2024年に学んだ技術の振り返り
はじめに
2024年も終わりに近づいてまいりました。
2025年も継続して学んでいけるよう、前回同様に2024年学んだ技術について振り返りたいと思います。
クラウド関連
2024年は業務で Google Cloud がメインとなり、AWS や Azure に触れる機会がほとんど無くなりました。そのため、Google Cloud 中心に勉強をしていました。
Azure
AZ-204: Developing Solutions for Microsoft Azure と DP-100: Azure Data Scientist Associate の更新を行いました。
Azure認定資格は資格を維持するため、1年毎に更新試験を受けて合格する必要があります。
実際に触れていないと忘れてしまうものなので、試験をきっかけに学び直しができて良かったです。
AWS
2024年は AWS にほとんど触れる機会がなかったこともあり、試験勉強も滞ってしまいました。
2025年は更新試験があるので学びなおす良い機会になりそうです。
Google Cloud
以下の試験と記事投稿を通じて勉強を進めました。大体3か月毎に試験に挑戦していた感じです。
最後ネットワーク試験は不合格でしたし、もう1つくらいは試験に合格したかったですね。
Professional - Cloud DevOps Engineer 試験:3月合格
関連する技術やサービスを試験を通じて学ぶことができました。
以下が学べて特に良かった機能やサービスです。
- Infrastructure as Code(主にTerraform)の推奨プラクティス
- Cloud Build を使用した CI 設計
- サードパーティ製ツール(Git)の利用
- 構成管理(ステージング、本番環境)
- Artifact Registry を使用したアーティファクト管理
- デプロイ プロセスの構成(例: 承認フロー)
- デプロイに関する問題のトラブルシューティング
- シークレット管理
- サイト信頼性エンジニアリングの手法全般について
- サービス モニタリング戦略について
試験詳細は以下の通りです。
Professional - Cloud Security Engineer 試験:7月合格
関連する技術やサービスを試験を通じて学ぶことができました。
以下が学べて特に良かった機能やサービスです。
- アクセスの構成:認証の管理
- ネットワーク境界制御の構成:Identity‑Aware Proxy[IAP]
- プライベート接続の確立:VPC ピアリング、NATなど
- Google Cloud データサービスへのアクセス制限
- ログ記録、監視、検出の構成
試験詳細は以下の通りです。
Professional - Cloud Architect 更新試験:9月合格
初の更新試験だったのですが、普通の試験内容と特に変わりがありませんでした。
準備期間は短かったのですが、更新試験の準備は行いました。
これまでの知識や経験で合格に十分な実力がついていたみたいで自信になりました。
以下は前回受験したときの体験記です。
Professional - Cloud Network Engineer 試験:12月不合格
関連する技術やサービスを試験を通じて学ぶことができました。
ただ、不合格となってしまったのでいつかリベンジしたいです。
以下が学べて特に良かった機能やサービスです。
- 全体的なネットワークアーキテクチャの設計:DNS、ロードバランサー、NATなど
- 仮想プライベートクラウド(VPC)ネットワークの設計:VPC ピアリングなど
- ファイアウォール戦略の計画
- 負荷分散の構成:バックエンドサービス(NEG)など
- Google Cloud Armor ポリシーの構成
- Cloud CDN の構成
- Cloud DNS の構成と保守
- Cloud Router の構成
- Network Intelligence Center を使用したトラブルシューティング
試験詳細は以下の通りです。
Zennの記事
2024年は以下の記事を投稿しました。すべて Google Cloud に関するものでしたね…。
2025年は1つくらいは別のことについて投稿したいです。
-
Cloud Tasks のキューにあるタスクがすべて終了したことを通知したい
- 業務で使う予定だったが、ボツになったので供養するために記事にしたものでした
- 処理を実行するためには色々な方法があるので良い学びとなりました
-
Google Certified Professional - Cloud Architect 更新試験の準備
- 試験対策に調べものをした結果を記事にしてみました
- 2年分の更新内容が細かいものを含めると思ったより多くて確認が大変でした
-
Google Cloud Storage を利用した FTP サーバーを構築し、安全にファイルを共有する方法
- 作ってみたものの、良い方法ではなかったと反省しています
-
【GCP】Cloud Storage FUSE と Filestore の ls コマンド速度比較
- Cloud Storage もそれなりに速度が出ていたので、用途によっては使えることが確認できたのは良かったです
-
Dataflow で XML データを BigQuery に保存する
- Dataflow や BigQuery を業務で活用したくて調べてみましたが、まだ活用できていません
- また別の記事を書いてみたいですね
言語
Python
Python でWebクローリングとスクレイピングを行うシステムを作る機会があり、関連するライブラリについて理解を深めることができました。
- beautifulsoup4:HTML/XML解析用ライブラリ
- pandas:データ解析ライブラリ
- markdownify:HTML文書をMarkdownテキストに変換
フレームワーク
Scrapy
Scrapyは、Webサイトをクロールし、構造化されたデータを抽出するためのアプリケーション・フレームワークです。
業務でWebスクレイピングが必要になったので、使い方を調べました。チュートリアルなどの導入部分までは実践したのですが、本格的には使用せずに終わりました。
AI 関連
Google Cloud が業務のメインでやっていることもあって、Gemini を利用することが多くなりました。
以前までは補助的な利用が多かったのですが、現在は社内ツールなどに組み込んで本格的な活用を行うことを進めています。
APIがあるのでプロンプトの実行をプログラムに組み込むのは、チュートリアルもあって思ったより簡単にできました。今後も色々と試してみたいと思っています。
2024年の反省
- BigQuery、BigTable、Dataprep、Dataflow、Dataproc、AutoML などのデータ系を中心に何かしたいと思っていたのですが、1つ記事が書けたくらいだったこと
- 認定資格をもう一つ取りたかった
- AWSの関連技術にほとんど触れなかったこと
- Go プログラムにほとんど触れなかったこと
- バックエンド中心でフロントエンドの新しい技術に触れられなかったこと
2025年の目標
AWS
先ずはこれまで取得してきたアソシエイト認定資格を更新します。
関連するサービスについて学びなおすことになるので、この機会に技術的に深く知ることができればよいと思います。
次にプロフェッショナル認定を目指します。特に、サーバーレスアーキテクチャ、コンテナ化、セキュリティに力を入れます。
Google Cloud
2025年はこれまで取得してきた資格の更新ラッシュになるのですが、再取得はおそらくしないです。
それよりもまだ学んでいないことをやりたいと思っています。例えば、Professional Machine Learning Engineerに挑戦し、機械学習モデルの構築、デプロイ、運用スキルの習得を目指します。
AI 関連
おそらくは Google Cloud から提供されるサービスを中心に触っていくことになります。
Gemini for Google Cloudをシステム運用に利用できないか検討したり、Model Garden と Vertex AIなどのサービスに触れるつもりです。
おわりに
以上、2024年に学んだ技術を振り返ってみました。
2024年は本厄の年だったのですが、1月に溶連菌、7月にコロナ、10月にマイコプラズマと感染症でひどい目に合いました。一通りのものにかかったので2025年は大丈夫だと思いたいです…。
今後も健康第一で勉強を続けていきたいと思います。
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