この本では、Windows上で、WSLを使わないRustの環境構築を行う手順を書いていきます。
環境構築手順部分は無料で、投げ銭をいただけた場合のささやかなお礼用としておまけ部分を有料部分にしています。
また、
- Windows10 Home Edition以上であること
- GNU ABIは使わない(C++のビルドにはVisual Studio Build Toolsを使う)
を前提としています。
全体の流れとして、
- Visual Studio Build Toolsの導入
- Visual Studio Build Tools: Rustのコンパイルに必要なVisual C++のビルドツール群
- gitのインストール
- git: Rustのプロジェクトのバージョン管理に使われるツール
- rustupのインストールと設定
- rustup: rustのバージョンを管理してくれたり、アップデートしてくれたり、いろいろなツールチェーンを導入してくれるプログラム
- Visual Studio Codeと、そのRust用プラグインのインストール(rust-analyzer)
- コーディングをするエディタの役割を担う
- 最後に新しいRustのプロジェクトを作成して機能確認
- きちんと環境構築ができたかの確認も兼ねる
という5つの項目が達成されている状態となることを目標に、そこにたどり着くまでの手順を書いています。
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