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AIエージェント向けインフラサービスいろいろ

kun432kun432

以下の記事が面白かった。

https://www.madrona.com/the-rise-of-ai-agent-infrastructure/

ざっくりまとめ

  • GenAIアプリの普及は加速しているが、多くは既存のプラットフォームインフラスタックに乗っている
  • AIエージェントへの注目が高まると同時に、求められるインフラのあり方も変わる

という話。

ここでいう「インフラ」というのは、AWSとかAzureとかオンプレみたいな言葉通りの意味ではなく、AIエージェントの「開発」「運用」に必要な「機能」という意味合いのように思える。

これまでのAIエージェントインフラ


referred from https://www.madrona.com/the-rise-of-ai-agent-infrastructure/

増えつつあるAIエージェントインフラ


referred from https://www.madrona.com/the-rise-of-ai-agent-infrastructure/

知らないものがたくさんある。。。

どういうものがあるのかを見ていきたい。試せるものは試してみたい。

kun432kun432

上の図の「下」から見ていくほうがなんとなくわかりやすそうな気がしたので順番に見ていく。

クラウドサービスで提供されているものなんかはすぐに試せないものもあるので、YouTubeに公開されている動画などもあわせて紹介。

PLATFORM

Agent hosting

作成したエージェントを公開するためのホスティングサービス。エージェントそのものもあれば、エージェントの一部というものもある。

LangServe

https://python.langchain.com/v0.2/docs/langserve/

https://github.com/langchain-ai/langserve

LangServeは2つの意味がある。

  • LangChainで作ったアプリをAPI化するためのライブラリ
  • 上記を使ったホスティングサービス(今後提供予定らしい)

どちらもLangChainによる提供。自分はLangServeを使ったことがないのであまりよくわかってないのだけども、どちらにせよ作成したエージェントの公開が目的になる。

とりあえずLangServe~~触ったことないので一度触ってみる予定。~~試してみた。

https://zenn.dev/kun432/scraps/c01e5a0c84b558

E2B

https://e2b.dev/

E2Bはサンドボックス環境、具体的にはCode Interpreterで使用するコード実行環境を用意してくれるサービス。

エージェントにコードを実行させる場合、ローカルでやってしまうと環境が維持できなくなる。そこで、Dockerのようなコンテナを用意して、ライブラリ等の環境を構築して、コードを実行して、要らなくなったら消す、ということがシンプルにできるホスティング+インタフェースが必要になる。

以前どっかで聞いたことあるなと思っていたのだけど、ChatGPTのCode Interpreterは正攻法だとライブラリのインストールとか外部への通信ができないので、そういうができる環境を使えるプラグインが提供されていた。E2Bはこれの開発元。

https://x.com/mlejva/status/1685743160331210753

SDKが用意されていて簡単にサンドボックスの作成・削除ができる。

https://github.com/e2b-dev/E2B

またこれらを使ったCode Intepreterを実現するためのSDKも用意されている。サンプルも色々用意されている。

https://github.com/e2b-dev/code-interpreter

これらはE2Bのクラウドサービス利用が前提となっているが、一応全てセルフで動かすためのインフラ構築用レポジトリも公開されている。GCPでやっている様子。

https://github.com/e2b-dev/infra

griptape

https://www.griptape.ai/

https://github.com/griptape-ai/griptape

griptapeは、オープンソースのLLMエージェント・ワークフロー向けフレームワーク。なので、このあとのフレームワークやオーケストレーションの項にもリストアップされているのだけども、作成したアプリケーションをデプロイできるクラウドサービスも用意している、ということで、ここにも挙がっている様子。

クラウドサービスとしては、完全従量制っぽい。

https://www.griptape.ai/cloud

アカウント作ってみたのだけども、支払い設定が必須みたいで、それをしないと先に進めなかった。

フレームワークとしては結構できることの幅は広そうで、ちょっと気になっているので以下で試してみる予定。

https://zenn.dev/kun432/scraps/10e380837199e1

Ollama

https://www.ollama.com/

https://github.com/ollama/ollama

Ollamaは、いわゆるローカルモデルを簡単に動かすためのツール。ローカルモデルには多数の種類があり、これらを手軽に利用できる。

エージェントという観点だと、基本的に高いモデル性能が求められると思うので、ローカルモデルではどうか?という気はするのだけども、コード生成といった特定の領域に特化したものや、独自にチューニングしたものなどを利用するなど、エージェントに与える1つのツール的な利用では使えそうな気もする。

