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Debian Gnome 環境での GitHub の利用

2022/11/14に公開

(作り直し版) Debian Gnome を少ないパッケージで構築 の続き。

対象:

  • Debian の最小構成で作業することに喜びを感じる人
  • 英語読むから、こんな説明不要だよという人がサボる用

<参考>
GitHub Docs
GitHub Blog

1 GitHub アカウントの準備

GitHub アカウントを作成する。
昔作ったのでパス。
ブラウザから GitHub にログイン。

2 トークンの準備

レポジトリにアクセスするためのトークンを準備する。
Creating a personal access token > Creating a fine-grained personal access token を参照しながら作業する。

右上のユーザから Settings

左の列の Developer settingsと進む

Personal access tokens > Fine-grained tokens をクリック

Generate new token をクリック

上の方から
Token name : IDとして利用する名前を付ける
Expiration : 動作確認には、短い期間を定義
Description : test_user_account ##キーワードになるものを書いておく
Resource owner : 自分のアカウント

Resource owner : 利用するリポジトリに合わせて選択。
一人用の GitHub アカウントなので。All を選択した。

Permissions : 細かくて分からない事がある。日本語の説明はこちらを参照。
きめ細かい個人用アクセス トークンに必要なアクセス許可
使っていると不足分も分かるはずなので、知っているキーワードが出てきたところは選択する。結果は以下。
以後のオペレーションは利用出来たことは確認。

定義が終わったので Generate token をクリック


3 (既存レポジトリの削除)

何度もリポジトリを作っていて、削除したい時
作成済のリポジトリに移動し、Settings > Danger Zone > Delete this repository
https://github.com/[ユーザー名]/[リポジトリ名]


確認画面が出てくるので、[ユーザー名]/[リポジトリ名] を入力し、[I understand ...] をクリック

パスワードの確認があった場合、入力

4 新規レポジトリの作成

右上の +より、New repository

Repository name を入力
Public/Private を選択 (目的により選択)

以下はデフォルト値利用
Create repository をクリック

新しくリポジトリが作成され、次に実施することの指示も出ている。
こちらの画面は開いたままにしておき、コンソールでの作業に移る。


5 ローカルOS (Debian) への git の導入

パッケージ導入

# apt install --no-install-recommends git

パッケージリスト保存

$ dpkg -l > `date +%Y%m%d`_000008_git.txt


6 ローカルリポジトリのディレクトリを作成

GitHub のリポジトリを集めておくディレクトリを作成し、各リポジトリを置くように作成する。
イメージは以下 (柑橘類名が別のリポジトリ)

個人ユーザで実施

$ cd  #Home directory へ移動
$ mkdir -p github_local/[リポジトリ名]
$ cd github_local/[リポジトリ名]

個人の識別情報の登録

$ git config --global user.name "名前"
$ git config --global user.email メールアドレス

この作業にて~/.gitconfig が作成された。
ファイルの内容を確認する。

$ cat ~/.gitconfig


7 ローカルリポジトリからのファイル登録

続きは
...or create a new repository on the command line に従って実施。
<事前>カレントディレクトリは、今回ローカルリポジトリを配置すると決めた場所になっていること。

7-1. README.md の作成

$ echo "# XXXXXX" >> README.md


7-2. カレントディレクトリを Git リポジトリとして定義

事前事後で git status を確認

$ git status
$ git init
$ git status


7-3. README.md をステージングエリアに追加する。

事後 git status を確認

$ git add README.md
$ git status

7-4. commit

commit 後 ステータスとログ確認

$ git commit -m "first commit"
$ git status
$ git log


7-5. 既存のブランチを master → main への変更

$ git branch
q で抜ける
$ git branch -M main
$ git branch
q で抜ける


7-6. リモートリポジトリ(GitHub) の定義をローカルの git に追加

リモートリポジトリ名は origin
変更前後の remote の定義出力と定義ファイルの表示

$ git remote -v
$ git remote add origin https:/github.com/[ユーザー名]/[リポジトリ名].git
$ git remote -v
$ cat ./git/config


7-7. (問題発生) リモートリポジトリへ書き込み

$ git push -u origin main


push すると証明書の問題が発生した。
Debian でパッケージを追加導入する。

7-8. 証明書の導入

openssl ca-certificates を導入する

# apt install --no-install-recommends openssl ca-certificates



パッケージリスト保存
<事前>カレントディレクトリは、~/package_history に移動していること。

$ dpkg -l > `date +%Y%m%d`_000009_openssl.txt


7-9. リモートリポジトリへ書き込み リトライ

<事前>カレントディレクトリは、今回ローカルリポジトリを配置すると決めた場所になっていること。

$ git push -u origin main
Username: Token name
Password: token入力
$ git log
q で抜ける


7-10. リモートリポジトリへの反映確認

ブラウザより、以下を表示するとローカルで作成した README.md が登録されている。
https:/github.com/[ユーザー名]/[リポジトリ名]


8 リモートリポジトリでのファイル登録

リモートリポジトリでのファイルの追加
ブラウザの画面から、リモートリポジトリにファイルを追加する。
Add file > Create new file

ファイル名を記載し、Edit new file タブ内に記載

コメントを残して、Commit new file をクリック

新しくファイルが登録された


9 リモートリポジトリ → ローカルリポジトリ の反映

ローカルリポジトリへの反映

$ ls -l
$ git pull
Username: Token name
Password: token入力
$ ls -l
$ git log
q で抜ける


10 ローカルで修正し、リモートリポジトリへ 反映

2nd_file.md を編集するが、add, commit push の手順は README.md の作業と同じ

$ cd ~/github_local/[リモートリポジトリ]
$ echo "new line `date`" >> 2nd_file.md
$ cat 2nd_file.md
$ git add 2nd_file.md
$ git commit -m "2nd_file 2nd commit"
$ git push -u origin main
Username: Token name
Password: token入力
$ git log
q で抜ける

ブラウザの画面より、2nd_file.md への反映を確認

11 リモートリポジトリには、すでにファイルがあって、後からローカルにリポジトリをつくる

ここまでで作ったローカルリポジトリを削除し、個人ユーザの git の設定も削除。
git が利用できる状態で、既存のリモートリポジトリを利用できるようにする手順。

11-1 準備 リポジトリ、設定の削除

ローカルリポジトリを削除

$ cd ~/github_local
$ ls -l
$ rm -rf [ローカルリポジトリのフォルダ]
$ ls -l

git の設定を削除

$ cd
$ ls -al .gitconfig
$ cat .gitconfig
$ rm .gitconfig
$ ls -al .gitconfig


11-2 Git 個人の識別情報の登録

GitHubに接続する為の設定追加
(さっき消したので)個人の識別情報の登録

$ git config --global user.name "名前"
$ git config --global user.email メールアドレス


11-3 ローカルリポジトリの作成 (git clone)

ローカルリポジトリを作成する1階層上のディレクトリに移動

$ cd ~/github_local

git clone

$ git clone https://github.com/[ユーザー名]/[リポジトリ名].git
Username: Token name
Password: token入力
$ ls -l

ここまでのコミットした記録を見る

$ cd [ローカルリポジトリのフォルダ]
$ git log
q で抜ける


12 終わりに

GitHub を利用する環境はできたので、続きは本やネットで学習しよう。
Pro Git
Pro Git 日本語翻訳

VSCode からの GitHub の利用に続きますが、Windows などとも同じなので要らなかも。
つづき Visual Studio Code の利用 (Debian Gnome + GitHub の環境)

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