クリエイターパラダイスな組織を作るには
こんにちは。株式会社ペライチで執行役員 開発部長をしている佐藤貴紀と申します。
主にペライチのサービス開発組織全般のマネジメントをしています。
CTOの香月の記事にもありますがペライチを作っているチームを知っていただく機会を増やしていくべく、今回はペライチの開発チームづくりについてかければと思います。
特に今回は具体的なマネジメント面や組織面での手法というより、どのようなチームでいたいかといった想いの部分を特にお伝えできればと思います。
「クリエイターのパラダイス」を作ろう
組織や体制といった形はどんどん変わっていくと思いますが、開発部の長として、ペライチ開発部を「クリエイターのパラダイス」にしようと本気で目指しています。(エンジニアやデザイナーなどプロダクト開発に携わる人を引っくるめてクリエイターと称してます。)
私自信、開発は大好きですし「いつ、どこでも、いくつでも、ものづくりを楽しみ続けられる組織」というのがあるのであれば、最高なのでは?と考えていて、「クリエイターのパラダイス」という姿をペライチのサービス開発チームで標榜しだしました。
「いつ、どこでも、いくつでも、ものづくりを楽しみ続ける」 クリエイターのパラダイスとはどういうことか?
パラダイスと一言に言っても、給料が無限に上がりますとか、どんなものを自由に作ってもOKとかなんなら何もしなくてもOKとかそういったことではないです。
クリエイターをやっていて、ルーティン的な業務を続けること(同じくらいのレベルの開発を繰り返すといったことも含みます。)はあまり面白さを感じることは難しいと思っています。
働らくことを通じて「技術的な楽しさや、成長を実感していく」ことが継続的に体験できる組織がクリエイターパラダイスな組織なのかなと考えています。
クリエイターのパラダイスに向けた、大事にしたい3つのこと
では、何ができたらクリエイターのパラダイスに近づくのかを考えた時、3つあると考えています。
ユーザに使い続けられるプロダクトに関われる
まずは自分たちが作っているプロダクトがユーザさんにしっかりと使っていただけること。が大前提になると考えています。経済的に成り立たないプロダクトであればいずれ消滅してしまい開発を続けることができなくなるからです。
そのためにも、ペライチのクリエイターにはユーザさんの姿や悩みといったユーザ目線を養って欲しいと考えており、その機会を提供することを大事にしています。
そのユーザ目線を活かしつつ、クリエイターがユーザさんに価値を届けるために、プロダクトが抱えている課題を適切に設定し、適切な課題解決に向けて技術力を存分に発揮して行ける能力、土壌を養って行きたいと考えています。
そのような取り組みが、プロダクトのちょっとした表現や仕様に現れて、昨日よりも今日、今日よりも明日使いやすい価値あるプロダクトに成長し続けられると良いなと思っています。
成長、技術的な楽しさを感じられること
新しい技術を学んだり、よりきれいなコードがかけたり、今まで思いもよらなかったアーキテクチャを設計できたり、チームの力を結集してより大きなものを作り上げた時。クリエイターと言う職業のモチベーションの源泉は、シンプルにものづくりが楽しいと思えることにあると思います。
ペライチではクリエイター個々人が「やりたいこと」を重視しています。ある技術を極めたいのか、扱える技術範囲を広げたいのか、スペシャリストなのか、マネージャーなのか、個々人の特性や希望を尊重しアサインをします。また、ずっと同じレベルのことをやり続けるのではなく、個々人が希望した路線の一段上のレベルに成長できるようなチャレンジを目標設定などを通じ行っています。
もちろん、安心してチャレンジしてもらえるように1on1などを通じたマネージャーからのサポートや、周りチームメンバーとの協力をしながら、チームでみんなが成長できるように取り組んでいます。
信頼できる仲間、組織であり続けること
ペライチでの業務というのは常に、成長を志向したチャレンジングな側面を持っています。
安心して大胆に本質的な課題解決にチャレンジするためには、互いが互いに尊重しあい、協力しあえる環境であることが重要と考えます。
これは個々人のパーソナリティも多いに関係する要素ですが、ペライチでは採用の時点でカルチャーフィットできそうかを重視していることもあり、いわゆる「いい人」が揃っている組織だと思います。
このあたりの記事も参考になるかなと思います。
ただし、決して「いい人」が揃っているから良いよね。というだけの話ではありません。組織、体制面でみんなが同じ目的を持てるように。利益相反するようなプロセスになってしまわないように。といった仕組みを整える必要があります。仕組みの面でひずみを生んでしまい信頼関係を構築できず、「出会い方が違えば俺たち友達になれたかもな。。」みたいなことは決して発生させてはならないと考えています。
一人では難しいことでもみんなの力を結集することで達成できることは多く、目的に向かって真摯に向かい合える組織づくりや目標設定で全体の目線、方向性の統一を行っています。
現在のペライチのサービス開発チーム
現在ペライチのサービス開発では、どうかというと
ユーザに使い続けられるプロダクトに関われているか?
現在ペライチは40万以上のユーザさんにお使いいただいており、プロダクトとして一定価値あるものになってきていると思います。
もっとの部分でいうと、クリエイターのレベルで具体的なユーザ像をイメージする力は伸びしろがあると思っていて、ユーザインタビューへのクリエイターの同席やデータの分析強化などを通じて、よりクリエイターが開発現場のレベルで、ユーザさんの具体像をイメージできる力を養っていきたいと思います。
成長、技術的な楽しさを感じられているか?
過去の話をすると、実はちょうど一年前までは1つのスクラムチームで開発を行っていたのですが、採用面での強化も行いスクラムチームを3チームに増やしました。この時はチームごとの注力領域を絞りより深いドメイン知識を学習しやすい体制づくりというのが主な目的でしたが、マネジメント系に興味があるメンバーをスクラムマスターに登用したり、スペシャリスト志向のメンバーをチームごとテックリード的な登用を行うなどメンバーの成長に向けた一段上のチャレンジ機会を創出できたと思っています。(この一年でそれぞれの個性を活かしてメンバーみんなが、より頼もしくなってくれました。)
このような形でメンバー一人ひとりの活躍できる幅は広がりつつも、まだ伸びしろはたくさんあると思います。
長年サービスを運営してきた時の技術的な負債が溜まってきている部分があり、その返済に今本格的に動いているPJがいくつか生まれだしています。
オフショア開発会社さんと協業してCakePHP2系を4系にバージョンアップさせる特別開発やフロントエンドのレガシー技術をモダン化するなど、チャレンジングなPJが多数生まれてきています。
信頼できる仲間、組織であり続けるられているか?
ここはメンバーとしては先程も記載しましたが、信頼できる互いを尊重し合うメンバーが揃っていると思います。
一方で一般的にもよく言われる、コロナ禍からのリモートワークによるコミュニケーションのバランスをどう取っていくか、カルチャー、価値観をどう浸透させていくかという問題は発生する恐れがあると考えています。とはいえ現状特に大きな問題はなく、現場レベルでリモート通話等通じて積極的にコミュニケーションは円滑に取れています。
今後もチームの規模は拡大していくので、その時々の適切なコミュニケーションの仕組みを考えていく必要があると思っています。(今のペライチの開発メンバー数は30名弱ですが、僕の視点としては仮に100人の組織でも安定できる仕組みはなにか?といった視点で考えてかないとなと思っています)
採用情報
最後に宣伝ではありますが、ペライチでは一緒にクリエイターパラダイスを目指す仲間を募集中です!
少しでも気になっていただけたら是非カジュアル面談からお話させていただけると幸いです!
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