試してみた。

https://zenn.dev/kun432/scraps/d3774fb69c0548

https://zenn.dev/kun432/scraps/de95bdf4c6fc63


Framework

LangChainやLlamaIndexに代表される、LLMアプリ・エージェント作成用フレームワーク。当然ながらエージェント向け、というところがキーになる。

LangChain

https://www.langchain.com/

https://github.com/langchain-ai/langchain

言うまでもないので省略。

LlamaIndex

https://www.llamaindex.ai/

https://github.com/run-llama/llama_index

言うまでもないので省略。

Semantic Kernel

https://learn.microsoft.com/en-us/semantic-kernel/overview/?tabs=Csharp

https://github.com/microsoft/semantic-kernel

マイクロソフトが公開しているオープンソースのフレームワーク。最初に公開された時に少しだけ見てみたけど、今はだいぶ変わっている様子。以下の記事。

https://zenn.dev/microsoft/articles/semantic-kernel-v1-004

Semantic Kernel とは Microsoft の提唱する Copilot Stack の AI orchestration 部分を作成するために作られたライブラリです。

個人的な主観になりますが Semantic Kernel の使い方には、以下のような 3 通りの使い方があります。

  1. 簡易的に OpenAI の API を呼び出すために使う
  2. テンプレート エンジンを兼ね備えた OpenAI を呼び出すための便利ライブラリとして使う
  3. プラグインを使って AI にある程度自発的に問題解決をしてもらうエージェントっぽく使う

下に行くほど、Semantic Kernel の機能を使いこなしていると思います。ただ、1 の使い方だけでも地味に便利ではあるので、まずは 1 から始めてみましょう。

というところでエージェント向けの機能が強化されているのだろうと思われる。

griptape

"Agent hosting"でも出てきたので省略。


Agent Evaluation

エージェント専用の評価ツール。LLMの評価ツールは色々増えてきた感はあるが、エージェントの場合は、LLMとのインタラクションが増えて、何を持ってセッションとするのか、みたいなところも含めて複雑になるのではないかと思う。

AgentOps

https://www.agentops.ai/

https://github.com/AgentOps-AI/agentops

エージェント向け評価ツールを提供するクラウドサービス。簡単にインテグレーションできて、エージェントの複雑なセッションの内容をドリルダウンできたり、それをステップバイステップでリプレイできたりするらしい。

以前にcrewAIを試してみたときに、AgentOpsを(試験的?に)サポートしているようなので、少し試してみたけど、うまくいかなかった。どっちの問題なのかはちょっとわからないが、リプレイってのはちょっと良さそうに思える。

https://www.youtube.com/watch?v=1laDZLfe5rY

context

https://context.ai/

ロギングとかトレースとかというよりは、ユーザの入力内容やAIのレスポンスのテキストを解釈して、ユーザの意図をカテゴライズしてどういう内容が多いのか、AIが適切な回答をしているのか、ユーザがそれに対して不満を感じていないか、などを評価するサービスのように思える。どっちかというとフィードバック的な意味合いが強い感がある。

なるほど、"context"というのはそういうことね。テキストの解釈にもLLMが使用されている様子。これちょっとおもしろい。

動画がわかりやすい。

https://www.youtube.com/watch?v=BdUrj4geT5s

試した。

https://zenn.dev/kun432/scraps/8e4be53be69560

LangSmith

https://www.langchain.com/langsmith

LangChainが提供しているLLMアプリ向けモニタリング・トレーシングのクラウドサービス。LangChainで作成したアプリケーションだと、環境変数を指定するだけで簡単にインテグレーションできる、そして開発元が提供しているってのが最大の強み。

