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「わいたこら。――人生を超ポジティブに生きる僕の方法」新庄剛志 を読んで、自分の開発屋人生に活きると思ったヒントの要点
「逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です」原晋 を読んで、ソフトウェア開発に活きると思ったヒントの要点 に続いて わいたこら。 ――人生を超ポジティブに生きる僕の方法 | 剛志, 新庄 |本 | 通販 | Amazon
を読んだ。普通の単行本なのだが自分になぞらえた時、自分の開発屋人生において得たヒントを読書感想文がてら要点としてまとめる。
最初に感想
- 何も知識がないときの印象よりものすごく「計算」「準備」して「常識的に」「熱く」動く方なのだなと感じた。もちろん全てポジティブな意味で尊敬を込めて。
- 最大のしくじり、信頼していた人との金銭トラブルについても。自分になぞらえるなら、長年勤めているから会社に対して給与振込を気にしないとか、毎月よろしくやっているだろうというのはマインドとして良くないなと。自己管理した上で自分のやりたいことに活かして収支を考えていかないとと感じた。
- それでも「本場」アメリカに挑戦する気持ちだとか、ソフトウェア開発においてもありますね。自分は果たしてできるだろうか?を考えたときにやはりどれだけすごいことなのかわかります。全体として逆境のシチュエーションでどう力を発揮するかのマインドを教わった気がします。
以下ヒントになった要点
- 冷静に比べると、フェラーリをポン!と買った日よりも、子どものころに親孝行して特別にショートケーキを買ってもらった日のほうが感動は大きかった。
- 2017年に放映された「しくじり先生」というテレビ番組を見ただろうか?あの番組で、僕は金銭トラブルのことを初めてみんなに告白した。しくじった経験を話せばちょっとでも誰かの役に立つかな、と思ったからだ。
「たくさんもらったお金をちゃんと管理しないといけないよ。Aさんに任せなさい」 - 一流選手の多くは、一分一秒、常に野球のことを考えて、自分がもっと上に行くにはどうすればいいかを考えている。どっちにしても自分でお金の計算なんてできるわけない。僕はスーパーで食材の買い出しをするとか、ATMでお金を引き出すとか、そういう体験を一度もしたことがなかった。
- 家族みたいな人を疑うなんて発想はなかった。信じ切ったまま17年が経っていた。
- Aさんは、2200万円しかないと言い張る。いろいろ難しい言葉を使って説明されたんだけど、僕にはほとんど言っていることが理解できなかった。とにかく、はっきりしてきたのは、僕の全財産が2200万円しかない
- 僕は、もうお金なんてたいして戻ってこないだろうと思った。人に任せている限り、どうにもならないんだ。最終的に、いくら返してもらえるのかはわからない。ただ、そのとき僕は強く決意した。もう、大事なことを人に任せるのはやめよう。
- 比較にならないけど、私もなんとなくで仕事してちゃダメだな
- よく「騙すより騙されるほうがいい」って言葉を聞くけど、僕はそんなふうに割り切ることができない。やっぱり騙されるほうが嫌だと思う。金銭的な額も額だけど、心から信用していた人に裏切られたのが、本当につらかった。でも、僕の胸の中にはAさんに対する感謝の気持ちが残っている。
- 僕はもう自分で好きなようにお金を稼ぎ、好きなように使って暮らすんだ。これからの人生は誰のものでもなく、100%自分のものなんだ。
- 本当のことを言うとサッカーのほうが好きだったし、うまかった。いろんなスポーツの中で、野球が一番下手だった。
- サッカーのほうが好きで、野球には興味がなかった
- 「福岡では巨人戦しか見れなかったので、阪神入団はイヤだった」入団会見で、僕がそんな発言をしたのが伝説になっている
- 提示されたのは同じ金額で、契約金が2億、年俸が4年で10億。 関東の球団が評価してくれたのは嬉しかったけど、やっぱり何かが違った。僕はスーパースターになりたかった。
- アメリカでスターになれば、世界レベルのスターになれる。僕がほしかったのは12億円じゃなくて、アメリカンドリームだ。
- 「絶対に通用しないんだから、お前なんかがアメリカに行くな」さんざんな言われようだった。今風に言うと、ネットで大炎上ってやつだ。「新庄は日本の恥」というアンケートにイエスと答えた人が98%らしい。普通の人ならヘコむんだろうけど、僕はものすごく嬉しかった。「もっと叩け」と思っていた。
- 僕の全力のスイングが、ただのウォーミングアップに見えてしまうなんて!正直アセったけど、本気を出すしかない環境に、めちゃくちゃ興奮した。本気でやるのは気持ちいい
- 本場でやるならアメリカ、ってソフトウェアもそうだよな…
- ここで僕が打てば、一気にスターになれる。失敗すれば、もう二度とスタメンはないだろう。人生には絶対に逃しちゃいけないチャンスがある。今がそれだ。その日、僕はシリングを打った。勝負に勝ったんだ
- シーズンを終えて日本に帰国すると、僕はスーパースター「SHINJO」になっていた
- 命をかけて、ギリギリのプレッシャーに耐えて1年間プレーして2200万円を手に入れる一方で、ただポーズを取っただけなのに8000万円が入ってくる。僕はこの、お金の価値のギャップを埋められなかった。何が正解で、何が幸せなのかを少しずつ見失っていったのかもしれない
- 涙腺にくる展開…
- 子どもたちの夢ってなんだってなるよな
- 舞い上がっていた僕は、周囲からの期待を当然の扱いだと考えてしまった。このままやれば、きっと期待を上回れると信じてしまっていた。
- そして天国から地獄
- 日本へ帰る
- 僕は逆境になると燃えるし力を出せる
- 僕一人で、チームをどれだけを強くできるだろう?
