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ここ1年 RSGT2024とスクフェスに参加して

2024/12/10に公開

はじめに

こちらは「Regional Scrum Gathering Tokyo & Scrum Fest Advent Calendar 2024」の10日目の記事です。
https://adventar.org/calendars/10364

スクフェスには、昨年(2023年)の仙台から参加し出しました。オンラインで登壇させていただいたのもよい思い出です。
https://zenn.dev/warumonogakari/articles/da1f216c869a25

その前は 2019年に第1回スクフェス大阪に参加していました。
https://qiita.com/warumonogakari/items/70846c624df525e2a212
もう5年も前になるんですね。この頃はまだオンラインなんて考えられなかった。自分だけかもしれないけど、各地でスクフェスがほぼ毎月に1回のペースで開催されるのも当時ちょっと考えられなかった。

今年行ったところ・参加したところ

RSGT2024はオンラインチケット買って業務の合間に少しだけ参加することができました。
https://x.com/warumonogakari/status/1746930430409105740

それから
https://zenn.dev/warumonogakari/articles/95bc978d0da7bc

https://zenn.dev/warumonogakari/articles/9ca660a80dfaa4

https://zenn.dev/warumonogakari/articles/678f44eff4b83a

https://zenn.dev/warumonogakari/articles/a563af40e1aa43

https://zenn.dev/warumonogakari/articles/ce8bcb93e95b6c

いずれも現地参加です。
我ながら各地にいっぱい行きました。5年のブランクがあって最初はまごつくことが多かったけど、だんだん雰囲気がつかめてきました。はじめての方や、ずっとオンラインの知り合いだったけどリアルではお会いできなかった方、知り合いがどんどん増えてうれしかったなぁ😺
どこも空気感が違って面白かった一方、どこも共通するのは運営の方々・参加する方々、ホスピタリティがすごくあって、再びお会いした場合、親密さも増していったのもよかった。

参加したことで思い浮かべたこと

レジリエンスが凄かった

とくに金沢と三河は凄かった。金沢は若い人が頑張っていたし、三河では皆で避難したのがよい思い出です。避難したこと自体を楽しめた経験って、そうそうないんじゃないかなー。

第1回スクフェス大阪の頃に比べて泥臭い赤裸々な現場の事例がたくさん出てきた

https://speakerdeck.com/kakehashi/reviving-scrum-events
とか Hiroko Kizakiさんの「モノづくり品質珍道中」
https://bsky.app/profile/warumonogakari.bsky.social/post/3lalqzakloc2y
などなど。拾いきれてないだけで、他にもいっぱいあると思う。
自分がつよつよエンジニアではないだけに、こういった現場の泥臭い事例は心動かされるし、応援したくなるし、何よりも参考になる。ビデオを見返すことで新たな発見があるのも魅力です。

やっぱり自由になりたくなった

僭越ながら前年度に引き続きプロポーザルも書いて、ありがたいことに登壇の機会もいただきました。
https://bsky.app/profile/warumonogakari.bsky.social/post/3kscahv2yq627

ワークショップもやりました。楽しかったし、やったことであらためて勉強になりました。参加者の皆さん、どうもありがとうございます。
https://bsky.app/profile/warumonogakari.bsky.social/post/3l4bhzonxty25

登壇することで言語化して、今後のキャリアをまとめ社内で説明する上で役に立った。
https://x.com/warumonogakari/status/1834307034214502824

これ、思わぬことだったんだけど、ほんとやっておいてよかった。

ただ、去年も感じたけど、一個人の立場で、会社の事例にできるだけ触れずにメタファーだけで話をするのは正直難しかったです。何よりもわかりずらかったと思う。
後押しとは行かないまでも、無関心ではなく、制約があるにしろ、後で地雷が爆発することがないようにカジュアルに承認できるルートは欲しかった。

ということで

今の会社を離れることにしました

https://x.com/warumonogakari/status/1864875903102460218

実は、今の会社、あの野中先生の有名な論文 "The New New Product Development Game" にも取り上げられた開発組織の一つなんです。
https://hbr.org/1986/01/the-new-new-product-development-game
この論文の中の Type C と言われている開発の進め方をしていました。メカとハード、ソフトだけでなく、販社や商品企画・営業企画・品証・カスタマー部門、そして製造・工場と、まさにラクビーのいうスクラムを組んでボールを保持しながらモールで前に進む、そんな開発をしていました。
野中論文で取り上げられている会社の中でも一番小さな会社で、例えていうと、ビルの谷間のラーメン屋だったと思っています。なので、お客さん対応や協業さん相手にいろいろ辛いこともあったし、対応をめぐって社内で分断・孤立したこともあったから・・でも、いろいろ工夫して一体感を持てたときは楽しかった。

と同時に、限界も出てきてしまった。
一言でいうと、もともとビジネスモデルや開発スタイルに、アジャイルに進められる前提というか、方向性に限界があった。
組織が大きくなってくると、どうしても情報の流れが滞留しがちで、秘密という壁が発生しがちです。加えて専門性が高度化していき、そしてソフトだけが巨大化していった。そして、もともとアジャイルにできていたことも難しくなっていったんだと思っています。
ビルの谷間のラーメン屋が、いつしか高級ホテルのマナーを取り入れるようになってしまった。

この辺りは、会社を離れた今、一度頭を冷やし整理して話ができればと思っています。

医療・介護と製造業(特に郷里である愛知県)をよりよくしていきたい

ここで医療・介護がなぜ出てきたかというと、3年間まがりなりも父の介護をしてきたからです。
プレイベートでは医療・介護。お仕事では製造業。
まったく領域が違いますよね。
でも、ものごとの進め方やその課題という観点からみると、実は両者は驚くほど似ている。

  • 曰く、上下関係がきつい
  • 曰く、階層構造が深い
  • 曰く、分担ではなく分断

そして、困っているお客さんに対して、ややもすると立ちすくみがちなのもよく似ている。まるで歩き出すのに、右足が先か左足が先か躊躇していてちっとも進まない、そんな感じではないでしょうか。

そんな中、実践を通じて今の会社で学んだことが、父の介護の現場でも役に立った。まだ素朴理論 N=1 ではあるんですが、遠くフィンランドのオープンダイアローグにも偶然ですが進め方が似ている。

役に立ちそうな気がしているのです。少しずつ実験しては検証していきたい。うまくいったら、今後もスクフェスなど公の場で共有していきたい。

最後に。スクフェス三河の運営、参加したい〜というお気持ちを置いておきます😺

で、すでに、今年のスクフェス三河の最後の日、まつしゅーさんにはお話しましたが、運営に参加したいなぁというお気持ちがあります。
何をどこまでやれるか、自分自身、正直まだよくわかっていないですが、これも少しずつ自らの身を実験台として実験し検証していけたら思っています。そのためにまずは透明性の一歩として、お気持ちをおいておきます。
きっと、それが製造業(特に郷里である愛知県)をよりよくしていくことにつながっていくと信じているから。

以上、拙い文章ですが、最後まで読んでくれてありがとうございました。

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