NEエンジニアがお薦めする夏の課題図書13選+α
みなさんこんにちはー!あすみ(@asumikam)です✨夏楽しんでますかー🌞
夏といえば・・・夏休みですね。
大量の休みと共に、大量の宿題と戦ったあの夏・・・あの頃は辛かったですが、今思うと、懐かしい気持ちと「学生」たるイベントに羨ましくなります(...よね?)
その中で「課題図書」というものがありました。お薦めの本リストから本を選んで読書感想文書くやつ。
夏休み、図書館に行って自分に合いそうな本を選んだ記憶があります。
・・・あれ・・・やりたいッ!また、やりたいッ!!(...ですよね??)
ということでー!!NEのエンジニアに「お薦めの課題図書」を聞いてきました🫡
お願いしてその日中に10冊集まりました!素敵👏
そこに、自分のお薦めを3冊追加して、13選を紹介したいと思います!
「夏休み」気分を味わうために、新しい本に出会ってみるのはいかがでしょうか?✨
「技術部門」「デザイン部門」「マインド部門」「スペシャル部門」を用意しました🙌
ではいってみよー!
📚 技術部門
「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門 ―保守しやすい 成長し続けるコードの書き方」
おすすめする人: まきまき(@_mkmk884)
どんな人におすすめ?
普段見たり書いたりしているコードに対して、もやもやを抱きはじめた人
好きなところは?
開発を行っている領域のソースコードをそれなりに理解をして、詰まることなくそれなりに書いてきたはずだけど、何か良くない気がする、何が悪いのかわからないけど、もっと良く書けたのかもしれないと、もやもやし始めたときに読み始めました。
読むと「あー!この間自分もやっちゃってたな、、」「うわ、このコード見たことある」等、”良くない気がする”ポイントを認知したり、その改善ポイントを学ぶことができました!
コードレビューで何を指摘したらいいのかわからないと思っていた時期もあったのですが、”良くない気がする”ポイントを知ったことにより、根拠あるレビューがしやすくなったように思います。
設計関連で話題に上がってくる原則も併せて一通り載っているため、より設計周りの理解がしやすくなりました。
書いてある「設計にbestはありません。常にbetterを目指しましょう。」が刺さり、意識するようになりました!
研鑽Rubyプログラミング-実践的なコードのための原則とトレードオフ
おすすめする人: shuto
どんな人におすすめ?
Rubyを書くにあたって引き出しを増やしたい人
好きなところは?
副題にある通り、トレードオフの選択肢を増やしてくれる一冊だと感じます。
ある程度慣れてくると「僕はいつもこう書く」が出てくると思います。(他の言語でもそうですが)Rubyは比較的一つの処理に対するアプローチが多く、そんな中でbetterを選択できるようになるための手札を増やすことができます。
また、例示されるサンプルコードの中には、「これは他人にとって読みやすいのかな」と感じるものもありました。しかし、Rubyのプロフェッショナルである著者の実装を受け入れつつ自分で判断することで、読みやすさ/Rubyらしさ/速さなどのどれを取るのが最適なのかを判断する力を養うことができると思います。
総じて、教本にもなるしテクニック集としても使える、とても勉強になる一冊ではないでしょうか。
ちょうぜつソフトウェア設計入門
おすすめする人: naritak
どんな人におすすめ?
設計よく分からんという人
好きなところは?
設計に関する様々なトピックを「順序立てて」説明しているところ。特に、最初目次を見た時に「設計の本なのにどうして開発手法(アジャイル)の話が入っているんだろう」と感じたが、読み終えた後には伏線回収されたような気分になった。
各章がそれぞれ単体で1冊の本になるくらいの話題だが、その要点をかいつまんで取り上げてくれている。見た目のポップさから初心者向けの本かな?という印象も受けるが、設計のエッセンスをコスパ良く学べる良書。(むしろ本当の初心者には難しいかも)
オブジェクト設計スタイルガイド
おすすめする人: チクワ(@TanigUhey)
どんな人におすすめ?
直感でクラスを設計したりメソッドを生やしている人
好きなところは?
