リーダーの作法 Vol.1 「マネージャー」
始めに
本記事ではマネージャー本「The Art of Leadership(邦題:リーダーの作法)」を紹介します。原著はオライリーサブスクで読めます。動画とテキストの両方を用意しています。片方だけ読んでも内容は把握できますので、お好きなスタイルで閲覧ください。
原題 | 「The Art of Leadership」 |
訳題 | 「リーダーの作法」 |
リリース年月 | 2022/6 |
カテゴリ | リーダーシップ |
お勧め度(5段階) | ⭐⭐⭐⭐☆ |
対象者 | すべての管理職 |
概要 | ● 「一般管理職」「上級管理職」「経営者層」ごと、それぞれのマネージャー職に向けたTips集 ● 1章の長さは短いが要点をつかみづらい章が多い印象。書かれている内容自体は良い感じ |
テキスト
書籍概要
今日は「The Art of Leadership」という本について紹介させていただきます。
こちらの本は、日本語に訳された本が出ていまして、タイトルは「リーダーの作法」となっています。去年出ていますね。
タイトルにあるようにリーダーつまりリーダーシップについて書かれている本です。内容としてはいわゆるマネージャーについての指南書みたいな感じになっています。
マネージャーといった場合最近エンジニアリングマネージャーなどが話題ですが、この本は一般のマネージャーを想定しています。
こちらの方の章立てなのですが、全体で三幕からなっています。
第一幕が「マネージャー」⇒「一般管理職」
第二幕が「ディレクター」⇒「上級管理職」
第三幕が「エグゼクティブ」⇒「経営層に近い管理職」
という形になるかと思います。
このようにいわゆるランクアップしていて、それぞれのステージにおけるマネージャーの気を付けるべきことを、全30章の章ごとに1Tipsが紹介されているという、いわゆるTips集のような感じになっています。
今日はこの第一幕「マネージャー」をざっくりと紹介したいと思います。
第1章 誰からでも学ぶことがあると考える
第1章と第2章に関してはだいぶ似たような内容が書かれていまして、できるだけ状況を把握しようというところが書かれています。
【第1章】ここでは誰からでも学べる、また誰からでも教訓となるストーリーを引き出すというようなところが書かれています。そのように周りの知見や今組織が置かれている状況などをできるだけ引き出せるような行動を取りましょう、と書いています。
第2章 会議ボケ
また【第2章】の会議ボケに関しては会議中に、「今何起きているのかがいまいちわかんない」っていう風になるシーンありますとあるかと思います。
そういったときは、ご任すのではなくもういったん周囲に「わかりません」という風な感じで状況を確認しましょう。現場の状況や会議の主題等をちゃんととらえて会議に参加できるようにすることが重要になってきます。
第3章 難題
続いて【第3章】ですがこれもマネージャーでなくても仕事をしているとこれまでに出会ったことのないような問題にぶち当たるかと思いますが、そういった時にどういう風にすべきかを本書で紹介しているチェックリストに沿って意思決定をしましょうというのが提案されています。
細かいところは本文を参照してください
第4章 様子を見る、場をつかむ、味見をする
【第4章】ですが行動するタイミングについて書かれています。
行動するか状況を判断して、そのうえで行動意思決定して行動するという流れなのですが、そのタイミングはすぐに判断して動くのではなく、じっくりとスープを味わうように状況を判断してそのうえで最後に行動するということを心がけると良いですよという話です。
第5章 虫の知らせ
【第5章】仕事をして「??」っていうような違和ゆる感じる時あるかと思いますが、そういった時は何らかこれまでの経験上、過去のトラブルなどと類似する何かがあるのかもしれません。
そういういわゆる「虫の知らせ」(原著だとスパイダー・センス(スパイダーマン用語)が使われています)のようなアラームが出ている可能性がありますので、その違和感の原因を探ってみる方が良いかと思います。
これは経験がある程度ある方ならではといった感じですね。なかなか駆け出しのころだと、こういう感覚は縁遠いかと思います。
第6章 プロフェッショナルとしての成長をはかる質問表
続いて6章と7章はパフォーマンスに関する内容ですね
【第6章】パフォーマンスレビュー(業績評価)のときだけどういう風に成長したかを意識するのではなく、常にパフォーマンスレビューのとき期と考えて、今自分が成長できているのか、また成長できてないのであればどういったところで改善できるのかというところを常にチェックするようにしましょうという話です。
第7章 パフォーマンスに関する質問
【第7章】パフォーマンスに対する評価を下す時。そういう時には角が立たないように言っていうところもありますが、ちゃんと複数回対話ベースでのミーティングの場を設けて、さらに期間も短い期間でまとめてやってしまうんじゃなくて数ヵ月にわたってで実施し、さらに評価の理由を分かりやすく説明するということを心がけましょう。
そうすること評価される側も納得感を持ってそれを受け入れることができるでしょう、という話です。
第8章 ランズお勧めの時間節約術
【第8章】よくある話かと思いますが、時間節約するためにですね日々の細~く時間を奪われているあれこれを少しずつ少しずつ削っていきましょうっていう話ですね。
ブラウザでネットサーフィンしたりだとか、
メールのメールのチェックだったりだとか、
電話だったりだとか、
細かいところで1日に数秒なり1分ぐらい持って書かれているところ、そういったものを削ることによって一生レベルで考えれば膨大な時間を節約できますよって話です。
第9章 新任マネージャーのデス・スパイラル
【第9章】第一幕の最後、新任マネージャーがよく陥りがちなケースなのがマイクロマネジメント化です。ちょっとつらくても作業を部下に委任して回しましょう。
そうすることによってチームとしての成果が最大化します。ここは頑張り所ということですね。
まとめ
第一幕はこんなところです。ディレクターとエグゼクティブに関してもまた機会があれば紹介したいと思います
動画
おまけ
まとめスクラップ(随時更新)
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