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【技術書典17】ゲーム・自動化・ネットワーク関連技術頒布物(新刊)まとめ

2024/11/02に公開

本日 11/2 (土) から 技術書典17 が開幕しています。
(開催日 : 2024/11/2~11/17)
今回も個人的に興味のある「ネットワーク関連(プロトコルやインターネット寄り)」、「自動化関連」、「その他ざっくりゲームに関わりそうなもの」の頒布情報をまとめてみました。
技術書典の盛り上がりの一助となればうれしく思います。
技術書典17オンラインマーケットはこちら

11/3 (日) はオフライン開催も!

技術書典は 11/3 (日) にオフラインでも開催されます。

  • 2024/11/3 (日) 11:00~17:00
  • 会場:池袋・サンシャインシティ 展示ホールD(文化会館ビル2F)
  • 参加:入場無料
    • オフライン会場への入場には事前に入場券(0円)を購入しておく必要があります
    • 購入はこちら → https://techbookfest.org/mypage

既刊ではありますが、私も「か08」にてネットワークプロトコルの解説本(物理)を頒布します(最近全く新刊出せておらず悲しい……)。

物理本はオフライン会場限定での頒布ですので物理派の人は是非遊びに来てください。
本を買わないでも、ゲームのリアルタイム通信やプロトコルに関する談義も歓迎です!!

ピックアップ方針

  • 新刊のみピックアップしてます
  • サウンドやツール等、私がゲームに関連ある技術と判断したものも問答無用でピックアップしてます
  • 概要が長い場合はざっくりカットして掲載しています。気になる本があった場合は是非リンク先で全ての説明を読んでみてください
  • サークルカットは引っ張ってくるのがしんどいので割愛してます
  • 概要部は本の紹介文冒頭(長い場合はゲームや自動化に関連した部分)を雑に抜粋しています
    • 興味を惹かれたらなるべくページに飛んで、全ての紹介文に目を通してみてください
  • 掲載が漏れている本を見つけた場合はお気軽にご一報ください

見方

サークル名 : 本のタイトル

概要
hogehoge barbar
ページ数
XXページ
値段
Y,YYY円

グラフィックス

techbito : DirectX12 Mastery Vol.1

概要
DirectX12 Mastery Vol.1 は、3D グラフィックスAPIであるDirectX12を説明した入門書籍です。
この1冊で、初期化から簡単なモデルの描画を実装し、テッセレーションやコンピュートシェーダーについての入門が可能となっています。
次のレベルに進む前の第1ステップとして丁度よい感じの話題を盛り込んでいます。
○ 特徴
・シェーダーステージのほとんどをこの1冊にいれています
・現在のDirectX12情報・状況に合わせて記載しており、Agility SDKにも触れています
・いくつかのサンプルプログラムでAPIの使い方を学びます。
glTFモデルを描画で使用するので、VRMモデルについても簡易的ではありますが表示するプログラムが作れます。
○ 注意事項
・紙の書籍は、イベント会場(オフライン) 優先
・3Dに関する数学的な話は含んでいないので、昔のOpenGLやDirectXなどでも構わないので基本的なところを知っている前提の内容となっています
ページ数
170ページ
値段
電子+紙 : 1,800 円
会場(電子版): 1,500 円
会場(電子+紙): 1,700 円

FADIS PRESS : レンズエフェクト

概要
コンピュータグラフィクスではしばしば点でモデル化されたカメラが用いられますが, 現実のカメラにはある程度の大きさのレンズが備わっています. 大きさのあるレンズは, 点でモデル化されたカメラを用いるコンピュータグラフィクスでは起こらない様々な効果を生じさせます. 本書ではリアルタイムレンダリングにおいて, 画像処理でそうした効果を再現する手法を解説します.
ページ数
90ページ
値段
電子版 : 500 円

低反発 : Unity6 Render Graph 入門

概要
本書はUnity6から利用可能になったRender Graphを動かしながら、設定や実装方法を習得することが目的です。
今後のデフォルト機能になると思われるRender Graphを使ってRenderPassを実装していきす。
Raster/Compute/Unsafeと3つのそれぞれのサンプルを確認して、基本構造を知ることでRender Graphがシンプルで使いやすいことを確認します。
Githubにサンプルがあり、動くコードを確認できます。
ページ数
61ページ
値段
電子版 : 1,000 円

