【VS Codeで体験】Gemini Code Assist活用術①ローカルファイルをリファクタリングする
この記事は、AIコーディングアシスタント「Gemini Code Assist」をVS Codeに導入し、特に強力な機能である**「ローカルコードベースの理解」と「自動タスク実行」**を体験するための初心者向けガイドです。
🚫 AI拡張機能(Copilotなど)の無効化・有効化手順
この手順は、VS Codeの拡張機能ビューから行います。Mac/Windows共通です。
- 拡張機能ビューを開く: VS Codeの左側のアクティビティバーにある拡張機能アイコン(四角が4つ並んだもの)をクリックします。
-
拡張機能を見つける: 検索窓に無効にしたい拡張機能の名前(例:
GitHub Copilot)を入力します。 - AIを無効にする: 詳細パネルの上部にある**「無効にする (Disable)」**ボタンをクリックします。あるいは詳細パネル右上の歯車アイコン⚙️をクリックし、「無効にする (Disable)」を選択します。
- AIを有効にする手順 (元に戻す時): 詳細パネルの上部にある**「有効にする (Enable)」**ボタンをクリックします。あるいは詳細パネル右上の歯車アイコン⚙️をクリックし、「有効にする (Enable)」を選択します。
通常、これらの操作を行った後、VS Codeの再起動を促されることがあります。表示された場合は、再起動してください。
🚀 導入編:セットアップ(Mac/Windows共通)
Gemini Code Assistは、VS Codeの拡張機能として利用できます 非常に強力な無料枠(月間数万回のコード補完、チャット機能など)が提供されており、個人開発者の日常的な作業には十分すぎる機能をカバーしています。
ステップ 1: VS Code拡張機能のインストール
- VS Codeを起動し、左側のアクティビティバーにある拡張機能アイコン(四角が4つ並んだもの)をクリックします。
- 検索窓に「Gemini Code Assist」と入力します。
- 検索結果に表示された拡張機能を選択し、「インストール」ボタンをクリックします。
ステップ 2: Googleアカウントでサインイン
- インストール後、VS Codeの左側にあるGeminiアイコン(アクティビティバー内)をクリックしてチャットパネルを開きます。
- パネル内に表示された「Sign in」または「Connect Google Account」をクリックします。
- Webブラウザが起動し、Googleアカウントの認証画面が開きます。画面の指示に従い、ご自身の個人Googleアカウントでログインし、権限を許可します。
- 認証が完了すると、VS CodeのサイドバーにGeminiのチャットパネルが表示され、準備完了です。
💡 実践編:CLIの機能に相当するエージェントモードを使う
Gemini Code Assistの真価は、プロジェクト全体を理解してタスクを自動でこなす「エージェントモード」にあります。ローカルファイルを理解するデモを体験しましょう。
ステップ 3: デモ用のコードを用意する
まず、ローカルの任意の場所に作業用フォルダを作成し、VS Codeでそのフォルダを開いてください(この開いた状態が「ワークスペース(@workspace)」となります)。
その開いたフォルダ内に、以下の内容でcalculator.pyというファイルを作成してください。
def add(a, b):
return a + b
def multiply(a, b):
return a * b
def divide(a, b):
return a / b

ステップ 4: ローカルファイルを理解させてタスクを依頼する(日本語コメント指定)
チャットパネルで@workspaceを使い、ローカルファイルを読み込ませてタスクを依頼します。
- Geminiアイコンをクリックしてチャットパネルを開きます。
- チャットの入力欄で、以下の指示を入力します。
@workspace
@workspace calculator.py に日本語で、シンプルなコメントを追加してください。
ステップ 5: AIの提案を確認し、適用する
- Geminiから、リファクタリングの**変更プレビュー(Diff)**が表示されます。
- 内容を確認し、「Accept」または「適用」ボタンをクリックしてファイルを更新します。
ステップ 6: ターミナルコマンドをチャットに指示して動作確認!
修正したコードが期待通りに動くか、チャットパネル内で確認しましょう。
-
チャット入力欄に、以下の実行コマンドを指示します。
入力する指示:
python3 を使って、calculator.py の add(10, 5) と multiply(4, 3) の結果を出力してください。 -
AIの応答とコマンドの実行:
- Geminiが、実行すべきコマンドのプレビューを提示します。
- 「Accept」(承認)をクリックすると、Geminiが内部でコマンドを実行し、結果が出力されます。
-
動作確認の結果:
-
15と12が出力されれば成功です。これで、コード修正から動作確認まで、すべてチャットパネル内で完了しました!
-
📝 まとめと次のステップ
Gemini Code Assistは、あなたのコードを理解し、実行まで支援してくれる強力なツールです。
参考サイト: ![Google CLI 公式サイト] (https://codeassist.google)
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