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【合格体験記】E資格 2024#1

2024/03/23に公開

2023年4月からデータサイエンティストに向けた学習を開始したデータサイエンティスト1年生です。今年度受験したE検定について、勉強時間や勉強方法を共有します。

これからE資格を受験される方に少しでも役に立つ情報を提供できれば幸いです。

関連記事(参考)

以下に今年度取得したデータサイエンティスト関連の他資格についても投稿しています。

勉強時間

資格 合格日 学習期間 学習時間(合計)
E資格 2024/3/8 2023/11月~2024/3月(5か月) 150時間

学習に使用したテキスト・講座

  1. 全人類がわかるE資格講座🧠+機械学習講座🤖
    ⇒社内ですでにE資格を取得した人の話を聞いて上記講座を受講することに決めました。
  1. ゼロから作るDeep Learning ― Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装
    ⇒説明がとても分かりやすく誤差逆伝播法の理解など1の講座で理解が不足していた部分を
     補ってくれました。
  1. ゼロから作るDeep Learning ❷ ― 自然言語処理編
    ⇒2に同じく、説明がとても分かりやすくLSTMやGRUの理解に役立ちました。
     ただ、3は試験対策としては必須だとは思いませんでした。(1,2だけで十分かも)

学習の進め方

全人類がわかる機械学習講座🤖

2023年10月下旬ごろから機械学習講座の受講を開始しました。
機械学習講座はE資格講座の前準備として、統計学や数学,Pythonを学ぶために用意された
講座です。E資格の受験資格を得るために必要なのはE資格講座のみであり、機械学習講座は必須ではないですが、前知識に不安のある方向けに推奨されている講座となります。

筆者は事前に統計検定やG検定を取得していたため、振り返ると必須ではなかったと思いますが
情報理論の分野は事前知識が不足していたため、理解に役立ちました。
また、講座の説明はとても分かりやすかったです。

全人類がわかるE資格講座🧠 ※動画視聴1周目

機械学習講座終了後、E資格講座の受講をすぐ開始しました。

深層学習分野については、G検定の学習の中である程度の用語(アルゴリズム等)は触れていたため、馴染みのある言葉はたくさんありましたが、E資格では実装レベルの理解や数式理解も求められるため、講座の動画途中から、全然ついていけなくなりました。

ただ、これまでの資格勉強の経験上、
分からなくても前進。2周目には理解できると信じて、理解できない部分があっても動画視聴をひたすらに続けて、なんとか1周目の動画視聴を終えました。

ここで、問題発生。。。
1周目の動画視聴後、講座の最後に付属しているJDLA公式例題を解いてみたところ、、、
全くわからない。。。そして、この難易度の問題が出るのか。。と自信を失いました。。

これはまずいと思い、根本的な理解を求めてオライリーゼロつくシリーズに飛びつきました。
↓↓↓
(続く)

ゼロから作るDeep Learning―Pythonで学ぶディープラーニングの理論と実装

AVILEN講座の中でも推奨されていた書籍であり、ネット上の合格体験記を漁っても、ほとんどの方がおすすめしていました。

読み始めると、前評判通りとても分かりやすい内容で感動しました。もやっとしていた、
誤差逆伝播法の理解が一気に進みました。

ところで、誤差逆伝播法の理解については2つの方法があるといわれています。

  • 数式
  • 計算グラフ

当書籍では、より視覚的な理解ができる計算グラフの説明に重きが置かれており、計算グラフの理解を通して数式の本質的な理解にもつながるような構成となっています。

ゼロから作るDeep Learning ❷ ― 自然言語処理編

前述のゼロつく書籍(以降「ゼロつく(無印)と呼びます。」)が非常に分かりやすかったので、
続けて購入。自然言語処理編ということで、LSTMやGRU等の理解に非常に役立ちました。

こちらも、計算グラフをベースに理解を進める構成となっておりますが、ゼロつく(無印)が基本的な理論の説明であるのに対して、自然言語処理編ではLSTMなど実際のアルゴリズムについて説明されており、計算グラフもより複雑にはなってくるため、難易度は上がった印象でした。
ただ、ゼロつく(無印)をしっかり理解できていれば問題なく読み進めることはできると思います。

全人類がわかるE資格講座🧠 ※コーディング演習

AVILENのE資格講座の目玉の一つである、コーディング演習に取り組みました。
コーディング演習はE資格の受験資格を得るために必要な課題の一つです。

コーディング演習は正直かなりしんどかったです。。。
このご時世ChatGPTがあるため、なんとか演習問題に回答することはできても、必ずしもChatGPTの回答が正しいわけもなく、、本質的な理解ができていないと、どこが・どのように間違っているのか修正ができず、大分苦しめられました。