KLab 株式会社 : KLab Tech Book Vol. 14

概要
KLab有志が技術書典に参加するたびに発行している合同誌の14作目です。
業務への繋がりと関係なく、各自が好きな内容を執筆しています。
【記事一覧】
 1. GitHub Actions でカジュアルに OpenAI を利用する
 2. mypy 再訪
 3. 2D Shader 試験場
 4. shader graph で水表現
 5. XML プログラミング言語「XSLT」の可能性
 6. 好きな C++ のコア機能発表ドラゴン
ページ数
82ページ
値段
電子版 : 0 円
電子+紙 : 500 円

Mariners’ Conference : Submarine vol.2

概要
公立はこだて未来大学のLTサークル「Mariners' Conference」の部誌です!
所属する学生による、幅広いジャンルの技術記事を集めています。
【目次】
 1. 20 年前のOS はどこまで動くのか by issy
 2. Rust でグラフィックスwgpu の紹介と所感 by ぺるき
 3. 家でも、大学でも、函館山でも、動く市電の車内でも快適に開発がしたい! by Jugesuke
 4. おうちクラウドを作ろう by Kabashima
 5. 市電LT を支えるタイマー技術の開発 by kCat
ページ数
28ページ
値段
電子版 : 500 円
会場(電子+紙): 500 円

鳥群技術 : GLSLシェーダーでGPUを働かせよう

概要
本書はシェーダーという、GPUを活用したリアルタイムで映像を生成できるプログラミング言語を解説します。
簡単なコードを書きながら、光や影をピクセル単位で計算し3Dシーンを作ります。シェーダーの基礎となるレイマーチング技術も紹介します。実践的な例を通して、初めての人でもシェーダープログラミングを楽しめます。
ページ数
25ページ
値段
電子版 : 0 円

プロトコル・インターネット

asnokaze : ゆるIETF

概要
IETFではHTTPやTCPといったプロトコルの仕様策定をおこなっています。
通信仕様の標準化というと堅い印象を持たれるかもしれませんが、参加されている方はおちゃめな方が多いです。
技術的にも、標準化の場としても面白いエピソードを紹介します!!
ページ数
48ページ
値段
電子版 : 500 円
会場(電子版): 500 円
会場(電子+紙): 500 円

Lettuce Yogurt : 令和の新卒エンジニア

概要
さまざまなバックグラウンドと経験をもつ新卒エンジニアが集まり、技術的な知識と情熱を共有するためにこの合同誌を作成しました。
それぞれがもつ個性と視点を最大限に生かし、新たな発見や気づきを皆さまと共有できればと考えています。
第1章 情報系学生のキャリアの個人的ベストプラクティス @eucyt
第2章 学生最後の1年間はリボ払いが有用って本当!? やってみた&半年経ってからの所感 @Lafolia13
第3章 音声合成 + LLM でもう一人の自分を作る @.tamuu
第4章 DIY のチカラで理想の開発環境を手に入れる @N0n5ense
第5章 今日から始める 3DCAD with OpenJSCAD @kume-negitoro
第6章 ビジネス職だけど ChatGPT で LINE のミニアプリを実装できた @.hamakana
第7章 Rust で正規表現エンジンを自作する @Neccolini
第8章 日本語プログラミングってなーに @onizakit
第9章 SATYSFI による LATEX 文書生成 @pickoba
第10章 自宅サーバーを運用して1年が経過したので、その運用のあれこれ @428_tm
第11章 Arch Linux に入門してみよう! Mac ユーザーのためのお手軽ハンズオン @yudaitonoyama
第12章 宣言的開発環境はいいぞ @19MU50
第13章 インターネットプロトコルを標準化する IETF へなぜ対面参加する? ~インタビューで探ってみた~ @momoka0122y
第14章 Unicode コンソーシアムに絵文字を提案し標準化する
ページ数
238ページ
値段
電子版 : 2,000 円
電子+紙 : 1,500 円
会場(電子+紙): 1,500 円
会場(電子+受注生産): 1,500 円

サウンド(オーディオ)

オーディオプラグイン研究所 : 理想のオーディオプラグインフォーマットを求めて

概要
本書「理想のオーディオプラグインフォーマットを求めて」(the Ideal Audio Plugin Format) は、筆者が既存のオーディオプラグインフォーマットの仕様を学ぶうちに考えるようになった、理想のオーディオプラグインフォーマットのあるべき姿について、本書執筆時点でポピュラーなプラグインフォーマットの仕様・設計をもとに考えをまとめたものです。
ページ数
36ページ
値段
電子版 : 0 円
会場(電子版): 0 円
会場(電子+紙): 500 円

