全エンジニアが使うべき!「オライリーサブスク」を全力で紹介!
始めに
- 本記事ではオライリー・ジャパン提供している書籍等のサブスクプログラムを紹介します
- 紹介する私はオライリー・ジャパンは何の関係もありません。このサブスクがとにかくお勧めなので紹介しています
- 分かりやすさのために動画と記事の両方を用意しました
- 「動画だけ見る」「記事だけ読む」のどちらでも内容を把握できるようになっています。お好みのスタイルで読み進めてください
オライリー・ジャパンブスクとは?
本記事では「全エンジニアが使うべき!」と割と本気で思っているオライリー・ジャパンブスクについて紹介したいと思いますで。
こちらのサブスクリプション、正式な名称がイマイチわかっていなくて「オライリー・ジャパンラーニングプラットフォーム」だとか呼ばれていることもあるのですが、公式ページにもわかりやすい名前で記載されていないので本記事では「オライリー・ジャパンブスク」と呼称したいと思います。
こちらのサブスク、日本から個人でも契約が可能となっています。
では実際のサイトの雰囲気とどういうコンテンツが共有されているかについて紹介したいと思います。
提供されているコンテンツにアクセスするにはいろんな方法があるのですが、トップページからアクセスするというところもありますし、一番手っ取り早いのがトップの検索で何も入れずにエンターを押していただくと全部の書籍の検索結果が出てきます。
こちらの結果から分かる通り、2023年1月末時点で約6万点のコンテンツがあります。これらいずれもサブスクに契約していれば追加料金なしで閲覧できます。
コンテンツの種類
①「書籍」
コンテンツの種類としましてはメインが書籍になります。
約60,000点中約47,000冊が書籍になります。
昔から今までのよう々なオライリー・ジャパン本や、オライリー・ジャパン外の出版社から出ている書籍や論文などをブラウザ上で読むことができます。
具体的な読み方についてはのちほど説明します。
実際、どれぐらいの本が読めるの🙄
ではどれぐらいの本が読めるのかをオライリー・ジャパンが1年間(2022年2月~023年1月末)に刊行した書籍のうち、オライリー・ジャパンブスクで提供されているものの割合を調べてみました。
オライリー・ジャパンでは計44冊が刊行されておりそのうちサブスクで11冊は読むことができませんでした(25%)。
その中には有名な「ゼロから作るディープラーニング④」なども含まれています。
全体的に含まれていない書籍は「日本発の書籍」であったりだとか「オライリー・ジャパン外の出版社が元の書籍」の割合が多いような印象を受けました。
しかし、75パーセントの書籍に関しては原著を読むことができます。その中には非常に人気で常にオライリー・ジャパンブスクの人気上位に常に入ってくる「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」や「マイクロサービスアーキテクチャ第二版」を始めとしてさまざまなジャンルの本が含まれています。
ちなみに直近一年間でオライリー・ジャパンブスクで刊行された書籍は、1,964冊と非常に多くなっています。これらは当然玉石混合でけっこう石も含まれてはいますが、翻訳されていない名著も多数含まれておりお勧めです。
②「コース」「ビデオ」
続きまして「コース」と「ビデオ」ですが、これらの違いあまりよく分かっていません。多分特定のトピックについて学ぶためのビデオの集みたいなのが「コース」で(=いわゆる書籍と同じような感じでどんどんトピックが続いていってたくさんのビデオが提供でこうせいされるもの)、
「ビデオ」の方が単発のビデオなのかなという風に思います。
ただ、この「ビデオ」の方にも「コース」のような構成のものが含まれています。ですので、特に区別しなくてもよいのかなという風に思います。
ちなみに動画で気になるのが、日本語字幕があるかないかですが、基本的には日本語字幕はないものが多い印象です。
最近追加されて始めている「Superstream」シリーズなどは日本語の字幕に対応していたりしますが、それ以外ではそもそも字幕が付いていなかったり、英語の字幕しかなかったりと日本語ユーザーには少しつらい側面があります。
③「ライブイベント」
続いて「ライブイベント」ですが、こちらはその名の通り書籍の著者や有名なエンジニアの方などによる講演のイベントになります。
リアルタイムでイベントに参加する場合などはまた違うのでしょうが、基本は終わったイベントの動画を見るという形になりますので、「ビデオ」などと同等の扱いになるかと思います
④「インタラクティブ」
次の「インタラクティブ」は最近追加された機能でオンラインのVSCodeであるVSCode.devの機能を使っており、実際にターミナルやエディタがあり
