三頭身RPG・巨大船に挑め
拙作『三頭身RPG』(以後は本作)を作るにあたって考えたことなど、つらつら書いて行きます。
今回はメッザノッテの巨大船について。
空島での準備
園長先生は高いところに乗りたがる癖があります。このために切り株を用意しておいたのだ。
どーでもいいところで用意周到(笑)
剣の祠にあった岩を掘り起こして空島まで運んで来てます。空島の大地は柔らかいみたい。
ところでこの大岩、背景の素材の浮遊岩石を切り出して加工したものです。
極力標準の素材で作りたいけど、いい感じの素材がない。ということで折衷案として。
オーブは各属性の魔素を吸収しやすいところに設置しておくことで魔力を蓄える、という解説が以前本編でなされました。
闇のオーブが石の中にしかも2000年もあったらどうなるかというと、こうなるわけです。
大理石の魔素吸着力だとか、複数のオーブがあった場合の相互作用だとか、色々と考えてはいたんですが別に「ゲーム的にもストーリー的にも大事なことではないので」解説はしてません。
というわけで岩のカケラを使った新商品です。
これまでもこの「まおまん本舗空島支店」の商品ラインナップは地味に更新されて増えていました。
地上との交易が進んでいることを表現しているんですね。
ちなみに交易が進むことで地上の生き物やら疫病を持ち込んでひと騒動という話も考えましたが、港町の青年の密航のネタに化けました。
管理人のベーゴマのおじちゃんが地上人を連れてくるのを嫌がっていたのは、前に余計なものが持ち込まれてしまったことがあるのでしょう。
美人のお姉さんでも、やたらお土産持たせようとしてきたりすると「おばちゃん!」みたいな雰囲気が出てくるので、母者人に親しみを持ってもらおうととりあえず小麦渡してくるキャラにしました。
…となるとこうなるなということで、あんまり結界がどのタイミングでどう解除されるのか展開考えてなかったんですけど、スポッとハマりましたね。
結果として本作随一の重要アイテムが小麦ということに(笑)
妖精は基本的にガーディアンとペアで行動するので、ガーディアンだけでなく妖精もちゃんと空島からいなくなってます。
なお、この女神的な人たちは妖精が長い年月を経ることでクラスチェンジした人たちです。
もしかしたら一緒に暮らしている妖精は姉妹なのかもしれません。
メッザノッテの船を見つける遊びを入れようかと思ったんですが、ワールドマップ上を自由に動けると色々破綻してしまうので、ガーディアンに先行してもらって怪しいところを見つけてもらいました。
単純に「マップの雑巾掛け、大して面白くないのでは?」と思ったというのもあります。
『ドラゴンクエストⅢ』で「かわきのつぼ」を使う浅瀬を探すの、人によっては挫折ポイントではないかなと。
巨大船
無理矢理感溢れるドームをさらにマップ切り替えで無理矢理に動かすイベント。
手前にメッザノッテがいてロプロスが向こうから突っ込んでくる構図は、なかなかイカしてるなと思います。
竜巻に巻き込まれたメンバーが遠くを流れていくところや、ゴーレムが国境の橋にやってくるところもそうですが、サイドビューで奥方向を生かした演出はエモいですね。
メッザノッテは強力なネクロマンサーでヴァンパイア連中もメッザノッテが掌握してましたし、ゴースト促成栽培装置は娘のステラとの共同開発ですかね。
順調にいくと、南の町からゾンビ北上 → 魔族がいなくなった王都に侵攻 → セシリア出撃 → 宰相が裏切ってセシリア死亡 → 国王軍全出撃 → ゴーレムと赤竜(間に合えば魔王も)による蹂躙 → 王都制圧 → 世界征服
という筋書きになって、負けの目がほとんどない状態だったのでは?
念のために勇者屠っとこう、と万全の策を取ろうとしなかったら、世界征服成功してたかもですね。
巨大船の地下(?)一階の下のあたりは、海上都市で人間と魔族を分別していたところと同じ構造です。
上の暗い部分は巨大エレベータ孔です。
この天狗も封印されてたかというと、多分されてなくて主人をずっと待ってたロプロスと同じ枠のキャラな気がします。ちゃんと考えてない(笑)
実は妖精が成長過程で変化したものかもしれません。
この世界の妖精は幼生でもあり、将来いろんなものに変化する可能性を持っているのです。
なお、右側にいつもの手法を使ってます。気になるものが見えるのに行けない場所。
以前ステラが「失敗した人間ちゃんは剥製にして飾ってます」って言ってたやつです。
ホネホネも本物の人間の骨ですが、これらも本物の人間で、もちろん死んでます。
アクジャはとにかくステラを思い出すようなものに出会うとビビり散らかしてます。
ここでロボが緑・赤・青の順に並んでますけど、これは彩りをよくしようというわけではなく、極端に低いレベルで来たとき対策ですね。
本作は自由に前のマップに戻れないタイプの作品なので、前に書いたように区切りごとに「敵・回復・店」を用意する必要があります。
そして弱い敵さえ用意しておけば、繰り返し倒してレベルアップができるというスンポーです。
自分たちでなんとかするとか言って、結局捕まってた人たち。
にしても公式の素材なんだからスケール揃えようよ!と思うんですが、揃ってないですよね?
