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AWS 構成の基礎知識 - 2: 超概算見積もりのための基礎

ほげさんほげさん

導入

ツールはあるぞ

とはいってもちょっとは知識が必要だぞ

参考

  1. AWS料金を計算!公式見積ツールを使う基礎知識|ソニー
  2. AWS料金はどう決まる?料金が決まる仕組みとケース別の目安を解説 | よくわかるAWS・クラウド

要素は大きく 3 つ

コンピューティング

  • 基本的にサーバスペックのこと
  • 性能時間 で課金される
  • リージョンによって価格が違う

例えば EC2 だと主に以下によって決まる

  • インスタンスタイプ
  • 台数
  • ストレージ容量
  • EC2 からの下り通信 ( データ転送 )

ストレージ

  • 基本的にディスクのこと
  • 確保した容量 で課金される
  • メインディスクに加えてバックアップも試算を忘れずに

例えば S3 の場合は主に以下によって決まる

  • ストレージ容量
  • read 回数 ( get / select などの全リクエスト )
  • write 回数 ( put / copy / post などの全リクエスト )
  • S3 からの下り通信 ( データ転送 )

データ転送

  • 通信のこと
  • 上がりは無料だが 下り は課金される

サンプル

超超ざっくりのイメージを持つために、各要素が全体料金のどれくらいを占めるかざっと確認する

動的 Web サイト

https://aws.amazon.com/jp/cdp/midscale-webservice/

サービス ロジック 割合
ELB 時間 3%
EC2 スペック・時間 25%
EBS スペック・容量 5%
RDS ( MySQL ) スペック・時間・容量 55%
NAT 時間 12%
ACM - 0%

社内業務アプリ環境構築

https://aws.amazon.com/jp/cdp/windows-bizapp-migration/

サービス, ロジック, 割合

ELB 時間 1%
EC2 スペック・時間 15%
EBS スペック・容量 4%
RDS ( SQL Server ) スペック・時間・容量 77%
VPN 時間 3%

SQL Server の単価が MySQL より同スペックでも x4 くらいあるっぽい

大きくストレージ、次にコンピューティング ( とデータ転送 ) にあたりをつけて、他はその2つの 10% - 20% くらいをえいやで乗せれば概算見積もりにはなるのではないか

ノウハウ

使わない場合は止める

  • 特定のタイミングでしか必要にならない場合とか
  • 負荷の増減が読める場合とか
  • 自動化が前提

リザーブドインスタンス

  • オンデマンドではなく 1y | 3y 単位で事前予約すること
  • スペック変更が起きづらい場合は検討の余地あり
  • 利用には条件があるので、要確認
このスクラップは2021/05/24にクローズされました