2020年をふりかえる
はじめに。2020年のやったこと
昨年と同様、twilogをつかってこの一年間何があったか思い出してふりかえります。
ちなみに、月別のツイート数はこんな感じ。
1月と8~9月ツイートが増えているのは、NGK2020S・8月EM_NAGOYA後CEO_FMにでた、Management 3.0 Japan Conference といったイベントでツイートしているからかな。
1月
- 宮古島にいった。
- 留守番していたニャンズのみなさんのうち、おねえさん急性胃腸障害になる。妻ともども反省する。
- アジャイルコーチとマネジャーの関係性について考えた、このあたりから悪循環・パラドックスについて考え始めた。
- NGK2020Sにでた。
2月
なんて言っていたんだなぁと感心。
- ブリーフセラピー資格試験合格した。
- NVCに興味をもったけど、その後完全に忘却していた (^^;;; おもしろそうだからまた何かの機会で学んでみたいな。
3月
- マスクない騒ぎ。薬局開店1時間前並んだりしてみたなぁ。
- このころから楽しみにしていたセミナーがバタバタと中止。本当にあれよあれよだった。
- 3月EM_NAGOYA オフライン開催 中止にするか相当悩んだけどやって本当によかった。
- シビックテックを知る。シビックテックにはいろんな可能性を感じますね。
4-5月
- おずおずとトライアルだった会社の在宅勤務が本格化。
- 愛知県 新型コロナウイルス感染症対策サイトに参加。
- 5月EM_NAGOYA 初のオンライン 進行がうまくできず参加者の皆さんにご迷惑をかけてしまう。本当に申し訳なかった、すみません。
6-7月
- おねえさん(猫)抜歯手術。その後本当に元気になってよかった。
- 厚生労働省アプリで残念な気持ちになる。厚生労働省アプリ、結局どのくらい使われているのだろう?
8月
- 8月EM_NAGOYA 2回目のオンライン 参加者の皆さんのおかげですごくうまくいった。うう、ありがとう!
- 言語化されにくい役割?スキル?が話題になり興味をひく。
- ストレングストークに興味をもつ。
9月
- CEO_FMにでた。竹馬さん、本当にありがとう!
- Management 3.0 Japan Conference に参加した。オンライン越しだったけど懐かしい人々の顔をみかけてうれしかった。
- 技術書典(オンライン)で本を買い込む。まだ斜め読みの本が大半なので冬休みに読むのが楽しみ。
10月
- やっと 「ナラティヴ・アプローチ」実践講座をうけてきた のブログ記事かいた。これむきあうのに本当に苦労したなぁ。おかげでダイアローグってなにか、考えが深まった。
- 10月EM_NAGOYA ストレングストークの実験をした。自分の力不足でイマイチな実験結果だった。これもすみませんでした。
- 会社で、中断していた チームのふりかえり再開。teamsならではのやり方で結構工夫できてきた。最近は参加者の一員として楽しんでやっている。
11月
- ピア・メディエーションを知る。
- 久しぶりにミシン使って、猫さんのベッドを修理する。
- 自分のキャリアのリファクタリングという単語が思い浮かんで、やろうとなる。
- 母再び入院。幸い1週間ほどで退院できてよかった。
12月
- そして、今12月。アドベントカレンダーの記事をかくのに、あまりの遅筆ぶりに自分であきれかえり中。
活動および Outputまとめ
活動内容 | 活動先 | 2019年 | 2020年 |
---|---|---|---|
出かけた | 関東 | 9 | 1 |
関西 | 2 | 0 | |
名古屋 | 10 | 5 | |
オンライン参加 | Macの中 | 0 | 13 |
書いた | ブログ | 12 | 4 |
スライド | 10 | 9 | |
主催した | 勉強会 | 4 | 4 |
お手伝いした | ビブリオバトル | 0 | 2 |
LT | 3 | 1 |
名古屋近辺は東海ダイアローグ(仮)にでかけているのが大きいかな。あと圧倒的にオンラインが増えた。ブログはもう少し気軽にかけ、本数がふえるといいなぁ。