ゲームエンジン

アミューズワン : Godot Engine研究ノート2

概要
ゲームエンジンのGodot Engineで、ゲームを開発している際に気づいたことや、調べたことをまとめた本です。前作から、さらに3本ほどミニゲームを開発したことで、もう一歩踏み込んでいます。
Godotのドキュメントやチュートリアルを読み終えて、これからGodotでゲームの開発を始めようとしていたり、ゲームを開発中の方々向けの内容です。
本書の目玉は、Godotをソースからビルドする手順です。Windows11上で環境を揃えて、GodotエディターやWeb用のエクスポートテンプレートをビルドします。また、暗号化ビルドの章も用意しました。Godotは、ソースからビルドできると、何かと便利です。ツールのインストールや、入力するコマンドの具体例を書いています。その他、警告システムの活用、アニメーション、シェイプキャスト、ビットフォントの作り方などの章があります。目次をご覧いただいて、気になるものがありましたら、お手元に置いていただければ幸いです。
ページ数
112ページ
値段
電子版 : 1,000 円
電子+紙 : 1,200 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,200 円
会場(電子+受注生産): 1,200 円

自動化・開発環境・可視化・テスト

株式会社MIXI : MIXI TECH NOTE #12

概要
1章:TIPSTAR における DWH 活用と開発チームとの連携
2章:Appium によるモバイルアプリ動作検証の自動化入門
3章:Cloud Spanner のしくみを理解する
4章:入門 Bzlmod
5章:バナー生成ツールでデザイナーを幸せにしたかった話
6章:運用入稿データを AI でチェックする仕組みを作った
7章:Obsidian プラグイン開発入門。簡易なベクトル検索を導入してみる
ページ数
108ページ
値段
電子版 : 0 円
会場(電子版): 0 円
会場(電子+紙): 0 円

まねふぉ執筆部 : Money Forward TechBook #9

概要
本書の内容は、マネーフォワードの有志の社員によって執筆されています。
マネーフォワードで使われている技術や経験談などを現場のエンジニアが執筆しており、マネーフォワードを支える技術が盛りだくさんの内容となっています。
今回はBFFアーキテクチャやスクラム、Circle CIを使ったデプロイの実践、Kotlinでのソースコード解析、フロントエンドエンジニアとQAエンジニアの協業、DNS、JVM、ruby.wasm、SDET、チームビルディングなど幅広いトピックを扱う1冊となっています。
プログラミングを始めたばかりの方からすでにチーム開発をおこなっている方、そしてエンジニア職以外の方が読んでも楽しんでもらえる1冊に仕上がっていると思います。
少しでも興味のあるトピックがありましたら、ぜひお手に取っていただき、お楽しみいただければと思います。
読者のみなさまにマネーフォワードを支える技術の一端を感じていただければ幸いです。
ページ数
134ページ
値段
電子版 : 1,500 円
会場(電子版): 1,500 円
会場(電子+紙): 1,500 円

RPACommunity : 現場で使える!自動化入門vol.4

概要
本書は、RPACommunity の活動の一環として、IT やテクノロジーを活用した自動化をもっと広めたいという有志の熱意から生まれました。2023 年5 月に開催された「技術書典14」で発刊した「現場で使える! 自動化入門」から始まり、今回が4 冊目となります。概念的なところから、細かなTips まで著者の想いが込められた一冊となっておりますので、どうか最後までお読みください。そして本書が、身の回りのちょっとした些細な自動化から本格的な業務の自動化まで、少しでもお役に立てれば幸いです。
ページ数
132ページ
値段
電子版 : 1,000 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,000 円

杜の都の開発室 : Amazon BedrockとGitHub Actionsで文章自動レビューを実装してみる本

概要
楽をしたい人必見!レビューはAIにおまかせ!文章校正できる環境を整えて、もっと楽に、もっと効率的に、文章づくりをしませんか?
本書では、Amazon Bedrockを利用して文章をレビューしてもらうフローを構築します。GitHub Actionsと連携させるので、ほぼ自動的にレビューしてもらえます。0から構築するので、知識があまりなくても安心して構築することができます。
また、コスト面の把握方法まで網羅しているので、お金の心配をあまりせず使える1冊に仕上げました。ぜひ生成AI活用の一歩を踏み出してみませんか?
ページ数
80ページ
値段
電子版 : 1,000 円
電子+紙 : 1,000 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,000 円

