Chapter 11無料公開

確定申告にいく

jnst
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2020.11.06に更新

最終チェック

はじめての確定申告は間違いなくできているのか不安なものです。
私が最終チェックで見つけた間違いを書いておきます。

① 家賃の前払費用と、水道光熱費の未払費用

第7章 仕分けした経費でも記載しましたが、前払費用・未払費用という概念と、その登録方法は慣れるまでに時間がかかります。特に12月分の水道光熱費は翌年1月に請求がくるため、12月時点で未払費用として登録するのを忘れないようにしましょう。経費は年度さえ間違えなければなんとかなります。

② 開業費を償却し忘れていた

開業費は5年かけて均等償却するか、あるいは任意償却を選んで好きな年 (=利益の大きな年) に経費として償却することができます。
私の場合は初年度に全額を任意償却すればよかったのですが、freee 上で手動で償却額を編集しなければいけないことに気づきませんでした。

確定申告のタイミングで freee から出力された青色申告決算書に未償却額の記載があったので少し疑問に思ってはいたのですが、「よくわからんしこのままでいいや」と考えるのをやめました。来年償却すれば良い話なので問題はありません。

③ 収入が翌月分の扱いになっていた

ここまで経費ばかりに焦点を当ててきましたが、収入も何月分のものだったのか気にかけた方が良いです。レバテックやギークスなどのエージェント経由で仕事をした場合、報酬は翌月末頃に入金されるので振込日のまま登録すると収入月が1ヶ月ずれてしまいます。

また、エージェントを挟まずに個人契約で仕事を請ける場合は月末に請求書を送付することになりますが、私は freee で請求書を作成していました。

この機能では売上計上日という入力欄があるのですが、たまたま忙しくて作業した翌月になってから請求書を作成したところ、売上計上日も翌月1日で登録されていました。
freee の請求書機能は非常に便利で、登録している銀行口座に入金があると同額の請求書と自動で連携してくれます。そのときに売上計上日が発生日となるため、1ヶ月ずれた収入となって登録されていました。
あとから請求書の売上計上日を正しく修正することでなおりました。

税務署に持参

最終チェックを終えて freee から PDF を出力したら印刷します。このとき両面印刷ではなく、片面印刷がよいそうです。
出力する用紙には必要な添付書類の貼り付けなども記載されているので、指示通りにして、後は持っていくだけです。

2020年9月に持参しましたが税務署員の方は特に変わった様子もなく、すんなり対応してくれました。ちなみに閉館間際に行くと慌ただしくなるので、遅くとも閉館1時間前には行った方がよかったです (表側が施錠されてしまい裏側からの退場を促されました) 。

2021年以降は税務署に持参しなくなる

この本を読んでいる方は2020年 (令和2年) 度分、つまり2021年2月以降に確定申告をすると思いますが、このタイミングで青色申告が大きく変わり e-Tax でなければ最大の控除額が得られないようになります。

いままでは青色申告というだけで最大65万円の控除が受けられましたが、これが55万円に減額されます。その代わり、e-Tax を行うことで+10万円増額されて65万円の控除が受けられる、という仕組みに変わります。

税務署に持参や郵送する人はだいぶ少なくなりそうですね。

e-Tax に必要なもの

  • マイナンバーカード
  • ICカードリーダライター

いまだと2020年7月に発売されたばかりの I-O DATA NFCリーダライタ USB-NFC3 がオススメです。