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三頭身RPG・大海戦

2023/08/03に公開

三頭身RPG・目次

拙作『三頭身RPG』(以後は本作)を作るにあたって考えたことなど、つらつら書いて行きます。
今回は巨大船について3回目。

人質交換

大型エレベータ中央のディスプレイを覗くと…


上下にグレーの線がついてますが、これはディスプレイの枠の雰囲気です。
セリフに枠がついてないのは、スピーカから聞こえてきてるという雰囲気。
今まで手を替え品を替えやってきた中継型イベントの一種ですが、ここでは本当に甲板からの中継を見ている状態です。

プレイヤーキャラが頻繁に入れ替わる本作ですが、とにかくプレイヤーキャラが存在しないところの出来事を描写するのは避けよう、と思っていたので「この世界ってカメラやモニターまであるの?」と思いつつ採用しました。
『ドラゴンクエストⅣ』なんかも宿屋で見た不思議な夢とかにして、プレイヤーの体験以外での情報を入れないように工夫してましたね。

甲板で人質交換が行われようとしています。
ちょっと前に落とし穴にパーティを落として印象付けてた宰相が、なんとメッザノッテとセラータの息子、ステラの弟ということが判明します。


で、半分機械のような人の姿に戻ったトニトは、そのパワーを見せつけます。
ちなみにギミックというのは『魍魎戦記MADARA』ネタですが、そんなんわかんないですね。

メッザノッテが深夜、セラータが宵、ステラが星、トニトが雷を意味するイタリア語です。
あんまり深い意味なく響きで決めてますが、なんとなく『スパイ×ファミリー』を彷彿とさせるネーミングになってます。


このレーザーは標準のアニメーションを横向きに回転させただけです。
アニメーションはあまり勉強してないんで、標準のものを回転や縮小させることでなんとかしてます。
ちなみに撃て!もフォーコ!で『ガールズ&パンツァー』で言えばアンツィオ高校ですね。ですねって言われても………特にパロディでもなんでもないです。


この辺りになると、かなりイベントづくりもこなれた…と思ってたんですが、炎や水柱が上手くタイミング合わせられなくて製作難航しました。
「こ…これ作者急病につき休載のお知らせを出さねばならないのでは!?」ぐらいな感じになりましたね。白いワニの足音が聞こえる!!

セラータがやってきたということは、もはや予言が半分成就したようなもの!とアクジャは気づきます。
兄者人の予言は絶対外れない!ステラさん怖い!!パニック!!!

メッザノッテを追え!


予言を無効にするにはもはやメッザノッテを殺すしかないと思いつめたアクジャ、そこからメッザノッテを救ったのは天狗だった!
という訳で、どう動くか分からないジョーカー的なキャラを同行させておくと便利だなー。
話が突然終わりそうになったら回避してくれるし、話が停滞したらそいつが動かしてくれるもんね!

後、倒れグラフィックをせっかく作ったのでこれでもかと活用しています。

多分メッザノッテは、人質交換の様子をドームの方から見下ろす形でラスボス然として見るつもりだったんでしょうね。
それが勇者一行が赤竜に乗って突っ込んできて獣人に捕獲されて指を折られるとか「もーなんなの!」って気分だったと思います。
ステラとトニトの子供二人も「あれーお父さんどうしたのかな?」「機械使うの苦手だからドーム開けられないんじゃないの?」みたいに心配…大して心配してなかったと思う(笑)


メッザノッテを追ってまた下に降りてきた一行。
こういうところにもちょっとヒントを入れたりしています。

ところで「彼奴等(きゃつら)」って何と無く好きで良く使います。

打倒!混沌の王!!


相変わらず、アクジャに話しかける時は枠いっぱい使うステラさん。
これは完全に『ドラゴンクエスト』の竜王の問いかけのオマージュです。
世界の半分ほどのインパクトはありませんが…その後に流れるアルドくんの手記には色々考えさせられますね(自分で書いたものに言うことではない)

虎の子の最後の封印である「混沌の王」をセラータが解き放ちます。
「勇者を倒すためにとっておいた」みたいに言ってますが、多分完全に想定外の出来事だと思います。
だってきちんと制御できないモンスターを勇者みたいに動き回る敵相手にぶつけることができるのって、今回みたいにたまたま向こうが袋小路にハマったときぐらいですからね。

ちなみに「混沌の王」は本作では珍しいプレイヤーを追ってくるタイプのシンボルです。
あとシャッター閉めるアニメーション、結構大変でした。


複数の能力の違うキャラが助けに来ます!心強い!!
ここで助けに来てくれる人たちは、その前に牢屋を開けていたり、パワード白銀の鎧を修理してたりすると増えます。
もしひとつも解除していなかったら、めちゃめちゃ強いです。

ちなみにブロウクンマグナムは『勇者王ガオガイガー』の中では地味目だけど代表的な技。
その他『GEAR戦士電童』『超電磁ロボ コン・バトラーV』『新幹線変形ロボ シンカリオン』の技が炸裂します!君もその目で確かめろ!!
あ、一応ヒーリングは『王様ランキング』のヒリング様のイメージで。
応援ガンバは『グランディア』から、応援ソングは『マジンガーZ』からです。
ロボットものでまとめるとかしろよ、みたい感じもしますが、勢いで!

無事倒すとまた特別装備の「王の剣」が手に入りますが、これもアイセルが作った剣ではありません。
ところで重量制限が解除されてエレベータが動きますけど…倒した敵の重量って消えて無くなってるんですかね?


エレベータで登ってきた甲板がこれ。
右上のところに陸地が見えてますがプレイ中には見えません。
西の国の国民か兵士がやってきて「な…なんだこれ?」「ワシだ!」「王様!!」みたいなやり取りを入れようかと思ってたんですが、終盤にかけての勢いがそがれるかなーと思ってやめておきました。


ここが人質交換の舞台になっていたところです。モニタで見ていた場所に実際やってくるのってなんだかエモくないですか?

ここでも一応会議が始まるんですが、各キャラに話しかける部分は飛ばして暗転→結論の流れになってます。これもラストに至る勢いを殺したくないなと思って。
まぁ連載中は続きは次週へ!となって勢いも何もないんですけどね!!
中央の階段あたりは、王様がここに登って会議を仕切るみたいなことしようかと思ってた名残です。

ヴェルヴェットルーム

プルスウルトラ!意味はよくわかんないけど勢あって好きです(笑)

まとめ

今回のツクーラー・まいシャさんのリプレイはこちら。
年末年始の大型バージョンアップに期待 - 新・星門記★
2023年最初の三頭身RPGプレイ - 新・星門記★

前回 三頭身RPG・囚われ人の解放・次回 三頭身RPG・最終決戦へ!

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