Neln : Playwrightのあるきかた E2Eテストの導入からCI構築まで

概要
E2Eテスト・スクレイピングツールのPlaywrightの解説本第2弾はテストの考え方と、実践でよくあるシーンのテスト方法の解説をする実践書です。
前半はテストの考え方を解説してます。ユニットテストとE2Eテストの比較をしたうえで、効率的なテスト方法を解説します。
後半はテストを書くうえでよくある認証周り、メール、位置情報やカメラといったさまざま状況下での書きかと、設定関係の解説をしています。
ページ数
52ページ
値段
電子版 : 1,500 円
電子+紙 : 1,500 円
会場(電子版): 1,500 円
会場(電子+紙): 1,500 円

AI

noumi0k : 想像力×生成AI:誰でも作れる自分だけのゲーム入門

概要
ChatGPTをはじめ生成AIの盛り上がりは2023年から止まりません。なにかやりたいと思ってるけど、どこからやればいいかわからないそんな人も多いのではないでしょうか。本書では「生成AIでなにかしたい」「自分のゲームを作ってみたい」という2つの「やりたいと思ってるけど」を解決する本です。
ぜひこの本で生成AIを用いたゲーム開発入門をしてみてください。
ページ数
40ページ
値段
電子版 : 0 円

C++

Cryptomycocolacales : ゲーム開発者のためのC++17~C++23 技術書典17 Ver.

概要
CEDEC 2024 講演『ゲーム開発者のための C++17~C++23, 近年の C++ 規格策定の動向』で取り上げた最新の C++ 機能や話題に、新しい説明やサンプルを加えて 42 件のトピックを収録!
既刊・技術書典 10『ゲーム開発者のための C++11〜20』(電子版・技術書典 17 期間中限定セール価格 500 円)と合わせて読むと、全部で 86 件のトピックを学べます。
ゲーム開発者に限らず、すべての C++ 開発者に自信を持ってお届けします。
ページ数
104ページ
値段
電子版 : 1,000 円
電子+紙 : 1,500 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,500 円

Cryptomycocolacales : C++20 落ち穂拾い

概要
これまで出してきたC++20関連本に入りきらなかったトピックについて解説する本です。
ページ数
70ページ
値段
電子版 : 700 円
電子+紙 : 500 円
会場(電子版): 500 円
会場(電子+紙): 500 円

その他

Zli : Zli Techbook Vol.6

概要
会津大学公認サークル「Zli」 を中心にした有志メンバーによる合同誌です。計5人の得意分野について、深く語っていきます!
第1 章 入門 10Gbps (@kasukashu02)
第2 章 Coq で選択公理を形式化してみた (@sou7___)
第3 章 ご自宅Kubernetes (@yuorei71)
第4 章 実装しながら学ぶReact Serever Components (@G_39sho)
第5 章 Rust とWGPU でSnakeGame を作る (@brqnko_)
を掲載しています!
ページ数
90ページ
値段
電子版 : 1,000 円
電子+紙 : 1,000 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,000 円
会場(電子+受注生産): 1,000 円

小松菜屋 : HSPミニタイピングゲーム制作メソッド

概要
初心者向けゲーム制作環境である「HSP3」の最新ベータ(37Beta9)で、ミニタイピングゲームを作りはじめるTipsをまとめました。
ページ数
20ページ
値段
電子版 : 500 円
電子+紙 : 1,000 円
会場(電子版): 500 円
会場(電子+紙): 500 円
会場(電子+受注生産): 500 円

SGE.go : SGE Go Tech Book Vol.06

概要
SGE(サイバーエージェントのゲーム・エンターテインメント事業部)所属のエンジニアによる、Goの知見やノウハウを共有する本です。ゲーム開発ならではの内容から、ゲーム開発以外でも活用できるテクニックまで、幅広く扱っています。
ページ数
153ページ
値段
電子版 : 1,000 円
電子+紙 : 1,500 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,500 円

AnotherLandTech : TypeScriptでRobloxのゲームを作る本

概要
主にTypeScript使ってRobloxのゲームを制作する方法を解説する本になります。
既に何かしらプログラミング経験がある方向けになります。公式がサポートしている方法でTypeScriptで開発できるゲームエンジンは珍しいのでTypeScripterにとっての新たな道になるかもしれません。
ページ数
95ページ
値段
電子版 : 1,000 円
会場(電子版): 1,000 円
会場(電子+紙): 1,000 円
会場(電子+受注生産): 1,000 円

参考 : 過去のまとめ記事

技術書典では既刊についても入手ができます。
新刊以外にも魅力的な本が盛りだくさんなので、「もっと……もっと技術同人誌が読みたいんだ……!!」という方は是非色々見てみてください。
オフライン会場でウィンドウショッピングしてみるのもお勧めです。

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