オブジェクトの分類やコンストラクタの設計方針、メソッドの設計方針とその単体テストの方法など、断片的に覚えがちなオブジェクト設計のノウハウをガイドラインとして提供してくれる。
1章から11章までを通して全ての話題を点と点を繋げるように読むことができるので、内容を吸収しやすくなっている。
サンプルコードとそのコードに対する注釈も読みやすい上、サンプルコードはPHPとJavaの中間の擬似言語のようなコードで書かれているため、多くの人にとって読みやすくできている。
一方で、聞き馴染みのないカタカナ語が頻出したり、一部(個人的には)思想が強いと感じた部分があるため、そういった意味でも中級者が読む技術書の2冊目や3冊目くらいに触れると、新たな切り口からオブジェクトを見れるようになったり、考え方の選択肢の一つとして身につきスキルアップできると感じた一冊。
Clean Architecture 達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
おすすめする人: ppkn13
どんな人におすすめ?
依存関係とか聞いてピンとこないけど設計に興味がある人
好きなところは?
システム開発において設計の考え方を体系的に学ぶことができます。
クリーンアーキテクチャというワードや同心円が独り歩きしがちですが書籍内容は特定のアーキテクチャを解説するものではなく、SOLID原則やパッケージ原則の説明がありそれを踏まえてアーキテクチャを考えるためのポイントが解説される構成となっています。
訳者あとがきにも書かれていることですが、著者の主張していること、例えばフレームワークは技術的詳細と割り切って選定を後回しにするなど実際はどこまでできるだろうかと疑問に思う部分もありましたが、そういった疑問も込みで考える良い機会となると思います。
失敗から学ぶRDBの正しい歩き方
おすすめする人: あすみ(@asumikam)
どんな人におすすめ?
業務で「あるある」なDB設計のコツをサクッと掴みたい人
好きなところは?
DB設計の「キホン」を学んだ上で、業務をやってる最中に「この選択肢とこの選択肢とれるけど・・・どっちがいいんだろう?」と悩むけど、どちらが正しいかわからない、そんな悩みを解決してくれる本です。どの章も会話ベースで「課題」の提起がされているので想像がしやすく自分には合っていました!初心者〜中級者のステップアップとしてオススメしたい本。目次を見ながら、「この場面出会ったことあるぞ?」って思ったところから読んでみて欲しいです!
達人に学ぶSQL徹底指南書
おすすめする人: はたぼう
どんな人におすすめ?
基本的なSQLの使用経験があり、ステップアップを目指している人
好きなところは?
基本的なSQLの構文よりは少し発展的な内容に関して記述された書籍です。説明は詳解されていて、適宜図や演習問題があって非常にわかりやすいです。この書籍の個人的に好きなポイントは、単なるSQLの解説に留まらず深掘りして説明が書かれているところです。解説されるSQLに関連する数学理論や実装の歴史なども知ることができ、理解が深まりました。この本を読んでから1年近く経ちますが、もう一度読み返してみたい一冊です。
📚 デザイン部門
UXライティングの教科書
おすすめする人: 毛利
どんな人におすすめ?
ユーザーさんが見る言葉を考えるのが大変な人、わかりにくいと言われる人、UXに興味がある人
好きなところは?
UXは今や社内でホットなワードですよね!で、ライティング?関係あるの?「あります!!(クソデカボイス)」」
ユーザーさんは文章を読んでいないようで読んでいます。斜め読みをしています。内容がスッと入ってくるなら何も問題はないです。小難しい言い方をしていたり、同ページ内・同じブランド内で口調が違うと、脳は混乱します。あれ、人変わったのかな?と。小さいことですが結構大事です。現にイケてるサービスはブランドの口調を定義しています。それをネクストエンジンでもやろうよ!と提案します。具体的に何するかはまだわかりませんが・・・でも楽しそうだし、ネクストエンジンさんはこういう人なんだって人格が見えてくると思うな。
みんなではじめるデザイン批評
おすすめする人: 毛利
どんな人におすすめ?
デザインとは?批評とは?が気になったあなたにぜひ!一冊!
好きなところは?
デザインは個人の観点での好き嫌いやセンスではないということを断言してくれている本です。(個人の好きとか自己表現はアートの世界)
「みんなの」と題している通り、デザインはデザイナーだけのものではなくみんなで設計・批評して広義の意味の「デザインの改善」をするんです。
今までレビューやPJを進めていく中ででうまく機能していないところがあって。
そもそもPJに何が必要で、評価基準は、どこまでできたら達成とするか、の明確化することが必要と書いており、「「それやん!!!!」」と目が覚めて動悸がするくらい衝撃を受けました。仕事に必ず生きる知識が詰まってると思います^^
オブジェクト指向UIデザイン
おすすめする人: あすみ(@asumikam)
どんな人におすすめ?
はじめて「UI」に触れる人、輪読会スタイルが好きな人
好きなところは?