2020年にやりたいなぁをふりかえって
昨年の「そして、来年やること。」を整理して表にし、結果をみてみる。
やりたいなぁとおもっていたこと | 目標 | 結果 |
---|---|---|
EM_NAGOYAの継続 | 2か月に1回 | 2~3か月に1回 |
大阪や東京方面でもやってみたい | 一度出張 | オンラインで名古屋にこだわらず実現 |
Podcast | 一度でたい | CEO_FM にでれた |
ブリーフセラピー資格 | とれたらとってみたい | とれた |
精神医療関係のみなさんとのご縁 | 継続できている | 関西ダイアローグ実践会ならびに東海ダイアローグ(仮)を中心に広がって深まった |
スペシャルなゲストをよんでお話 | 実現してみる | これは来年に |
その他、価値ババなどカードゲーミング | やってみる | やってみた(が正直オフラインにくらべてあじけなかった) |
スペシャルなゲストをよんでお話以外は、概ねできた。意外とできるもんですねぇ。半分はできないとおもっていたのに。
お話会はやってみたいなぁ。
わかったこと
おねえさん(猫)、ウェビナーとっても大好き
しかし、こんなに参加したがるとは思わなかった (^^;;;
猫は耳がいいので、「わぁ、かわいい~」「もふもふ~」とかの反応がヘッドセットから漏れ聞こえてくるとニコーとして本当にうれしそう。たぶん、飼い主のわたしもニコニコしているので調子にのっている気がする (^^;;
ちなみに、妹ちゃん(猫)のほうは全く興味ないみたいです (^^;;;
印象に残った10冊
- D.ボーム ダイアローグ
- A.ミンデル 紛争の心理学
- A.エリクソン 超一流になるのは才能か努力か
- A.カヘン 手強い問題は対話で解決する、敵とのコラボレーション
- 帚木蓬生 ネガティブケーパビリティ
- 岡 檀 生き心地の良い町
- セイックラ・アーンキル 開かれた対話と未来
- 東豊 新版 セラピストの技法
- 井上孝代 あの人と和解する
- H.アンダーソン 会話・言語・そして可能性
今年になってまなんでいる セラピーの師匠が紹介してくれた本はいずれもおもしろかった。D.ボームも A.ミンデル も物理の人なので、頭にはいりやすかった。D.ボームの本はこれから何度も読み直すだろうなぁ。
EM_NAGOYA、オフラインからオンライン勉強会へ
オンラインになって勝手がわからず、ほんと苦戦した。メディアとしてオフラインと同じと捉えていて、無意識のうちにみんなでわいわいを期待していた。それが誤りなんだなとはっきり認識したのは 10月の会。ゲーム要素をふんだんに織り込んでみたけど、すごい味気なかったし、なによりも深掘りできなかった。
逆に、8月の会は、みんなでしんみり語りあえれて、うれしかったし短い時間のわりに比較的深掘りできたとおもう。オンラインでも対話ができるんだと可能性を感じた会だった。ラジオ番組っぽい感じにしていったほうがいいのかもしれない。
いずれにしても、今後は、別物として捉え、活かすことを考えたい。きっと、今後はオフラインが高価で貴重な機会になっていくだろうし。
データがとれる・自分の姿も映し出せれる、ちゃんと向き合えばフィードバックが大きいのも魅力。アニメーションが実写映画を乗り越えていったように、オフラインメジャーなメディアになりうると感じている。
この一年間人間的な生活だった
社会人になって、こんなに家にいたことはなかった。そして、家にいるありがたみをしみじみと感じた。6時過ぎになると晩御飯が食べれて、妻もうれしそうだったし、娘ニャンズも自分がいることで体調を崩すことはなかったし。
メンバと会議していると、子供の泣き声や話し声できこえ、微笑ましく生活が透けてみえて PCの向こうに人間がいることをあらためて感じてきた。
そして、今まで職業軍人なエンジニアだったのが、はじめて人間的な生活な1年をおくれたような気がしている。
ただ、この生活の向こうで、いろいろと生きづらさを感じ苦しんでいる人がいることを忘れてはいけないとも感じている。
