ココナラでエンジニアブランディングを始めてみた
こんにちは!
株式会社ココナラのシステムプラットフォーム部でプロダクトインフラと社内情報システムを担当している ゆーた と申します。
19回目のブログ投稿になりますが、今回は2023年から本格的に取り組んだ「技術広報」について、ココナラで試行錯誤したことを記事にしようと思います。
以前、イベント登壇した際にかいつまんだ話をしていますので、そちらの記事もご参照ください。
エンジニアブランディングってなに?
採用ブランディングにおいて、エンジニアブランディングは 「企業を知る」 「興味を持つ」 に該当すると考えます。
まずは「採用におけるエンジニア母集団形成を後押しできること」が重要になります。
「いかにエンジニア求職者に認知してもらえるか?」を突き詰めて実施する活動を エンジニアブランディング と私は定義しています。
エンジニアブランディングの手段は様々です。具体的な例をいくつかあげます。
- 社外イベント登壇
- カンファレンススポンサード
- 利用事例掲載
- テックブログでの発信
- SNSでの発信
「カンファレンススポンサード」は有償なのでハードルは高いですが、それ以外は自ら機会を創出することが可能です!
ちなみにココナラは2023年に「RubyKaigi 2023」と「iOSDC Japan 2023」のスポンサーをしています!
カンファレンスに参加した様子やブース運営の様子を記事にしているので、そちらもご覧ください。
ココナラでのエンジニアブランディングの変遷
2022年までの状況
ひとことで言いますと、「エンジニアブランディングはほとんどなにも動けていない」状態でした。
プロダクトの磨き込みを優先していた時期が長く続いており、「プロダクトの磨き込みを行いたいが、そもそもエンジニアが足りない…」という本末転倒な結果を招いていました。
具体例をあげますと、テックブログの公開運用に何回かチャレンジしていましたが、その度に頓挫しており、エンジニア関連の発信は皆無の状況でした。
社外イベントに参加した際に「御社はテックブログとかやってないんですね?🥴」と言われることも少なくありませんでした。
そのぐらいエンジニアの情報発信を大事にしている会社からしたらありえないことだったのだと思います。
図に表してみると「できてなさ加減」が一目瞭然でした・・・
このままでは採用活動に苦戦した状況が続いてしまい、本質的にやりたいことが頓挫してしまうと考え、 技術的な外部発信を強化する という決断をしました。
登壇経験はあったものの、体系立てたエンジニアブランディング・技術広報をしたことがなかった私ですが、他社エンジニアや技術広報との繋がりを活かして、現状を整理して試行錯誤しながら進めていきました。
2023年からやってみたこと
まずは 「自分たちのできてなさ加減を真摯に受け止めること」 と 「他社のベストプラクティスを真似する」 ところから始めました。
前者は現実を直視する苦しみはありますが、改善に動くための必要なプロセスとして甘んじて受け入れました。
また、ココナラの知人のつてで「TECH PLAY」から見たココナラの評価をもらい、その内容が「外部発信しているイメージがまるでない」という非常に厳しいものでした・・・
そこで挫けてはいけないので、それをバネに頑張りました!
後者は具体的には、私が新卒のころから良く言われていた TTP(徹底的にパクる) を実践しました。
様々なイベントや事例掲載、SNSでの発信を通じて他社のベンチマークを行い、1つずつアプローチを進めていくことはとても重要と感じています。
少し話はそれますが、エンジニアブランディングには費用が必要になることもあるので、コスト削減策も見繕って進めていきました。
「イベント登壇」や「事例掲載」は特別なディスカウントにつながることもあり、一石二鳥とも言えます!
結果
少しずつではありますが、多方面で活動が活発になり、スキームも明確になっていきました。
その結果、今までとは見違えるほどに社外発信が増加しています。
個人実績ですが、2023年3月 〜 2023年8月の半年でだいぶエンジニアブランディングを実践できたと思います!
- 社外登壇:6件
- 事例掲載:3件
- テックブログ投稿:12件
- AWS Webマガジン寄稿:2件
- 社外勉強会:3件企画中
自分の活動で対面やオンラインで反響をもらうことが増えたことも、モチベーションになりました。
知人やベンダー担当者、採用面接の時に「テックブログ見ました!」「技術発信頑張ってるね!」と声をかけられることも少なくありません!
また、SNSでは以下のような反応・反響をいただけて、今まで試行錯誤でやってきたこともムダではなかったと思えました!
イベント登壇した際の写真もいくつか載せますね!
今後の対応
3つKPIを設定して、エンジニアブランディングを計測・推進していこうと思います。
私のような社外発信の経験がある方は「外部発信数」と「認知度」を中心に追いかけています。
一方で、登壇経験のない若手はまずは「イベント視聴数」という指標を設けることで、外部との接点を持つことや、そこから知見を得てもらうことを目標にしています。
これからも良いとこ取りをしながら、様々な会社とコラボレーションさせていただきたいと考えています。
勉強会、LT会を複数社で実施できれば、双方のエンジニアブランディングにも寄与できますし、エンジニアの技術力向上にも繋がると考えています。
LT会・合同イベントなど、お誘いお待ちしております!
こちらからもお声がけさせていただきます!
もし良かったら、エンジニア広報や私個人のX(旧Twitter)アカウントをフォローいただけると嬉しいです!
イベント登壇時の資料は以下に公開しています。ぜひご覧ください。
最後に
ココナラでは、一緒に事業のグロースを推進していただける様々な領域のエンジニアを募集しています。
少しでも興味を持たれた方がいましたら、エンジニア採用ページをご覧ください。
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