その点で考えるならば、実際には試してないけど、エージェントにも対応しているのだろうと推測。

Braintrust

これ図中のアイコンを見る限りはこのサービスだと思うのだけども、

https://www.usebraintrust.com/

どうやらAIを使った人材リクルートのマッチングサービスのように思えて「評価ツール」的な情報とリンクしない。

で調べてみたら、同名で評価ツールを提供しているところがあった。

https://www.braintrust.dev/

ロゴが違うのでおそらく図が間違っているのではないかな?と思うのだけども、この2社の関連性までは調べていないので知らない。

ドキュメントを雑に見てみた感じだと、エージェントという観点で特化したような情報は見つけられなかった(探し方が足りない可能性はある)。トレーシングの単位は細かく設定できるようなのでまあできるのだろうとは思う。使い方としてはSDKでラップするか、LiteLLM的なAPIプロキシを提供しているのでそれを通すという感じ。

https://www.youtube.com/watch?v=eS-1DsUR2ew

Langfuse

https://langfuse.com/

https://github.com/langfuse/langfuse

オープンソースのLLMアプリのモニタリング・トレーシングツール。クラウドサービスも提供している。エージェントでは試していないが、以前に試してみた限りではとても機能豊富で使いやすいと感じた。

https://zenn.dev/kun432/scraps/e91c0d22ae1d99

https://www.youtube.com/watch?v=cv8Obogy7Sw

WHYLABS

https://whylabs.ai/

見てみた感じ、LLMエージェント専用というよりも、MLOps全般のモニタリングサービスというように思える。なので監視みたいなこともできるようだし、ダッシュボードも非常に高機能な様子。その意味ではエージェントみたいなユースケースにも対応できるのだろうと推測する。

https://www.youtube.com/watch?v=NIpeLb33jrQ


Developer Tools

エージェントを開発するためのツールという面と、開発ツールにエージェントが使用されているという面の両方がありそう。

morph(a.k.a Rift?)

https://github.com/morph-labs/rift

オープンソースのGithub Copilotという感じ。チャットもできるし、コードの自動生成・修正なんかもできる。ただ更新が止まっている感がある。。。。

https://www.youtube.com/watch?v=XY4tSmUDHpA

Flowplay AI

https://flowplay.ai/

エージェント開発のためのクラウドIDEサービスという感じ。クローズドβなので試せないけども、ワークフローを作成・設定・チャットで確認、みたいな感じに見える。簡単にデプロイできるクラウドサービスも提供されているっぽい。

https://www.youtube.com/watch?v=IjU0KXLRN60

WORDWARE

https://www.wordware.ai/

プロンプトを簡単に作れるIDEを提供するクラウドサービス。プロンプトのシンプルなテンプレーティングはもちろん、If〜Elseのような分岐処理や、イテレーションなどのロジカルな処理を、Notionっぽいシンプルなエディターで書いて、APIから呼び出せる様子。

https://www.youtube.com/watch?v=Xt0CkylsWgE

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MEMORY

ここでいうメモリーは、会話履歴だけでなく、RAGで使うようなコンテキストも含まれる。
エージェントに複数のタスクを行わせる場合、コンテキストや会話履歴を共有メモリとして持たせることが重要になる。さらにそれらを進めて、ユーザごとによりパーソナライズな形で提供するというようなものも増えている。

Personalization

WhyHowAI

https://www.whyhow.ai/

細かいカスタマイズが可能なナレッジグラフで、RAGのコンテキストデータを提供するというサービス。
複数の小さなナレッジグラフを組み合わせたり、ルールベースでretrievalにルールを設けたり、ナレッジグラフとベクトル検索のハイブリッド検索などがAPI経由で利用できるように見える。

クローズドβのみ。

https://www.youtube.com/watch?v=NfqFjObuGbw

cognee

https://www.cognee.ai/

https://github.com/topoteretes/cognee

こちらもナレッジグラフを使った、オープンソースのretrievalライブラリ。ナレッジグラフって個人的にはシンプルなクエリだとうまくいかず、マルチホップとかの複雑なクエリの場合に向いているという印象がある。そういう意味では複雑な処理を行うエージェントには向いているのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=BDFt4xVPmro

Graphlit

https://www.graphlit.com/

https://docs.graphlit.dev/

RAGのコンテキスト向けETLサービスって感じかな?retrieval+generationをGraphQLのAPIで提供しているのでGraphlitってことっぽい。ドキュメントにもあるけど"RAG-as-a-Service"と言えるのかもしれない。

https://www.youtube.com/watch?v=5C_ltw-Ja_8

LangMem

https://langchain-ai.github.io/long-term-memory/

LangChainが提供しているサービス(ただしベータ的な感じっぽい)。
LangChainの標準的な会話履歴用メモリを短期記憶として使用するのにくわえて、LangMemを使うと長期記憶的な使い方ができるというもの。

