは次のような場合にペナルティーを増やして計算します。
- ログイン失敗が多い
- ログイン元のクライアントの数が多い
- ログイン元のクライアントが怪しい
ユーザーレポートを作成するためのポーリング
syslogからポーリングでユーザーID、クライアント、ログインの可否の情報を取得して作成します。
ポーリングの種別でSYSLOGを選択して、モードをuserにします。
フィルターにログの絞り込み条件を設定します。抽出パターンでユーザーIDなどの情報を抽出するパターンを選択します。OpenSSHのログに関しては組み込まれてるSSHのログインを選択すればよいです。