撃破後も復活して個別に戦えるようになりますが、これもレベル上げ用です。
しかしEXPのために復活雑魚にされてしまう人間ちゃんたち…可哀想(お前がそうしたのでは?)
エレノアがなんとなく言った、壮大な前振りが回収されました(笑)
いやまさか新声社の書籍が古文書みたいな扱いをされてしまうとは。奥が深い(深い?)
この石像は大理石でできているとアイセルが言いますが、つい最近大理石でできたもの見かけましたね。伏線です!
流石にこの辺りになるとラストまでしっかりできて………できてはなかったんですが(笑)、まぁ大体の筋道ぐらいはできていました。
宰相、ちゃんと王都から逃げ果せています。今後の展開のために顔を見せて「あー居た居た」と思い出してもらうために出してます。
足元にあからさまな落とし穴があるので、もうこの画面見た瞬間次の展開が読める人もいることでしょう。
この扉、本来は床ではなく壁につけるものですが、ツクールの標準素材は壁と床の長さ比率が一緒なのと光源が壁も床も左上なので、使い回しが可能です。
竜のレリーフなんかがあちこちで使い回されています。気をつけるのは床用に通行可○にしていると、壁が歩けるようになってしまうこと。レリーフの周囲は通行不可×のタイルで囲いましょう。
まとめ
という感じで、巨大船を見つけて強行侵入、いきなり首魁を確保し、調査を開始というところ。
開発日誌です。
なんと、このあと日々の進捗書かなくなって公開日だけ連続するみたいな感じになってます。
日記的にはワンドロしたアニメのタイトルが並んでますが、削除してます。
## 2022-10-08
『三頭身RPG』Ver.28 公開。
## 2022-10-15
『三頭身RPG』Ver.29 公開。
## 2022-10-22
『三頭身RPG』Ver.30 公開。
## 2022-10-23
1Fのマップを作り始める。
## 2022-10-29
『三頭身RPG』Ver.31 公開。
## 2022-11-05
『三頭身RPG』Ver.32 公開。
## 2022-11-12
『三頭身RPG』Ver.33 公開。
## 2022-11-19
『三頭身RPG』Ver.34 公開。
## 2022-11-26
『三頭身RPG』Ver.35 公開。
## 2022-12-03
『三頭身RPG』Ver.36 公開。
## 2022-12-10
『三頭身RPG』Ver.37 公開。
## 2022-12-17
『三頭身RPG』Ver.38 公開。
## 2022-12-24
『三頭身RPG』Ver.39 公開。
## 2022-12-31
『三頭身RPG』Ver.40 公開。
## 2023-01-07
『三頭身RPG』Ver.41 公開。
## 2023-01-14
『三頭身RPG』Ver.42 公開。
## 2023-01-21
『三頭身RPG』Ver.43 公開。
## 2023-01-28
『三頭身RPG』Ver.44 公開。
## 2023-02-04
『三頭身RPG』Ver.45 公開。
## 2023-02-11
『三頭身RPG』Ver.46 公開。
## 2023-02-18
『三頭身RPG』Ver.47 公開。
## 2023-02-25
『三頭身RPG』Ver.48 公開。
## 2023-03-03
『三頭身RPG』Ver.49公開。
## 2023-03-11
『三頭身RPG』Ver.50公開。
## 2023-03-18
『三頭身RPG』Ver.51公開。
## 2023-03-25
『三頭身RPG』Ver.52公開。
## 2023-04-01
『三頭身RPG』Ver.53公開。そして完結!!!
作業内容は2022-10-23を最後に、公開情報だけで完結しちゃった(笑)
今回のツクーラー・まいシャさんのリプレイはこちらの前半部分。
どうにかメインストーリー完結してほしい一作 - 新・星門記★
の後半部分と
終盤だからこそ、しっかり作って〆てほしい - 新・星門記★
全体。
前回 三頭身RPG・海上都市の探索・次回 三頭身RPG・囚われ人の解放
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