フロントエンドエンジニアがAWS Certified SysOps Administrator - Associateに合格した話

2022/01/30に公開

概要

AWS SOA(AWS Certified SysOps Administrator - Associate SOA-C02)に合格したので、感想なり対策したことをまとめておきます。

前提の話

私はCler(クラウドインテグレーター)に所属しており、フロントエンドエンジニアとして働いています。所属がClerということもあり、AWSをまったく触らないわけではないですが、フロントがメインなのでそれほど詳しくもないです。
CLP、SAA、DVAは取得済み。

SAA、DVAの話はこちらに。
https://zenn.dev/yend724/articles/20211031-t0sf5o7fmw69hw56
https://zenn.dev/yend724/articles/20211120-w2lz6nynbswq0e7r

対策したこと

対策期間はおおよそ1か月間ほどになります。とはいえSOA、DVAを取得してからあまり日は経ってなかったので、その辺のアドバンテージはありました。

試験ガイドを読む

なにはともあれ、最初にやったことは試験ガイドを読むことです。これはSOAに限った話ではなくどの試験でも共通ですね。

SOA試験の回答方式は大きく分けて2種類あり、

  • 多肢選択式と複数回答式
  • 試験ラボ

になります。

SOAの特徴として気になるのは試験ラボの方だと思います。

試験ラボ: 提供された AWS アカウントの AWS マネジメントコンソールまたは AWS CLI で、特定のシナリオに必要なタスクを完了します。

試験ラボは実際にマネジメントコンソールないしはCLIを使った実技テストです。忘れがちですがCLIも試験範囲として明記されているので、触ったことない方もひととおり目を通しておくと良いと思います(試験対策としてCLIは捨てると割り切っているなら、それはそれでありだと思います)。

問題数としては全部で65問 (単一選択/複数選択/試験ラボ)あり、そのうち採点対象になるのは50問です。もし本番で予想以上にできなくても、採点対象外の問題の可能性があるので、諦めずにやり切りましょう。

サンプル問題を解いてみる

次はサンプル問題を解きました。
公式・非公式を問わず、勉強の教材は色々ありますが、少なくともサンプル問題は全問正解できるようなっておくべきだと考えています。

書籍とUdemyで勉強する(インプット)

日本語の情報に絞ると、SOA専用の教材を見つけられなかったので、SAA、DVAの教材を代用しました。とくにSAAに関しては、ほぼ範囲被ってるので、試験対策としてもそれで十分でした。

  • Udemy

https://www.udemy.com/course/aws-associate/

  • 書籍

https://www.amazon.co.jp/dp/479739739X/ref=cm_sw_r_tw_dp_ZTY4R3Y1TTPJYRSTD6R7
https://www.amazon.co.jp/dp/4798063401/ref=cm_sw_r_tw_dp_HQB6E797D3BGC2SNMFM5

Udemyの教材に関しては実際に管理画面見ながらのハンズオンも付いているので、そのまま試験ラボの対策にもなると思います。

SOAを受けるにあたってインプット用の新たな教材を買ったというよりかは、SAA、DVAを受けた時の教材が手元に残っていたので、そのまま使い回した感じです。

ちなみに日本語に絞らなければ、SOA専用の教材もあるみたいなのでそちらを使うのも良いと思います(たとえば以下のような)。

https://www.udemy.com/course/ultimate-aws-certified-sysops-administrator-associate/

問題集を解く(アウトプット)

インプットしてアウトプットする一般的な流れですね。
問題集としては以下のものをやりました。

  • AWS BenchPrepの模擬試験

こちらに関してはクラメソさんの記事を共有しておきます。
https://dev.classmethod.jp/articles/new-aws-official-practice-questions/

  • AWS WEB問題集で学習しよう

https://aws.koiwaclub.com/

  • Udemyの問題集

https://www.udemy.com/course/aws-sysops-53195-q/

基本的には「AWS WEB問題集で学習しよう」を使用して勉強していました。問題数が多いので #50以降 のみに絞って勉強していました。
#50以降の問題に関しては、ほぼ100%の正答率になるまで繰り返しました。

「AWS BenchPrepの模擬試験」に関しては何度もやったわけではないですが、最低1回は目を通しておくべきだと思います。とりあえずでも良いので、公式かつ無料のものには手を出しておいて損はないと思います。

「Udemyの問題集」は試験ラボ対策用に使いました。
「AWS WEB問題集で学習しよう」「AWS BenchPrepの模擬試験」の2つには試験ラボの問題はなかったのですが、「Udemyの問題集」には試験ラボの問題もついていたので、その部分だけ問題と解説を読みました。
本来であれば実際に環境を作ってテストしてみるのがベストだと思います。私の場合は時間がなかったこともあり、試験ラボについては問題と解説を読んだだけになってしまいました。

試験当日

SAA、DVAの試験の時同様、テストセンターで試験を受けました。身分証が2つ必要だったので忘れずに持ち物を確認しましょう。

SOA(というか試験ラボ)に関しては、テストセンター受験をオススメします。ネットの情報だったり聞いた話の限りでは、PCのスペックや回線によって不具合があったり(なかったり)するらしいので、試験問題以外のところで慌てないためにも、できればテストセンターが良いのかなと思います。

試験時間は180分です。試験ガイドによると試験ラボの問題は各20分程度の時間がかかると想定しているみたいです。つまり試験ラボが2つあれば40分、3つあれば60分です。

全体の試験時間に関しては、結構余裕がある印象でした。それほど急いで解く必要もないと思いますので、焦らずゆっくり見直しをしましょう。

実際に試験ラボを解いてみた感想としては、誘導が非常に丁寧なので必要以上に恐れることはないかなという印象です。
もちろんマネジメントコンソールとCLIをまったく触ったことがなければ、かなり辛い試験になると思います。
ただ本記事で挙げたUdemyの教材や仕事で少しでも管理画面やCLIを触ったことがあれば、誘導に従うことである程度は答えを導き出せるように感じました。
また部分点があるようなので、完答できなくとも0点になることはないと思います。

おわりに

SOAを取得したことで、アソシエイト3冠を達成できました!
次に何を受験するかはまだ決めてませんが、引き続き上位資格を取得していきたいと思います。

ゴリゴリのAWSエンジニアはもちろんのこと、普段あまりAWSを触らないけれどサービス全体を把握したい方にとっても、AWS認定資格は非常に有用だと思っています。ぜひ受けてみてください。

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