2023年に学んだ技術の振り返り
はじめに
2023年も終わり、新しい年が始まりました。
2024年も継続して学んでいけるよう、前年と同様に2023年学んだ技術について振り返りたいと思います。
クラウド関連
クラウド関連のサービスについて本格的に触れることとなりました。業務では、Google Cloud がメインですが、AWS や Azure にも触れることがあって、これまでに学んだことが活かせる機会に恵まれました。学んだこととしては、以下のようになります。
Azure と AWS
あまり業務では使用していないため、新たに学んだことは多くありません。
ただ、業務において Azure から AWS にシステムを移行する機会があったため、Azure と AWS のサービスの共通点や違いについて、学んだことが活かせました。
Azure 試験
2022年に獲得した AZ-204: Developing Solutions for Microsoft Azure と DP-100 の更新を行いました。期限の半年前くらいにお知らせが来ました。期限までに猶予がありましたが、早めに更新しておきました。内容を結構忘れていましたが、何とか合格することができました。知識に触れていないと忘れてしまうものなので、今回の試験は学びなおしができて良かったです。
Azure認定資格は資格を維持するため、1年毎に更新試験を受けて合格する必要があります。試験はオンラインで行えるので、気軽に受験することができます。
AWS 試験
Professional 資格に挑戦してみましたが、あえなく撃沈しました。AWS は提供されているサービスが多いので、一つ一つをしっかりと押える必要がありますが、まだまだ勉強が不足していました。また改めて挑戦してみたいと思います。
GCP
2023年に学んだ項目です。以下にコメントを残します。
学んだ項目
- Cloud Tasks
- ログをトリガーにして Cloud Run を重複しないように指定時刻に実行するため、使用しました
- ちょっとトリッキーな方法だった気がする。もっと良い方法がありそう
- Cloud Jobs
- 2つのリージョンから同時に実行されるのを防ぐということをやりました
- 別リージョンの実行状態を確認するタイミングが難しかったです
- Cloud Run と サーバレスVPCコネクタ
- VPN
- GCEからVPNを利用してAWS EC2にあるMySQLへ接続してみました
- 必要だったため設定しましたが、他サービスとの関係が難しかったです
- MySQL と Cloud SQL
- コンテナ と Cloud NAT
- コンテナのホストOSがイメージを取得するためには、外部接続が必要なので Cloud NAT を用意しました
- ロードバランサー と 証明書
- ロードバランサーが使用する証明書の再作成を行いました
- 証明書の適用の際、DNSレコードのTTLを短くするなど切り替え作業前の事前準備が大事だと経験しました
- ロードバランサー と バックエンド
- コスト効率の観点からロードバランサーを使用せずDNSでトラフィック切り替えをした方が良い場合もあったり、バックエンドの負荷分散やセキュリティを考慮したいかなど、要件によって構成を検討する必要がありました
GCP 試験
2023年は Google Cloud Innovators Gym (G.I.G.)プログラムに参加しました。
本プログラムは Google Cloudが主催しているGoogle Cloud利用者向け技術スキル習得プログラムです。プログラムの修了にはオンラインセッションへの参加と Coursera の所定コース数を完了するほか、以下のいずれか1つの認定資格を取得する必要があります。
- Professional Cloud Architect(PCA)
- Professional Cloud Developer(PCD)
- Professional Data Engineer(PDE)
実施期間は約3か月で、その間 Coursera にある Google Cloud 提供のコースを学ぶことができます。
私は PCA を2022年に取得していたので PCD の取得を目指しましたが、運よく早めにプログラム修了要件を満たすことができました。修了要件を満たした後も Coursera が使用できたので取得していない認定資格のコースを学びました。おかげで PDE にも合格することができました。
以下は Professional Cloud Developer を受験したときの記録です。Professional Data Engineer の受験記もそのうち書きたいと思います。
フレームワーク
Terraform と Terraform Cloud
よく使用するリソースを追加する Terraform を以下の記事で書きました。
また、Terraform Cloud の State情報を整理した際に、terraform import で Google Cloud のコンソールで作成したリソースを取り込むやり方などを経験しました。
Flask と Django
2022年まではフレームワークに関連した部分に関しては不勉強でしたが、2023年は Flask と Django に関して触れる機会がありました。WebサイトやWebAPIの作成について理解を深めることができました。
MongoDB
上記の Flask と Django を使用したサービスのデータベースとして利用しました。
言語
Python
2022年まではフレームワークに関連した部分に関しては不勉強でしたが、2023年は Flask と Django に関して触れる機会があり、Webや関連するライブラリを使用したプログラミングについて理解を深めることができました。
- pymongo
- gunicorn
- memcached
Go
2022年までほとんど触れる機会がなかったのですが、2023年は Go を使用したシステムに触れる機会があり、関連するライブラリを使用したプログラミングについて理解を深めることができました。
- go で Cloud Spanner に接続
- go で Cloud SQL に接続
- go で Cloud Logging に出力
- go で Cloud Storage に出力
AI
2023年は「AI元年」と言われるように、各種AIが様々な場面で利用されるようになりました。私も遅ればせながらサービスを触り始めた年になります。Copilot は、コーディングなどの場面で補助してくれるので、とても便利で助かっています。
- Bard
- Microsoft Copilot
- GitHub Copilot
2024年にやってみたい技術
GCP
前年できなかったので BigQuery、BigTable、Dataprep、Dataflow、Dataproc、AutoML などのデータ系を中心にやりたい。認定資格もいい流れで取得できているので、DevOps や Security、Network などに挑戦したい。
GraphQL
データの表現方法の一つとして選択肢を増やしたいので触れておきたい。
AIや機械学習
生成AIなど色々とサービスが出てきているので、新しいものをキャッチアップする意味でも触れておきたい。
- ML を活用して天気と気候のリスクを予測
- GraphCast
- 生成AIを利用したツールの利用
おわりに
以上、2023年に学んだ技術を振り返ってみました。
2024年も継続して色んな技術に触れて学び、インプットしたものを出来るだけアウトプットできるようにしたいと思います。
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