ただ、コーディング演習を通して、深層学習において基礎的かつ重要なアルゴリズムに正面から向き合うきっかけになり、魔法のようなものだと思っていた機械学習やAIがより身近に感じられるようになったと思います。

全人類がわかるE資格講座🧠 ※修了試験(深層学習)

E資格の受験資格を得るための修了申告期限1月末が迫っており、修了試験の対策を開始しました。昨年、AVILENの同講座を受講した社員から、AVILENの修了試験は本番レベル相当で、修了試験が通るなら、本番も余裕という話を聞いていました。
(それがAVILEN受講者の高いE資格合格率に結び付いているんだと思いますが。)

本番レベル相当ということですが、E資格は過去問が公開されておらず、黒本かJDLAの公式例題を参考にするしかありませんでした。
黒本はシラバスが古くあまり参考にならないというような情報もあったため、(あと値段高い)
JDLAの公式例題を参考にしましたが、このレベルの問題で合格ライン7割はえぐいなと思い、ビビり倒しておりました。💦💦

なお、修了試験は2回チャンスがあり、1度不合格でも無料で再受験ができます。
また、2度目が不合格でも、追加料金を払うことで3度目以降も受験ができます。

問題レベルを把握するために、勉強不十分でも1回目を受験してしまい、2回目で合格を目指すことが一番合理的な判断だとは理解していたものの、筆者は本講座を法人で申し込みしていたため、3度目の追加受験料は同じく法人名義で支払う必要があり、落ちたら会社への報告・調整が発生するため、それはどうしても避けたいと思い、1回目の受験で合格を目指すことにしました。

結果としては、
申告期限の4日前に受験し修了試験に合格することができました。
この瞬間が本試験の合格より一番ホットした場面だったかと思います。

全人類がわかるE資格講座🧠 ※修了者限定 試験対策コース

AVILENの講座では、講座の修了者限定で試験対策問題が用意されております。
試験本番までは、試験対策問題を繰り返し解いて、理解が不足している箇所は講義動画を確認していく流れでひたすら学習に励みました。

このタイミングで、理解が不足している点に絞って、動画視聴2周目、3周目を行いましたが、
1周目では説明が全く理解できず、画面越しで講師の方に半ギレしながら視聴していた説明がとても分かりやすい説明であることに気づき、「めちゃいい先生じゃん」と感動しました。
※講師の皆様へ 私の理解不足が原因にも関わらず逆ギレすいませんでした🙇

E資格本番

2024/2/17(土) 満を持してE資格本番に臨みました。
当日は特段緊張もなく、これで落ちたら仕方ないと割り切って会場の最寄り駅に1時間前には到着し、コーヒーを飲みながら勉強用のメモノートを見返していました。

時間になったので会場のビル(高層階)に向かったのですが、
ここで高層階に向かうエレベーターが見つからないことに気づきました。
やば💦💦と思い、、、めちゃめちゃ焦りながら、同ビルの商業施設を走り回りました。
完全に不審者だったと思います(笑)。
結局ぎりぎりで会場には到着できました。

会場はビルの場所だけではなく、接続(ちゃんとたどり着けるか)まで事前に確認しましょう(笑)

本番の問題内容について、
事前情報通り、AVILENの修了試験と同レベルだと感じました。
ただ、修了試験問題の理解が浅い状態だと、微妙に出題され方が違ったりしたので対応できず足をすくわれる可能性もあるなと思いました。

受験後感想

  • 学習方法の振り返り
     筆者はAVILENの講座をメインに学習しましたが、当講座の内容のみで十分合格レベルまで
     到達できると感じました。
     今後受ける方に向けた筆者からのメッセージとしては、講義内容や修了試験を完璧に理解できるように学習すれば心配ないとお伝えしたいと思います。

  • 今後の活用について
     今回、無事E資格に合格することはできましたが、学習期間後半は試験合格を目的とした
     勉強になってしまいました。当初は合格後の業務活用も見据えて、試験合格だけを目的とした
     勉強にはならないようにと意識はしていたのですが。。

     しかし、資格勉強を通して、機械学習、深層学習の基礎となる知識は体系的に学ぶことが
     できたと思います。業務への活用に向けては今後もさらなる学習・実践経験が
     必要と感じてはいますが、今回の資格勉強で学んだことを活かしていきたいと思います!

拙い文章で大変恐縮ではありますが、
今後、E資格を受験される方の参考に少しでもなれば幸いです。

以上です。

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