コーポレートエンジニアとして2024年やったこと
2024年、体制やスタンスにも変化があった年だったが、その都度その都度必要なツールを独自に内製した。その開発系を振り返る。
問い合わせのチケットシステムを開発
まず体制が変わったこともあり、問い合わせを一括管理することにした。問い合わせはslackで受けていて、特にチケット管理システムで管理していなかった。Notionを導入していたので、slackでリアクションを押したらNotionに格納されるようにした。
後はそのNotionに
- 優先度
- ステータス(未対応、対応中...)
などをプロパティを追加して、内容部分に - slackリンク
- 調査資料
などを添付した。Notionの検索で問い合わせが大量にhitするという副作用があったものの、頭文字に問い合わせとわかる文言を記載しているので作用は少ないと思う。
なにより、以前はslackの下書きをつかって問い合わせを管理していたが、催促をいただくことも多かった。対応速度はあまり変わっていないと思うが、催促連絡が格段に減った。思わぬ誤算で、以下の本が主張している「責任=応答」ということが噛んでいるかもしれない。
2024/12/27現在で484件の問い合わせに対応した(3月中旬から運用したので8.5ヶ月くらい)。こうした数字を可視化できるのもいいな。
人や部署をチームとして捉え直す権限管理表を開発
この人にはこの権限を...このチームはこうなっているというのが煩雑だったので、一旦人や部署をチームとして捉え直すツールを開発した。
- SmartHRの情報からチーム表を作成
- チームを元にSaaSの権限を設定
となる。
なお、権限更新まわりはこちらも使用している。
これは徐々に力を見せ始め、認識すり合わせの際はこのツールのチーム管理表をとにかく共有し、関係者がこの表をもとに議論するようになった。これでふわふわしていた<職場の霧>が少し晴れたと思う。
後は、不適切な権限(アカウントが作られていないなどの場合も含む)の場合slackにアラートが飛んでくるようにした。
kintoneで準パスワードマネージャーを開発
本当はパスワードマネージャーを導入できれば良かったが、kintoneで凌ぐことにした。spreadsheetやslackDMよりはましだろう。使用者の感触はいいようだ。
kintoneでjavaScriptを用いた複雑なワークフローを開発
とにかく複雑なワークフローがあって、アプリを分けようかと思ったが、javaScriptを使用してワークフローを実装した。固定長のキーワードをjavaScriptに作成させて、そのキーワードに沿って承認プロセスを設定している。
アカウント管理SaaS「bundle」の最大限利活用
bundle自体は去年も入れていたものの、フル活用することにした。
- アカウントの掃除
- オートメーションの設定
- corpIT管轄のアプリでbundleで自動で取り込めないものを、CSVでbundleに取り込ませる
を行い、3についてはCSVの変換シートを作成した。
また、他部署にもbundleアカウントを配布したことで棚卸し用途で簡略化ができた。
bundleはめちゃくちゃ気に入っている。
クラウドサインの契約書バックアップツールの開発
クラウドサインの情報をバックアップしたいということで、バックアップツールを作成した。
PCを寄贈
PCを寄贈した。これもやってよかったな〜。社会に対していいことをしたと思う。
Notionページ構造整理
Notionを各部が手探りで使用している状態だったので、共通的なページをまとめた。
あとtopページにアプリのアイコンをつけた。やっつけ仕事だけどまぁまぁ便利なんじゃないかなと思っている。
Notionで社内お知らせ配信ツールを開発
Notionでお知らせをslackに通知するツールを開発した。マークダウンや画像にも対応できるのでNotionにして良かった。
なお、お知らせのスタイルは以下記事を参考に、
- 何が起こりますか?
- 対象者は誰ですか?
- 何をしなければなりませんか?
- FAQ
のレイアウトにしている。よくお知らせを配信した後に、FAQを追記しているがそれも便利。
また、チェックを押した人はTOPページからお知らせレコードが消えるようにした。「確認したらチェック押してね」のような感じ。
まとめ
既存SaaSや、無料で使用できる範囲でなんとかなったことが多かった年だった。だけど2023年に思いついても良かったなとは思う。SaaSを応用的に使用できるようになっていきたい。
zennのRecepは30記事だった。来年もしっかり技術ブログ書いていきたいな
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