JLCPCBでシリアル番号を入れる
背景
基板にロット番号やシリアルナンバーを入れることで、バージョン管理や、不良解析を楽にできないかと考えました。
EasyEDA+JLCPCBでやってみます。
シリアル番号作成項目の解説
さっそくJLCPCBの発注ページを見ていきます。
PCB仕様の次に、高度なオプションという項目があり、ここでシリアル番号を入れることができます。
二次元バーコード(シリアル番号)をクリックすると出てくる作成画面を見ていきます。
印刷する
どのような形式でシリアル番号を印字するかで、QRコードか、英数字の羅列か、その両方を選べます。
コード形式
QRコードかデータマトリクスコードかを選べます。
QRコードの方が汎用性は高いですが、このデータ量であれば、データマトリクスコードの方が小さなスペースで印字できそうです。
シリアル番号設定
細かい印字内容を設定できます。
プレフィックスは、文字通り、シリアル番号の最初に配置される文字列です。
何の基板なのかや、日付、会社名等のタイトルとなるものを入れるとよさそうです。
2次元バーコードと番号の両方を使う際は、接頭辞は印刷されず、バーコードを読むと表示されるようです。
固有番号は、製造時に自動的に割り振られる英数字の羅列です。
消すことはできますが、内容を変えられません。
プレフィックスとインクリメント番号だけでは、シリアル番号が重複するため、これを避けるために使います。
例えば、基板の中身を変えて再発注したとき、変更前後で基板を見分けるのに便利そうです。
インクリメント番号は、1枚ずつ基板に割り振られる数字です。開始番号を設定できます。
例えば、基板を20枚作ったら、xxxxx_ABCDE_0001、xxxxx_ABCDE_0002、…、xxxxx_ABCDE_0020と20番まで割り振られます。
二次元バーコードのサイズ
サイズも選べます。英数字の羅列のみの場合は選べません。
試したことはありませんが、小さいサイズを選ぶと、QRコードにした場合に読み取れない可能性もあるかもしれません。
二次元バーコードの位置
特定のサイズのシルクを配置することで、シリアル番号の位置を指定できます。
バーコード系の場合は、希望のバーコードのサイズの正方形のベタシルク、英数字の羅列の場合は2×10mmのベタシルクを配置するとその位置に印字されます。
2次元バーコードと番号の両方を選んだ場合は、正方形のベタシルクを配置すれば、その下に番号が配置されます。
一致するサイズのシルクがない場合やスペースがない場合は、そこに印字されないこともあるようです。
また、バーコード系の場合は、正しくスキャンできるよう、他のシルクスクリーンパターンから離して配置したほうがよさそうですね。
やってみる
今回は基板にそこまでスペースがないので英数字の羅列のみを選びます。
プレフィックスはpop、固有番号あり、インクリメント番号は0001からとしました。
位置も指定したいので、TOPシルク面のコイン電池ケース直下に2mm×10mmのベタシルクを貼ります。
特にプレビューがどこにも出ないので、かなりドキドキですが、これで発注してみます。
…
届きました!無事ベタでシルクを入れたところに配置されています。
pop_50egi_0006と印字されています。固有番号には適当な英数字が入っていますね。
基板ごとに番号も違いますね。
番号は実際に0013の基板は実装綺麗にできず不具合出るかも、といった記録に使い、不具合究明にも役立ちました。
おわり
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