- 北海道をどれだけ盛り上げられるだろう?
- このチームを優勝させたら、どれだけ格好いいだろう?
- パフォーマンスをやるからには絶対に勝たないといけない。パフォーマンスをした試合に負けるのはダサすぎる。
- チームメイトを一人ひとりつかまえて言った。
- 「おい、今日も満員のお客さんが入っているぞ。ここで活躍してみ? ニュースにも取り上げられて、北海道だけじゃなく日本中のスーパースターになれるぞ!」
- 私もう明日チームメンバーつかまえてスターになるぞって言いたくなってるww
- プロはやっぱり結果を残さなきゃいけない。そして、スターというのは、いろんなことがあっても最後はハッピーエンドになるという運も持っている。
- 「自分が得意なことは何か」
- 詳しいことはわからないけど、人間運が増えたり減ったりすることってきっとあるんじゃないだろうか。
- 僕は「自分にあるもの」に目を向けた。欠けたところばかり気にしていたら自信をなくしメジャーで活躍することも「新庄劇場」で喜ばせることもなかった。自分が得意なことを、人一倍がんばった。
- 明るくポジティブにやっていると、みんなが自分に合わせてくれる。全部が自分のペースになってくる。それは「運がいい」ってことにもつながってくるような気がする。 だから、僕は英語を覚えるなんて気はさらさらなかった。 僕が英語を覚えるよりも、周りのみんなに日本語を教えたほうが話が早いと思っていたから、ロッカールームでも何でも、日本語でガンガンしゃべりかけた。
- ギャグにするつもりなんて全然ない。長嶋さんの「天然」は、僕にはとうてい真似できない、すごい才能だと思う。僕は長嶋さんとは違って、たとえ笑いを取るときでも、いちいち計算するタイプの人間だ。今だから言えるけど、アメリカに行った最初のころ、僕はなかなか友だちができなかった。ロッカールームでも、仲良く話をする選手はいなかった。
- 汚れたスパイクを投げつけられたら、いきなり、前の日から準備していたブラシを使って磨きまくる。からかってきたら、カタコトの下ネタを言い返す。日本の小学生みたいに相手のお尻に指を突き立てて「カンチョー!」をやってみる。相手のいじわるを「ネタ」にして、コミュニケーションを取っていく
- こういうのは誰が相手でもハマるわけじゃない。僕は考えて、狙いを絞りに絞った。
- 今の僕がいるのは、やっぱり家族のおかげ いろいろ話してきたけど、やっぱり家族の影響って大きい。
- 一寸先は闇じゃない。 一寸先は、光だと思ったほうがいい。
- 言ってること全部、「クサイ」セリフに聞こえるけど、本当に本心から言ってて信じてるのかなということが理解できてきた。新庄すごい
- 1つ目は、「プロ野球選手になる」という子どものころの夢。
- 2つ目は、「プロ野球選手としてスターになる」という夢。
- 3つ目は、「アメリカでプレーしたい」という夢。
- 4つ目は、「できたばかりの北海道日本ハムファイターズでパ・リーグを盛り上げる」
- 夢を叶えるために、諦めずに必死で努力する。夢を叶えたときに「よくがんばったな」と思える人生は楽しいし、価値があると思っている。
なんかクサイこと言っているように切り取ると思えるが、結構な本心から、本質をシンプルに表現しているのかなと思った本であった。以上です~
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