そのうえでコンテナやプログラムを動かして演習を通して技術を学ぶというコンテンツになっています。
こちらテキストの方に関してはブラウザの翻訳機能では翻訳できないので、英語のまま読み進めていく必要があります。
⑤「サーティフィケーション」
次の「サーティフィケーション」はいわゆる認定試験、たとえばPMBOKだとかAzureのAZ-900とかいろいろありますが、そういったもののいわゆる模試みたいなものかと思います。
ただ、私はこれを使ったことないのでいまいち詳しいことはわかっていません。
⑥「オーディオブック」
次が「オーディオブック」です。
一般的なオーディオブック同様、書籍の内容を読み上げているものになります。
ただ基本英語の音声なので日本語ユーザーの方だとあんまり使うことはないのかなと思います。
単純にテキストを読み上げるという意味では、ブラウザで開いて日本語を翻訳してTTSに読み上げさせると言った方が良いかと思います。
⑦「プレイリスト」
最後が「プレイリスト」です。
こちら特定のトピックについて効率的に学べるように、複数のコンテンツに応じてトピックを識者の方がまとめてくれているというものになります。
1つの書籍を頑張って読み進めるのではなく、効率的に幅広い知識を学べるというところで活用のしかたがあるかと思います。
読書のしかたについて
実際の読み進め方について紹介していきたいと思います。
ただし、書籍の内容を写す訳にはいかないので書籍の概要ページを参考に紹介したいと思います。
基本的にはブラウザの翻訳機能を使って日本語に変えてそのうえで読み進めるという形になります。
最近の翻訳機能で翻訳した場合に普通に読み進められますし、特に問題となるようなことはありません。
ただ一部の書籍で注意するべきところなのですが、コードブロックが翻訳されてしまったりだとか、テキスト中に埋め込まれている変数などの特殊な単語がテキスト本文とは別の扱いになってしまい翻訳文が一部読みづらくなる、といった問題は確認されています。
- コードブロックが翻訳される問題はこちらの記事の対策で対処可能です(PCかつGoogle翻訳に限りますが。.)
こういう問題が発生するのは比較的古めの書籍で見られるかと思います。
実際どんな感じかというところに関してはトライアルで使用いただいて確認いただければと思います。
料金について💰
[オススメ] ACM会員に契約して特典として利用する場合
数年前に利用できなくなっていたACM会員のおまけとしてのオライリーサブスク、2024年2月に復活したみたいです。
対象となるプランは $199/年の「Professional Membership plus ACM Digital Library」
直接O'reillyに契約する場合と比べて約60%OFF❕です。特に理由がないならこちら経由で契約するのをお勧めします。
直接O'reillyと契約する場合
では肝心の料金について紹介したいと思います。
料金は「一ヵ月単位」「三ヵ月単位」「年単位」の三種類から選ぶことができます。
契約期間単位 | 年間費用 | 月間費用 |
---|---|---|
一ヵ月単位 | $600/年 | $50/月 |
三ヵ月単位 | $516/年 | $43/月 |
年単位 | $499/年 | 約$41.6/月 |
「一ヵ月単位」だと$50/月と割高なのですが、「三ヵ月単位」ぐらいだと$129(=$43/月)でほぼ「年単位」$499(=$41.6/月)に対してそこまで割高という感じもないです。
ご自身の継続するかどうかの感覚に合わせて選んでいただければと思います。
さいごに
オライリー・ジャパンサブスクサービスについて概要を紹介してきました。
こちらのサービス、一般的に良いとされるオライリー・ジャパン本を自由に読むことができます。
ポッドキャストやSNSなどで技術書が紹介されることがあるかと思いますが、だいたい7割くらいの本はサブスクで読めるという印象です。
また本を買い切るわけではないので難しいなと思ったらいったんやめて同じジャンルのもう少し読みやすい本を先に進めるだとか、そのときの気分で読む本を変えるといった乱読にも非常に向いています。
自分の専門だけでなく幅広い技術の分野に触れて技術の幅を広げるという意味ではこれ以上ないほど有益なサービスと思っています。
少しでも興味をもたれたら、無料のトライアルだとか短期の契約などをしてみてください。
以上オライリー・ジャパンは何も関係のない私ですが、オライリー・ジャパンブスクお勧めさせていただきました。
おまけ
「どんなの読んでるの?」「おススメの本は?」
私が読んでる本のリストです(約300冊)。一部にコメントやお勧め度を記載してます
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