フロントエンドエンジニアがAWS Certified Solutions Architectに合格した話
概要
先日、AWS SAA(AWS Certified Solutions Architect – Associate 試験 SAA-C02)に合格したので、感想だったり、勉強法だったりを書いていこうと思います。
前提の話
Cler(クラウドインテグレーター)に所属しており、フロントエンドエンジニアとして働いています。所属がClerということもありAWSをまったく触らないわけではないですが、基本フロントがメインなので詳しくもないです。AWS CLP(AWS Certified Cloud Practitioner 試験 CLF-C01)は取得済み。受験前のAWS知識としては平均的なCLP合格者くらいだと思います。
勉強法
対策期間はおおよそ1か月ほどでした。
試験ガイドを読む
当然のことですが、まずは試験ガイドを読んで、試験の概要・範囲の把握をしました。何を問うか、どのサービスが試験範囲に含まれるのか、思った以上に明確に書いてありました。
あまり語られないのですが、AWS SAAでは採点対象の問題が50問、採点対象外の問題が15問、合計65問の試験になります。どの問題が採点対象外なのかはわかりませんが、対象外の15問は例え間違えても合否に関係ないという形になっています。
書籍で勉強する
最初のインプットは上記の書籍で行いました。細かく読み込むというよりは流し読み感覚で、2日ほどでささっと全体像を把握しました。
Udemyの問題集を解く
書籍でインプットした後はひたすら問題を解きました。こちらの問題集は6回分(計390)問あるのですが、すべての回で少なくとも正答率が9割越えるまでまでやりましたね。
問題のレベル感としては本番より少し難しいかもしれないです。1回目に解いた時の正答率は半分にも満たなかったです、、。9割越えるまでに各回5回以上は解き直しをしたと思います。
Udemyの学習教材を試聴する
サービスの説明からハンズオンで実際に管理画面を触るところまで学習できます。ただなんにせよ、量が多いです(ハンズオンまで含めるので当然なのですが)。なので、全部を観るわけではなく、問題集を解いて理解できなかった部分だけを重点的に視聴するという使い方をしていました。また、こちらの講座の最後にも問題集がついているので、そちらも正答率が9割越えるまで繰り返しました。
試験当日
近くのテストセンターで受けましたが、身分証明書が必要だったので試験当日に必要な持ち物を忘れずに確認しましょう。試験の概要を見るに試験自体は最大130分間の猶予があるみたいです(終わった時点で退出可能)。
とはいえ、私自身の話で言うと大体60分くらいで解き、見直しが20分、合計80分くらいだったので、時間切れになる方はあまりいないかなという印象です。
かなり丁寧に問題文を読んだので、ほとんどの人は普通に解けばもう少し早く解き終わると思います。問題そのものよりも、日本語の解釈に時間が掛かるので、お金に余裕がある方は模試を受けてみるといいかもですね(ちなみに私は受けてないです)。
資格を取得した感想
フロントエンドエンジニアがAWSの資格を取得することに意味があるのかどうかということですが、個人的には意味があったかなと思います。当然資格を取ったから実務のスキルレベルが上がったのかと聞かれるとそれはまた別問題ですが、AWSサービスの概要を把握するという点ではとても有効に感じました。
フロントエンドエンジニアだからといって、フロントのことだけを知っていれば良いわけではないと思います。むしろAWSに関して「実務経験がないけど、AWSのサービスについて把握しておきたい」という方にとって資格試験は非常に向いているのではないかなと思いました。
おわりに
AWS認定資格においてSAAはCLPに次ぐ、基本的な立ち位置の資格になるので、これからもAWSの知識を広げるために他の資格も取ってみようと思います。
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