で調べてみたら、どっかのハッカソン向けに自分で再実装した人がいた。MongoDB Atlras使ってる。

https://github.com/swyxio/openlangmem

MemGPT

https://github.com/cpacker/MemGPT

オープンソースのメモリライブラリ。会話のインタラクションから、ユーザの情報を複数あるメモリを使いわけて、短期・長期記憶を実現するというもの。意図的にこの情報をのこす、みたいなことを意識しなくても自動でやってくれるってのがまたエージェント的だった印象。

以前試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/041daa07a13393


Storage

メモリを保存するための、いわゆるベクトルストア。ここは過去に色々記事を書いたりしているので詳細は割愛。

https://zenn.dev/kun432/articles/20230921-vector-databases-jp-part-1

Pinecone

https://www.pinecone.io/

Serverlessが出来たのでコスト的にも試しやすくなった。

https://zenn.dev/kun432/scraps/7d985d8691105e

Weaviate

https://weaviate.io/

https://github.com/weaviate/weaviate

Weaviateはいろんな機能を一通り試した記事を書いているのでそちらもどうぞ(全12回)

https://zenn.dev/kun432/scraps/7b9bf82f08c0ef

Chroma

https://www.trychroma.com/

https://github.com/chroma-core/chroma

MongoDB

https://www.mongodb.com/ja-jp

https://github.com/mongodb/mongo

https://www.mongodb.com/products/platform/atlas-vector-search


Context

Unstructured

https://unstructured.io/

https://github.com/Unstructured-IO

PDFやOffice系ドキュメント、画像など、あらゆる非構造化データを読み込んで使えるようにするというオープンソースのライブラリ。

非常に多くのフォーマットに対応していると同時に、LangChainやLlamaIndexなどの主要なフレームワークでもインテグレーションされている。

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PLANNING AND ORCHESTRATION

エージェントのキモだと思う、タスクプランニングやオーケストレーション。主にフレームワーク周りのサービスやツールが多い。

Persistence

いわゆるタスクキュー関連のサービスやツール。エージェントのタスクやワークフローにおいて、ツールの実行状況やステート管理を容易にするもの。ここは試してみないと細かい差がわからなそうなので割愛。

Ingeest

https://www.inngest.com/

https://github.com/inngest/inngest

hatchet

https://hatchet.run/

https://github.com/hatchet-dev/hatchet

Trigger.dev

https://trigger.dev/

https://github.com/triggerdotdev/trigger.dev

Temporal

https://temporal.io/

https://github.com/temporalio/temporal


Orchestration

オーケストレーションというかフレームワークかな

DSPy

https://dspy-docs.vercel.app/

https://github.com/stanfordnlp/dspy

DSPyについては、自分はプロンプトを自動で改善するフレームワークという認識なのだけども、自動で試行錯誤をするという点においてはエージェント的なのかもしれない。

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/b2d0fdc1ebc40f

AutoGen

https://microsoft.github.io/autogen/

https://github.com/microsoft/autogen

マイクロソフトが公開しているマルチエージェント用フレームワーク。ステートマシンで実装されることが多いと思うのだけども、これをエージェント間会話でやりとりするという、直感的な仕組みになっているのが特徴。

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/5c647fa829eb9a

griptape

"PLATFORM - Agent hosting"でも出てきたので省略。

Sema4.ai

https://sema4.ai/

AIエージェントを作成できるクラウドサービスというところ?どうもLangChainとOllamaを使って作られているらしい。

実際に動いている動画
https://www.youtube.com/watch?v=Xi-PQZXrNIw

LangGraph

https://python.langchain.com/v0.1/docs/langgraph/

https://github.com/langchain-ai/langgraph

LangChainが提供しているエージェント用フレームワーク。ステートマシンやグラフを使って状態・処理の流れを定義する。DAGと違ってループやイテレーションができるというのがLCELとの違い。