なんとなくわかりやすいデザイン、それは「オブジェクト指向」で作られているものなんだ...!とハッとさせられた本です。デザインというものを論理的に分解してデザインを組み立てる様はわかりやすく自分の中でしっくりきました。後半はワークになっているので得た知識を練習でやってみることができるのでとても楽しいです🙆♀️(輪読会とかでみんなとやるのがオススメ)
📚 マインド部門
エンジニアのためのマネジメントキャリアパス
おすすめする人: やまもとひろや(@HiroyaYamamoto1)
どんな人におすすめ?
キャリアに悩んでいるエンジニア
好きなところは?
- とにかく例が秀逸で「うわぁ〜分かる〜まさにその状態だわ」っていうのが何度もあった。
- 管理者は孤独で新しく就任するとほとんどの人が「自分は管理者向いてない」と思うらしく、自分もまさに思っていたところだったので勇気が湧いた。(自分だけじゃないんだ!という気持ち)
- あと要所要所で出てくる「理想と現実」の例も秀逸で、これも「あぁやっぱり現実はこんなもんなんだな」って気持ちになり頑張ろうと思える。
- キャリアの段階毎に書いてあるので読みやすく、自分がどのキャリアにいるのか考えながら読むと良いので万人にオススメできる。
アジャイルリーダーシップ
おすすめする人: money166
どんな人におすすめ?
リーダーになりたい意志を持っている全ての人
好きなところは?
SCRUMMASTER THE BOOKの原著者でもあるZuziさんが書かれた本。
この本ではリーダーシップとはアジャイルに導く心の在り方であって全ての人がリーダーになれて権力ではなく自らの影響力を活用していくことができる。と書かれている
最近コーチングを学びながら自分自身の在り方が大事ということを日々感じているのもありとても引き込まれました。
本書の中のアジャイルリーダーシップとはツールやプラクティス、方法論のことではありません。リーダーシップとは夢と情熱から始まります。という1文が好きでとてもワクワクしてきます。本を読みながらたくさんのことを考えさせられる1冊かなと思います。本を通じてシステムコーチングやアジャイルリーダーシップ研修に興味が出てきました。
アジャイルサムライ
おすすめする人: あすみ(@asumikam)
どんな人におすすめ?
アジャイル・スクラムの「キホン」の本を読んで、「次何読もう?」な人
好きなところは?
いろんなアジャイル・スクラムの本を読んできましたが、自分の中でかなり上位に食い込む好きな本です。
私の心をハートキャッチしたのは「誰もがこの働き方を気にいるわけじゃない」という言葉。「...たとえるなら、アジャイルに開発するというのは、これまで経験したことのないほどの強烈なスポットライトを浴びているみたいな感覚だ。...」と続きますが、実際自分のチームでスクラムを始めて、メンバー共々「ヒリつき」を感じると共に今までにない高揚感を感じていたので、その姿をまさに見抜かれた気持ちだったのです。
私の「アジャイル」のマインドを育ててくれた一品。とってもオススメです。
📚 スペシャル部門
きんじょう(@o0h_)さんがお薦めしている本を挙げているブログがあります!!
大量の本を!!お薦めしてくれています🙋♀️✨
「まだまだ出会いたい!」という方はこちらも是非ご覧になってください🫶
お薦めは以上になります✨
最初は10選のつもりだったのですが、いつの間にか13選になりました。
そしてきんじょうさんのも含めると・・・まぁお薦めの本は何冊あってもいいですよね❤️
そして、私はこの記事をもって、ずっとこなせていなかった「宿題」を完了しました!
6月は、季節外れのAdvent Calendar風に、6月1日の当記事を皮切りに日替わりでリレー投稿をしていきます!!
予定では1ヵ月で30本の記事が出てくる運びになるはずですが、果たして達成されるのでしょうか・・・!
この記事の17日が私担当だったのですが、抜けたまま、8月まで突入しておりました・・・「あぁ、ずっと宿題抱えてる状態だ・・・」と思っていてハッとこの企画を思いついたのでした。これで、私の人生の宿題1つが完了しました😉
次は「素敵な課題図書」を決めて夏を過ごしたいと思います!
ではみなさん良い夏を過ごしましょう〜✨
NE株式会社のエンジニアを中心に更新していくPublicationです。 NEでは、「コマースに熱狂を。」をパーパスに掲げ、ECやその周辺領域の事業に取り組んでいます。 Homepage: ne-inc.jp/
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