FlutterFlow Null Safetyのサポート・Testモードほか(2022/6/23 Updates)
6月23日のお便りです。
NullSafetyのサポート開始
FlutterFlowのnull safetyのβ版サポートが開始されました。
Settings & Integrations > General > App DetailsでNull Safetyをオンにする設定が可能とのことです。
また、Null Safety機能はアーリーアクセスのため、バグを発見したときに報告するためのアンケートが用意されました。見つけたら迅速に上げると直してくれるそうです。こちらからどうぞ。
現在はNull safetyなし・あり両方のオプションが利用可能ですが、すべての問題が解決された後、Null Safetyに完全に移行する予定とのことです。
*通常版のFlutterFlowからNull Safety利用への切り替えは6月24日時点では不可能です。
Null safetyの設定は以下のURLのFlutterFlowからアクセス可能です。
Testモードが大幅に刷新
Testモードを再構築したそうです。現在では、アプリのデバッグはこれまでメインだったRunモードではなく、Testモードを使用することが推奨のやり方となるようです。
FlutterFlowの動作確認の方法には、Preview、Test、Runの3つのモードがありますが、以下の観点で使い分けると良いとのことです。
- Previewモード: UIとナビゲーションの変更をテストします(実データなしのガワの確認用)。
- Testモード: 実データを含む、あらゆるアプリの動作がテスト可能。
- Runモード: 実データを含む、あらゆるアプリの動作がテスト可能。また、プロジェクトのURLを他の人と共有するために利用する。
右上のRunボタンの右から、Testモードはアクセスできます。
Runモードでは(3分程度)Buildの時間がかかっていたので、FlutterFlowの使い勝手が大幅に上がるアップデートだと思います。
ウィジェットツリーにツールチップ表示が追加
ウィジェットツリーのインジケータに新しい機能が追加され、ウィジェットに添付されているクエリやアクションなどを素早く確認できるようになりました。
エラー表示が刷新
プロジェクトに発生している問題が「Warning」と「Error」に分かれました。
- Warning: 悪いユーザーエクスペリエンスにつながる可能性がある問題です。
- Error: アプリのコンパイルや実行が正常に行われなくなるような重大な問題です。
引っ張って更新するPull to refresh
Pull to Refresh機能を使うと、ユーザーは素早く新しいデータを取得することができます。ListViewなどスクロール可能な機能に追加することができます。なお、スクロール可能な単一時間クエリのウィジェットに対してのみ機能します。
プロジェクトが共有可能に
プロジェクト共有を行うと、他ユーザーが自分のプロジェクトの複製を作成することができるようになります。注意としては、共有する前に、設定キーや機密情報が削除されていることを確認すること。プロジェクトを共有するには、上部のナビゲーションメニューから「プロジェクトを共有」を選択します。
他細かな改善
- Firestore のルールやインデックスに関連する問題を発見し、修正できるよう、問題の特定機能を強化しました。
- 右クリックでコンポーネント/テンプレートを作成したり、ウィジェットのコードをコピーすることができるようになりました。
- アニメーションが動く前に非表示にする機能を追加しました。
- Firestoreのパッケージ名をSettings & Integrations > App Detail に移動
以下、他記事。
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