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11冊目 優れたリーダーはなぜ傾聴力を磨くのか

2023/10/29に公開

概要

項目 内容
タイトル 優れたリーダーはなぜ傾聴力を磨くのか
発表年 2022
読んだ日 2023/10/29
お勧め度 ⭐️⭐️⭐️⭐️

読んだ理由

  • 1on1などでの聴くスキルが気になる
  • 傾聴の方法がいまいちよくわかってない

狙い

  • 1on1で使える考え方やテクニックを学ぶ
  • 活用してメンバーからの意見の集約に活用する

実践

  • とにかく相手の話を聴くことを重視し、自分から発言して相手の言葉をリードするのをやめる。
  • すれ違いざまのコミュニケーションは、笑顔で。
    → 普段からこの人に話しかけやすいって思ってもらうことが目的なので。
  • 別にやりたいことはありません。的な回答だった場合は他に考えていることがあるか聞いてみる。
    → 「そっか、他に考えていることはある?」という聞き方で相手から引き出してみる。
  • 会話して相手が詰まったら、「喋ってみて気づいたことはなにかある?」って聞いてみる。
    → 相手に反芻してもらって、先に進むための気づきがないか聞く。

刺さった言葉たち

部下から話を聞く目的は、問題解決ではなく、
信頼関係を築き、部下が自分で考えられるようになること

シリコンバレー式 最強の育て方 人材マネジメントの新しい常識 1on1ミーティングと一緒。
長期的に重要なことに対して必要な行為。

あなたが好感を抱いた上司は、「話を聞いてくれる上司」だったはずです。

こういう言葉って結構ハッとさせられる。。
確かに、話聞かずに喋り出す人苦手だったな。気をつけよう。。

聞き上手は、泳がせ上手!これをお忘れなく。

泳がせとは、相手から話してくれる状態。相手から話してくれるようになったらこっちのもの。

短い声がけをすることで、「あっ、この人は何かあればいつでも話を聞いてくれるんだ」
という演出をすることができるのが大きい。

すれ違いざまのコミュニケーションの大切さ。
これを目的にやっているんだと心えとく。

話を聞いても信頼関係の構築につながらず、
パフォーマンスが変わらないのであれば、
成長などは期待せず、指示や命令で動いてもらえる状態にしておく。
これがベストな選択です。

誰もが傾聴してティーチング/コーチングを通してすぐに変化が出るわけではない。
なので、場合によってはステイしてもらうって決断もありと覚えとく。

要点がわかりづらく、
曖昧な話をする部下も、
話がゆっくりな部下も、
その部下なりに100パーセントの力で精一杯に語っている、
訴えているのだと考えてみましょう。

みんな真面目に仕事をして色々考えてくれているからこそ、この意識で聴く。
発話はアウトプットであり、この得意不得意は絶対にあるけど、真面目に考えてくれて意見してくれていると理解する。

部下の話を聞くときに意識すべきこと。
最初にお伝えしたいのは「事実情報とそれ以外を混同せずに、しっかりと分けて聞く」ということです。

事実と、感情・思考・推測を別物として考えて受け取ることが必要。
感情で事実を間違って捉えて行動すると、しんどいことになるのは結構あるあるだよねぇ。

「傾聴の本質は、相手に静かな時間を提供すること」

傾聴は、情報過多で、うるさすぎる日常を遮断し、
部下に「自分や、自分の課題と向き合える時間」
「自分で考えざるを得ない時間」を提供することなのです。

「相手に静かな時間を提供する」っていいねぇ。
最近すごく思うけど、この時間めっちゃ大切。自分の場合、夜ご飯食べた後に散歩している時間がこれ。
傾聴の相手は自分の頭の中だけど・・・。
これを人がとにかく聴くことが傾聴になるのかな。

コーチングの世界では、
「頻度を担保すれば、相手は必ず、自らの力で正しい選択にたどり着けるものである」
というのが基本的な考え方になっています。

ここまで信じきれれば、後は聴くだけって気持ちになれるなぁ。

たとえ、回答が「特に成長したいとは思っていません」だとしても、
「そうなんだ。何かほかに考えていることはある?」と聞いていけば、
やがて、「ほかにやりたいことがある」とか「会社の制度が不満」とか、
相手の本音にたどり着けるかもしれません。

続けることの大切さ。
色々な角度から話が出てくるように聞いてみる。

やりたいことを相手から聴く場合に気をつけるべきことがあります。
それは、「1年後になにをしていたい?」と聞かないようにするということ。

なぜなら、会社においての1年という単位は、年間計画など頻繁に登場する時間の単位で、
部下には未来というより「現実」という認識が起きやすいからです。
これが、例えば「1年4か月後にどうなっていたいと思う?」と聞くのなら、
想定していなかった時間軸が思考を「未来」にいざないます。

1000人のエリートを育てた 爆伸びマネジメントで、時間的制約を取っ払って考えると未来が見えるって書いてあったけどそれと近しい。
ちょうど1年ではなく、1年4ヶ月とかにするのはテクニックとして面白いし、相手の意外性をつけて話が盛り上がりそう。

未来を問うときの推奨フレーズ

① もし仮に何の制約もないとしたら、どんなふうにしたいですか?
② そこにある願いはなんですか?
③ それが実現したら、どんなことを感じると思いますか?
④ それが達成されたら、どんな気分になりそうですか?

相手の将来像を引き出しながら、そのときのイメージを問う感じ。
個人的には②は自分が言われると意味不明って思って、言えなさそうw

推奨した4つのフレーズとは逆に、
未来を問うときに使ってはいけないフレーズもありますのでご注意ください。

それは、例えば「なんでやりたいの?」「なんで、今できないの?」「いつから考えていたの?」など。
どれも、言い回しそのものが、相手の未来の可能性を信じていないことを表してしまうリスクがあります。

業務では使っていいけど、未来を考える際にはこれはダメ。気をつける。

相手の理解・思考を進めるために以下を質問してみる。

「話してみて、どうですか?」
「話している中で、わかったことはなんですか?」
「話していて、理解が進んだことはありますか?」

これいいよね。反芻することで自分で前に進めることってあるからそれを意識的に生み出す。
やってみよう。

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