JLCPCBでカラーシルク印刷+部品実装依頼(SMT)をしてみた!
背景
JLCPCBを使ってカラーシルク印刷を行い、実装依頼もしてみました。
出来上がった基板はこちら。
両面にカラーシルク印刷、片面は一部実装をお願いしています。
設計手順
通常のカラー印刷PCB発注まで
基板設計ツールとしてはEasyEDAを使います。
設計手順はこちらを参考にしました。
部品実装しないのであれば、上記の参考文献で十分で、今回の記事はいらないのですが…
実装依頼(SMT)も行う場合
1.If your colorful silkscreen boards need JLCPCB SMT service, please make sure you have set the Technology Side at "Panelize" feature(Type: V-Cut, Create Technology Side: Yes, the panelized size length or width must large than 70mm) or add Technology Side by manually, otherwise, the colorful silkscreen will not be printed if you choose the SMT service.
2.The more information for colorful silkscreen design and manufacturing, please refer at:Colorful silkscreen tutorial
データを作成し、いざ基板発注をしようとOrder>Order PCBを選んで進めていくと、部品実装サービスを使うならパネライズしてくださいとありますね…?
基板サイズは縦横いずれかが70mm以上とあります。そうでないと、SMTを選んだ際にカラーシルク印刷にはならないようです。
Draw Colorful silkscreenには、パネライズについての詳細は載っていませんでした。
パネライズ設定
最初はこのような状態でパネライズされていません。
今回の基板は100mm×100mmのため、the panelized size length or width must large than 70mmの条件は満たしています。
(JLCPCBだと、V-CUT可能な最低サイズは70mm×70mmなので、説明文のようにどちらかが超えていればよいわけではなさそうですが…次回試してみます)
手作業でパネライズ設定を加えることもできますが、今回はパネライズオプションで作ります。
選択肢の"Set Technology Side"からパネライズの設定に飛びましょう。
指示の通り、TypeはV-CUTを選びます。Create Technology SideはYesを選びます。
自動でV-CUT線や穴がつくので便利ですね…
パネライズについてはこちらも参考になりました。
無事V-CUTが追加されました。
V-CUTがついたので、再び、Order>Order PCBに進み、"I Got it, Continue"を選びましょう
どんどん進んでガーバーデータを発行し、JLCPCB上のガーバービューアで見てみると確かにV-CUTが見えますね。
あとは、PCBカラーを白、表面仕上げをENIG、詳細オプション>シルクスクリーン工程をEasyEDA multi-color silkscreenに設定し、PCB組み立ての項目もONにして、発注です。
おわりに
カラーシルク印刷+実装依頼時にかなり手間取ったので記事を書きました。
無事うまく届いてよかったです。
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