🎄

(ほぼ)1年間毎月React Tokyoミートアップイベントを参加してみての所感

に公開

React Tokyo アドベントカレンダー 3日目担当のWonderです🎄
大体オフラインミートアップで、背の高い眼鏡をかけたやつがいたら僕です。

昨日はTeruhisa(@t6adev)さんが、1年間毎月React Tokyoミートアップイベントを運営してみての所感を書いてくださりました。
それを読んでみて、ほぼ毎回イベントに行っていた僕からの視点で何か書けないかなと思い、この記事を書いています。
立て続けに技術にフォーカスした記事ではないですが、その辺はご容赦ください!

1. React Tokyoの特徴

React Tokyoの特徴についてですが、Reactと名のついているところからReactのことでのみ盛り上がっているかと想像される人も少なくないと思います。

ここは違います。

結構、幅広い話題(細かいライブラリやformatter、Linter、言語についてなど)が多く、Reactに限らず、JavaScriptに関連する技術で盛り上がっています。
フロントエンドをメインに開発されているならば、Reactだけでフロントエンドが完結することがなく、React周辺のエコシステムや依存しないライブラリ、ツールなど多岐にわたる物を使います。

また、この前のVue Fesにも僕含め何名かReact Tokyoでお会いする方が参加したため、割と何でもウェルカムな雰囲気です。
さらにTokyoと名がついているところから「東京でのコミュニティなのかな...」と思われることもあるかと思いますが、Daishiさん含め色々な人のつながりがあり、東京以外の地域や果ては海外からの参加もあったりします。

2. 出会い

そもそもの出会いは皆さんもご覧になったであろうDaishiさんとTeruhisaさんの立ち上げの記事でした。
みなさんもそうだと思いますが僕も下記の記事を読んでDiscordに参加しました。
https://zenn.dev/dai_shi/articles/9f2760086fb31a
https://zenn.dev/tell_y/articles/f013a03370ee27

実は僕ですがReactに関して実務ではこの直近1年で使い始めたぐらいです。
その前はちょこちょこ簡単なサイトをNext.jsを通して触るくらいでした。

では、なぜ参加したかというと、実務を通してReactを使うようになったのですが、開発チームとしては規模が小さく社内に相談できる人がいなかったためです。
なので最初は、情報収集が目的でした。

また、ちょっとしたあとにオフラインのミートアップが行われるという情報を見て、社内でスポンサー活動したいねの話もあったたため、そのお話も兼ねて第1回に参加しました。
これまでに他コミュニティのミートアップに参加してきて、自己紹介などはあれどグループディスカッションをする形式があることに驚いた記憶があります。
(あまり知識がなく、タジタジした思い出があるから印象が強かったかもですが...)

3. 1年を通してどうなったか

この1年を通して下記のようになりました。

  • LTで自分が話すこと、情報を発信することに対しての自信がついた
  • フロントエンドに関する知見をもらえた
  • 色々な人との繋がりができた

LTで自分が話すこと、情報を発信することに対しての自信がついた

React Tokyoでの初登壇はReact Tokyo ミートアップ #2で飲食スポンサーを行い、そこでのスポンサー枠でLTをさせていただいたのが初めてでした。
それまでは、1回だけやったことがあるくらいで、特定の技術領域でのLTは全くの未経験でした。
そのため、まず何を話していいのかと悩んだのを覚えています。
その頃にClineでの開発が隆盛になってきた時期でしたので、今後の開発のあり方はどうなるだろうをライブでTodoアプリをReact 19の機能を使ってClineを回しながらLTさせていただきました。
LTの中でAIを使って開発している人と質問をして、さっと手が上がるような反応の早さや、終わったあとに面白かったですと感想をもらえたのがとても嬉しかった記憶です。

これを機にReact Tokyoでは3回LTをさせていただきましたし、他のところでもLTをすることに対してぐっとハードルが下がりました。
こう、話すことで頭でぼんやりと考えていること思いついたことが言語化されて、理解が早くなったとも感じています。
僕は普段記事を書かないので、皆さんそこの恩恵を感じて、「記事をかけ」と言うのかもしれません。

過去登壇LT記事

フロントエンドに関する知見をもらえた

React Tokyoはオフラインだけではなく、常日頃からオンラインのDiscord上で交流は盛んに行われています。
色んな人とお話していてよく聞くのが、「フロントエンドは技術の流行り廃りが早すぎてついていけない。」や「色々ありすぎてよくわからない」というのを聞きます。
僕もそうだとは思います。
ただ、Discord上で行われている議論を見るとどうもその流行り廃りには色々な背景がありそうだぞ、作者の信念がありそうだぞというのが垣間見えてきます。
また、自然と情報が集まる場になっているため、一人だとフロントエンドのあれやこれやをキャッチアップするのは大変ですが、みんなで持ち寄りキャッチアップしていく、その中で色々と得られるものが多かったです。

