【統計検定準1級】t分布
はじめに
この記事では、統計検定準1級取得に向けて学習したことをまとめていきます。
工学系の数学ではなく数理あるあるの、論述ゴリゴリな解答になっていると思いますのであらかじめご了承ください。
注意:さらに計算過程は数学文化の『省略の美』を無視してエレファントに書いています。
【リンク紹介】
・統計検定準1級のまとめ記事一覧
・これまで書いたシリーズ記事一覧
学習書籍について
この記事では「統計学実践ワークブック」を中心に、学んだことをまとめていきます。記事を読んで本格的に勉強してみたいなと思った方は、是非ご購入を検討なさってください。
参考書籍について
統計実践ワークブックは、大量の知識項目と問題が収められている反面、計算過程や知識背景が大きく省略されているため、知識体系をきちんと学ぶ参考書として東京大学から出版されている名著「統計学入門」を使っています。
※ワークブックとしては素晴らしい質だと思いますが、どうしてもその内容量とページ数の都合上、問題のない範囲で削除されているということです。人によっては1冊で問題ない方もおられると思いますが、私には無理でした。
t分布
確率変数
今、統計量
と定め、この確率密度関数
であるとき、この確率密度関数
ただし、
である。さらに、
ただし、
である。
t 分布に関する性質など
・
・確率変数
グラフの描画
コードはこちら
参考資料→Pythonで理解する統計解析の基礎
※参考にはしていますが表記は大分変更しています。
import numpy as np
import matplotlib.pyplot as plt
import japanize_matplotlib # グラフ上での日本語表示
from scipy import stats, integrate
from scipy.optimize import minimize_scalar # 関数の最小値を求める
# 表示桁数を小数点以下第3位に設定
%precision 3
# [Jupyter notebook only]
# グラフ表示を非インタラクティブモード(jupyter notebook内に表示)に設定
# インタラクティブモードだと別ウィンドウで表示される
%matplotlib inline
colors = ['#006C4F', '#ee7800', '#3155A6']
fig = plt.figure(figsize = (10, 6))
ax = fig.add_subplot(111)
# 0から20までのサンプルを500個生成
x = np.linspace(-5, 5, 500)
for n, ls, color in zip([3, 5, 10], linestyles, colors):
# 自由度nのt分布をインスタンス化
rv = stats.t(n)
ax.plot(x, rv.pdf(x),
label = f'自由度{n}のt分布',
ls = ls,
color = color
)
# 標準正規分布を比較用に描画
rv = stats.norm()
ax.plot(x, rv.pdf(x),
label = '標準正規分布N(0, 1)',
color = 'gray'
)
ax.legend()
plt.show()
t分布の期待値
t分布の分散
非心t分布
確率変数
今、確率変数
と定め、この確率密度関数を自由度
参考資料
- 日本統計学会(編集).日本統計学会認定 統計検定準1級対応 統計学実践ワークブック.学術図書出版社.2020
- 東京大学教養学部統計学教室.統計学入門(基礎統計学Ⅰ).東京大学出版会.1991
- 小寺 平治.新統計入門.裳華房.1996
- 稲垣 宣生, 山根 芳知, 吉田 光雄.統計学入門.裳華房.1992
- 長瀬道弘・芦野隆一.微分積分概説.サイエンス社.2007
- 加藤文元.チャート式シリーズ 大学教養 微分積分.数研出版.2024
ご協力のほどよろしくお願いします。
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