試した記事。
https://zenn.dev/kun432/scraps/7ea614c804cfe7

crewAI

https://www.crewai.com/

https://github.com/joaomdmoura/crewAI

オープンソースのマルチエージェントフレームワーク。複数の異なる個性を持つエージェントを組織構造的に配置して、タスクの分散実行、結果の集約などを行う。

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/a33a26c8e32895

fixpoint

https://fixpoint.co/

マルチエージェントが作成できるサービス?Waitlistのみで、ちょっと情報がない。。。

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Action

エージェントの実際のアクションに関連するもの。ツールの実行に直接関わるものから、エージェントのフロントエンドなども。

Presentation

いわゆる見せ方の部分。

Agentlabs

https://www.agentlabs.dev/

https://github.com/agentlabs-inc/agentlabs

自分で作成したエージェントに、チャットUIのフロントエンドを認証付きで提供するというオープンソースのライブラリ。クラウドサービス提供とセルフホストの両方が可能。

https://www.youtube.com/watch?v=4ZKCkMv1x7E


Tool Usage

Tool/Function Callingに対応したモデルやフレームワーク。ここは詳細割愛。

OpenAI

https://platform.openai.com/docs/guides/function-calling

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/28f72c1b6c476d

ANTHROP\C

https://docs.anthropic.com/en/docs/tool-use

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/42805d15c86c19

cohere

https://docs.cohere.com/docs/tools

試した記事
https://zenn.dev/kun432/scraps/f784016246ff40

https://zenn.dev/kun432/scraps/18d2b102faea9b

LangChain

https://python.langchain.com/v0.1/docs/modules/model_io/chat/function_calling/


Auth

認証に関連するサービスやツール。

ANON

https://www.anon.com/

ユーザの認証が必要なツールの場合、エージェント実行時にユーザの認証情報の入力プロセスをシームレスに組み込む、ようなサービスのように思える。見た感じ、認証部分はChrome拡張で行っていて、インテグレーションは公式にサポートしたものに限られる様子。

Mindware

https://www.mindware.co/

対応している外部サービスのAPI認証情報を登録しておけば、API経由でツール呼び出しができるというものに思える。プライベートなAPIなどもできる様子。ただ、対応しているサービスは一部のみしか書かれておらず全サービスのリストは見つからなかった。

今のところはChatGPTプラグイン+AutoGPTのみに対応していて、AutoGenにも対応予定の様子。

Statics AI

https://www.statics.ai/

これは全く情報が見当たらない。。。

Clerk

https://clerk.com/

LLMアプリケーションに限らず、ユーザ認証とユーザ管理機能を提供するサービス。ボットや悪用などのセキュリティ的な対策に力を入れているような印象を持った。


Agent as a Service - UI Automation

UIを自動的に操作するようなサービス、になるのかな?具体的にはブラウザの自動操作的なイメージ。

TINY FISH

https://www.tinyfish.io/

waitlistのみとなっており、詳細がよくわからないのだけども、AgentQLという、Webサイトをシンプルなクエリで参照・ヘッドレスブラウザとして操作するようなライブラリをオープンソースで公開している。

https://github.com/tinyfish-io/fish-tank

https://docs.agentql.com/

Reworked

https://reworkd.ai/

こちらもwaitlistのみ。こちらもWebのデータを収集するというのがウリ。GitHubを見るといくつかのライブラリと実装サンプルがある様子。

https://github.com/reworkd/

basepilot

https://www.basepilot.com/

エージェント的なワークフローを定義してそれをブラウザ内で実行する、というようなものに思える。以下のサンプルでは

サンプルとしてLinkedInでリクルートしたい人を探して、HubSpotに登録する、というようなフローが紹介されている

https://www.youtube.com/watch?v=TxvHeF--NU4

Superagent

https://superagent.sh/

https://github.com/superagent-ai/superagent

ドキュメント等を見る限り、オープンソースのエージェント用フレームワークのように思える。デモには何らかのUIがついているみたいなんだけど、UI周りの情報は探せなかった。クラウドサービスも提供していて、フレームワークとしては一通りの機能はほぼカバーされているように思える。・

ちょっと面白いなと思ったのはエージェントの各種設定をYAMLっぽいマークアップで定義できるところ。

https://docs.superagent.sh/overview/saml/intro

Browse AI

https://www.browse.ai/

Webのデータを収集するためのスクレイピングをサービスとして提供している様子。インテグレーションされているデータ収集先が非常に多いように思える。

https://www.youtube.com/watch?v=13jp3m1JUAs

Induced

https://www.induced.ai/

同じく、Webのデータを収集するためのスクレイピングサービス。ノーコードで、実際のブラウザ操作を記録して、あとで呼び出して使えたりするみたい。

Firecrawl

https://www.firecrawl.dev/

Webサイトをクロールして、JSONやMarkdownなどLLMで使いやすいデータに変換するサービス。

オフィシャルではないけども以下で紹介されている。

https://www.youtube.com/watch?v=fDSM7chMo5E

Jina.aiのReader APIと似たような感じかな?