こと自分のことに限るとその当時担当している業務で、フロントのスタックをリプレイするのを任されました。
その時にReact Tokyoで培ったフロントエンド面の知見が生きたなと思いましたし、具体的なところを伏せつつもDiscordの方で相談させていただきました。
その甲斐もあってか、リプレイは事なき終え、なんとかなりました。

色々な人との繋がりができた

ほぼオフラインのイベントに毎回いると自然と顔見知りなり、ミートアップで食事を食べ交流しているといろいろな人と繋がりができたと思います。
主催のお二人はもちろんのこと、参加されているサポータの方だったり、OSS開発を行っている方だったり、全く別の会社の参加者だったりです。

また、React Tokyoとは別のイベントでフロントエンド系のカンファレンスなどに行くと「あれ?前お会いしましたよね?」みたいな形でお会いすることが多くありました。
これまでそういったカンファレンスなどは「あんまり知り合いいないな...」「とりあえずカンファレンス行ってみたけど、ぼんやりとわかったようなわからなかったようなもの持ち帰るだけになっちゃったな...」だったのが、フリースペースで駄弁り、交流し、何もわからないタイトルのセッションがミリしらぐらいで聞けるようになりました。

他にも、React Tokyo ミートアップ #4でDaishiさんやTeruhisaさんと交渉して、僕の方で1からデータ作成、発注などを行って配りました。
稀にですがマルチステッカーのノベルティを貼ってくれている人を見かけ、これを見つけては話して、会話のフックになったのも大きかったなと感じてます。
コラボステッカーの写真

こうなれたことに恩恵を感じ、今では毎月のイベントのサポータをやったり、2026年2月28に行われるReact Tokyo Fes 2026のコアスタッフをやらさせていただいています。

4. 印象に残っていること

そんなイベントメンバーをやりつつ、いち参加者として僕の中で印象に残っているのがReact Tokyo ミートアップ #8です。
ここはLTの登壇者視点としての話になります。
これまで良かったことを話してきましたが、自分なりに反省していることです。
その時は割と業務が逼迫している中、走り書きで書いたLT資料で練習もせずに登壇しました。
これにより、練習せず本番で話しましたが、割と何を伝えたいのかあやふやな発表になってしまいました。
一部の人からは面白いと言ってもらえたのですが、やはり喋るのであればもっとみんなにわかってもらいたかったなと思います。
また、僕の前に登壇された@YusukebeさんとComamoca_さんは僕が知る中では、最初に僕が「登壇してもらえませんか?」と交渉したと記憶しています。
お二人の発表の後にこの事になってしまったのは、登壇されたお二人、聞いてくださった方々、会をサポートしてくれたメンバーの方全てに申し訳ないと感じました。

後日、Yusukebeさんのポストをみてめちゃくちゃ「やっぱりそうだよなー」と考えました。
https://x.com/iwonder118/status/1969264188884214128

これが次のこれからどうしていきたいかに繋がります。

5. これからどうしていきたいか

React Tokyoを1年に渡って関わらせていただいて、非常に多くの学びと仲間が得られたと感じています。
そして、今僕は無職です。(先月退職しました)
それを踏まえての僕なりの恩返しがしたいないし、僕が受けたことを次の人に行っていく番だと思っております。
そのために先に書きましたメンバーやコアスタッフをやっていたりします。
また、より踏み込んだ技術的な意見交換がまだフロントエンド周りだと個人的には弱いなと自覚しています。
さらに外部のコミュニティに行くとよく「React Tokyoのメンバーやってるしこいつ詳しいやろ」みたいな感じで技術的な質問が来たりもします。
こういった技術的なところでの自分の力不足を感じているので、勉強もすすめて今後React Tokyoで発信を増やしていきたいです!

6. 終わりに

ちょっと自分語りが多かったなと思いますが、参加者視点、登壇者視点、サポートメンバー視点からの一通りのロールでこの1年体験したことを書かせていただきました。
僕も色々なところで顔を出させていただいていますが、昨今コロナ開けでの反動なのか新しいカンファレンスの立ち上げ、地方開催、地域勉強会コミュニティの勃興が起こっています。
この記事で少しでも興味を持たれたのであれば、ぜひコミュニティへの参加をおすすめしますし、そこからさらに一歩踏み込んで発表をしてみよう!運営をやってみよう!のきっかけになれば幸いです。
もしよろしければその熱量をReact Tokyoにぶつけてみてはいかがでしょうか?
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

Discussion