そして来年やること。
継続すること
これは EM_NAGOYA 勉強会と、あと セラピー能力・聴く力の向上。まだまだ くちばしの黄色いひよっこなので、常日頃のコンフリクトな各場面を大事な貴重な機会ととらえて、ダイアローグな力を身につけていきたい。勉強会は、ちょっとだけでも、世のため人のためになっていけるとうれしい。
コーチとセラピー(カウンセリング)の共通点と違い、マネジメントへの応用を整理して Outputしてみたい。
自分だけかもしれないけど、わかっているようで意外とわかっていないところじゃないかなと。EM界隈でちょくちょくみかける言語化しにくい・評価しにくいスキルって、ここらあたりにあるんだろうと予測している。
あと、ストレングストークという魅力的な仮説をみつけたので、楽しいサーバントリーダー・つらいサーバントリーダーを整理し検証してみたいなと。
願わくはお話会して、壁打ち・整理して、薄い本を一度かいてみたいな。でもって、みんなにすこしでもいいから心に響く本になれるといいな。
来年一年で今後やっていくことを詰めていきたい・計画していきたい
もう、今いる会社の枠にかからず活動していっていいかなとおもっている。
このコロナ禍・リモートワークが当たり前という変化の中で、名古屋・地方という大きなハンディも解消しつつあるのかなと。
とはいっても、齢も齢 (^^;;というハンディはのこっているので、今までやってきたことの見直し、ふるまいも丁寧にまなびほぐしていきたい。そのためにも、まずは無知の姿勢にねざした棚卸は必要。
あと、今の会社のメンバや上役には、現在地は話したことはあるけど、チームに渡していきたいこと、チームのためにまだまだ引き受けたいことを、話し合ったことがないから、それは話し合って願わくは笑ってバイバイといいあえる形にしていきたいな。
そして、ゆくゆくは 文化という土台のさらに基礎に「ダイアローグ」がある組織を
ダイアローグとはマネジメントとダイアローグという記事でも書いたように、以下のように少し一般的な対話と違っています。
- 参加者それぞれが、他者の語ったことに基づいて、それを続け、重ねる形で言葉を紡いでいく、一連の意味の流れ
- 「相手」とは決してわかりあえないことを前提。人でなくてもよい。
- わかりあえない「相手」だからこそ対話になっていない状態(モノローグを聴くこと)から始まる
- 「相手」との対話により自分とも対話が始まる。対話を通して「自分」をみることができる。
- ダイアローグの効果は、「接着剤」や「セメント」のように、情報の断片を再構成し、人々や社会を接着することにある。
人はまずなによりも動物で、欲深でどうしようもないという性弱説の前提にたって、コンフリクトの解決・メディエーションの進め方・メタルールの中心に、上記にあるダイアローグがあり、このどうしようもない動物にも関わらずお互い助けられっぱなしのクリエイティブな文化がある組織を作りたいとおもっています。
そんな組織の中で、A.ミンデルのいうエルダーを、自分なりにめざしていきたいなと。
まだまだ妄想が広がるばかりです。
謝辞
今年一年EM_NAGOYA 勉強会に本当にこりずにつきあってくれたkitazawaさん、ありがとうございます。来年も また こりずに つきあってくれるとありがたいです。
竹馬さん、高柳さん、はちさんほかTwitterをはじめとする SNSの関係者のみなさん、毎度馬鹿馬鹿しい話につきあっていただき、どうもありがとうございます。
白木先生はじめ関西ダイアローグ実践会ならびに東海ダイアローグ(仮)のみなさんにも、この一年お世話になりました。
そして、いつも突然どこそこに行きたい、ウェビナーうけたいという私を、気持ちよく送り出してくれる 妻と、愛する娘ニャンズに 感謝いたします。
皆さん、来年よい年であることを心より祈念しております。
ではでは、よいお年を、そして よい開発体験を。
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