https://zenn.dev/kun432/scraps/feec7e2370450c


Aget as a Service - Tool Selection

Tool/Funtion Callingをより使いやすくするようなサービス。

NPi AI

https://www.npi.ai/

https://github.com/npi-ai/npi

Tool useをAPIで提供するオープンソースのライブラリ。例えば、GitHubやGmail、Slackなど、サポートしているツールに対して、Tool/Function Callingなどを設定しなくても、シンプルに自然言語で使えるというものみたい。

以下にサンプルがあって、GitHubのレポジトリのissueにコメント書いたり、スターつけたり、forkしたり、などの例がある。

https://github.com/npi-ai/npi

Imprompt

https://www.imprompt.ai/

いろいろなAPIをImpromptのサーバを介してアクセスすることで、自然言語とAPIの変換を行ってくれるというものみたい。


Browser Infrastruture

UI Automationはブラウザの操作、でこちらはそのブラウザ実行インフラ環境を提供してAPIでアクセスできる、というようなサービス。ここも詳細は割愛。

Browserbase

https://www.browserbase.com/

browserless

https://www.browserless.io/

https://github.com/browserless/browserless

そういえばこれだけは昔試したことがあった。

https://zenn.dev/kun432/scraps/b5cf6362757326

APIFY

https://apify.com/

https://github.com/apify

Cloudflare

https://developers.cloudflare.com/browser-rendering/

brightdata

https://brightdata.com/

https://github.com/luminati-io

platform.sh

https://platform.sh/blog/off-with-its-head-headless-chrome-as-a-service/


kun432kun432

APPS

エージェントなアプリ。ざっくり以下の2つのパターンがあるように思える。

  1. エージェントを作成・利用できるプラットフォーム
  2. 何かしらのドメインや業務等に特化したエージェント的なアプリケーション

リストアップされているものは1に相当する汎用的なプラットフォームが多い印象、なのでこちらは割愛して、2の方については少しコメントを記載する。

Agentic Applications

airops

https://www.airops.com/

Cognition

https://www.cognition.ai/

DUST

https://dust.tt/

Gradial

https://gradial.com/

マーケティング業務に特化したエージェントを提供するサービス。コンテンツ作成や解析、マーケティングキャンペーンの管理などを行えるらしい。

Cognosys

https://www.cognosys.ai/

FIXIE

https://fixie.ai/

人間と同じような自然なコミュニケーションというのを目指したエージェントを提供しているのかな?そのテーマに沿って、エージェント以外にも以下のようなサービスやライブラリを提供しているっぽい。

マルチモーダルモデル
https://github.com/fixie-ai/ultravox

仮想世界で複数のエージェントが生活するアプリ
https://www.ai.town/

continua

https://www.continua.ai/

ちょっと情報がなくてわからないけども、パーソナルなエージェント作成プラットフォーム?なのかな?

MultiOn

https://www.multion.ai/

tektonic ai

https://www.tektonic.ai/

セールス・レベニュー業務に特化したエージェントを提供している。

Perplexity

https://www.perplexity.ai/

Perplexityあまり使っていないのだけども、より検索・収集に特化したChatGPTという印象がある。

Ema

https://www.ema.co/

Matrices

https://matrices.app/

スプレッドシートに自然言語でクエリを行うと、行・列・タイトルなどから推測して、様々な情報を収集してデータを埋めてくれるというもの。トップページのイメージを見るのがわかりやすい。実際にはこの裏でエージェントが複数動作して、Web検索などを行って、データを入力するらしい。

kun432kun432

まとめ

色々なサービスやツールが紹介されていてとても興味深い内容だった。個人的には、エージェントを構築できるプラットフォームが既に多数あるということに驚いた。頑張ってキャッチアップしていかないと。

いくつかOSSで利用できるものもあったので少し試してみる予定。

このスクラップは4ヶ月前にクローズされました