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NE株式会社、テックブログを(プレ)オープンします

2023/06/01に公開

初めまして!

こんにちは、初めまして!
NE株式会社では、この度Zenn Publicationを利用して、所属メンバーで記事を寄稿する「テックブログ」を始めてみることにしました。
まずは「試験運用期間(プレオープン)」と位置づけて、NE社内の様子や社内外に関わらず技術的なトピックを投稿してみる!という実験に取り組んでいきたいと思います。

・・・言わなければいけないことは以上なのですが、折角の機会ですので、この場を借りて、「なぜテックブログを始めるのか」「なぜZenn & Publicationなのか」を整理します。

この記事は、VPoEを務めておりますきんじょう(@o0h_)が執筆しています。

なぜ会社として・エンジニア組織としてブログを始めるのか

大義であり感謝として

私自身は、中途採用として2021年にHamee株式会社[1]に入社しました。

という事で、過去には異なる会社でITエンジニアライフを送っていた訳ですが、「開発者ブログ」「技術ブログ」を運用していた会社に在籍していた経験も短くありません。

・・・それで、思うのは、「日々の知見や学びを、コミュニティや他の誰かに見える形で発信していくのは、大事だし楽しいな〜!」ということです。

我々の職種は、「調べる > 考える > 読む >> コードを書く」という割合で仕事が回っていませんかね?とすら思います。世の中の、様々な人達の色々な知見に支えられて、やっと今の仕事が成立せられているといっても全く過言ではありません。
(昨今では、ChatGPTさんやCopilotさんにもお力添えいただいておりますね!!)

そうした先人の蓄積や発信行為について、心からの敬意を抱いていますし、受け取った立場としては「自分たちの行動で、還元できることがあるなら、そうする方が望ましい」とも考えます。

NE株式会社としては、技術カンファレンスへのスポンサー活動やスタッフ参加・登壇支援といったコミュニティへの還元にも継続的に取り組んでいるところです。
ただ、それだけではまだまだ十分ではないとも感じるのです。

今までやっていることに加えて、より「世の中への発信を増やす」ことにも一定の意味があるものだと信じています。
そんな訳で、この度、自社メンバーの発信機会を増やすための場を用意し、発信に取り組んでいくきっかけを作るための社内的な仕組みの整備に着手した次第です。

社内文化の醸成・強化のための施策として

元々、社内のナレッジ管理システムへの投稿には気軽に取り組んでいるメンバーも多かったり、毎年12月には有志によるAdvent Calendarへの活動が継続的に行われていたりと、「何かを書いて出してみる」ことには前向きな社風です。
・・・なのに!定常的にアウトプットしやすい場を持っていないのって、勿体なくない!?
というのが、コレまで個人的に抱いていた思いでした。

組織づくりを担う身としては、「知見の発信や経験を共有する行為に、より前向きになって、その意義について実体験を伴いながら理解を深めて欲しい」とも感じます。
もちろん、業務に貢献してしっかりと成果を出すことが最優先で至上命題ではあります。が、それだけに留まらないで「見知った事や、誰か(コミュニティだったり、他人のブログ記事なども含みます)に助けられて得られた成長について、give&giveの精神で提供していく」のがカッコイイ!と思える組織になっていきたいな〜と思う次第です。

これまでよりも更に踏み込んで、「発信すること」の質を深めたり、幅を広げていくための装置として、テックブログに期待しています。

メンバーの成長機会として

社内のナレッジ管理システムといった「文脈を共有した上での発信」と異なり、パブリックな場への発信については、より大きな責任が生じるものであり、より客観性・真摯さを求められるものだと思っています。
そうした「知らない誰かに向けての発信」というのは、ともすれば苦しさすら伴うものです。

「誰かに説明しようとすると、自分の理解不足が露になる」とか「自分の言葉で伝えようとすると、うまく言葉が出てこない」とか、発信をしようとして初めて気づくことも多々ありますよね。
自分自身、カンファレンス登壇などの際に、非常にMPを消費するのは正にこの点であり・・・・

そんな困難は、技術者をしっかりと成長させてくれるものだと信じています。

また、社内メンバーという非常に限られたコミュニティに留まらず、何かしらのきっかけで目にしてくれたどこかの誰かからも、もしかしたらフィードバックが貰えるかも知れない。
これも、他では得難い、成長機会に繋がる貴重な刺激です。

「自分自身の経験や疑問を、積極的に発信してみる!」
その練習のための場として、テックブログの「箱」を用意したいな、と思ったのでした。

個人的には、「まずは会社の用意した仕組みで発信することに慣れていって、あわよくば、個人のブログでも何かしら記事を投稿するようなメンバーが増えたら素敵だな」とも願っています。
それこそ、今まで社内に閉じこもって活動していた人の中から、Zennへの投稿を自主的にやってくれる人が増えたらメチャクチャ良いなぁ〜

なぜZennのPublicationを利用するのか

これについては、コンセプトの紹介ページで掲げられているコンセプトがドンピシャ、心底共感してしまったから!というのが最大の動機です。
https://info.zenn.dev/about-publication

テックブログに投稿する記事を著者本人のものに

記事を書く作業は大変な労力を伴います。
それに対して、組織としてどういう態度で向き合うべきか?は深く考えるに値する課題ではないでしょうか。

会社がの名を冠したメディアのコンテンツを拡充してくれた事に対しては、感謝を伝えることも出来ます。人事評価や、場合によっては報酬の設定によって、それに報いる事も出来るでしょう。

ですが、どこまでいっても、その発信に詰まっている創意工夫や思考プロセスについては、会社組織が所有できるものではなく本人の資質に依るものでしかないのだ・・・・とさえ個人的には思うところです。

メンバーのモチベーションで駆動してこそ、良質なアウトプットが生まれていくのではないかと考えます。そうして生まれたものについては、本人への最大限の還元を実現したいものです。
そんな思考背景があり、Zenn Publicationの提供する仕組み ─まず「個人のアカウント」があってそれを「組織に紐付ける」─ というコンセプトは、実現していきたいことに対してとても良く馴染むように感じたのでした。

その他の動機など

採用PR目線での「発信を増やしたい」「社内のチームやメンバーの雰囲気がわかりやすくしたい」という気持ちも、当然あります。
ただ、「そこにフォーカスして戦略的に記事投稿を行っていく」というのは現状では考えていないので、会社の名前は出していますが(それに伴う倫理は要請しますが)、なるべく自由な雰囲気でやっていきたいな〜というのが自分の気持であります。

最後に

冒頭で、「まずは試験運用期間」と説明しました!
この期間中には、社内メンバーで「とりあえずテックブログなるものを作ってみたから、まずは記事を投稿してみない?」と働きかけて、チュートリアルモード的な感覚で動かしていきます。

そこで!
6月は、季節外れのAdvent Calendar風に、6月1日の当記事を皮切りに日替わりでリレー投稿をしていきます!!
予定では1ヵ月で30本の記事が出てくる運びになるはずですが、果たして達成されるのでしょうか・・・!

明日は、引き続き私きんじょう(@o0h_)が担当します。
NE株式会社のエンジニア組織における、「アイデンティティ」「価値観」についてご紹介したいと思います。

脚注
  1. 元々はHamee株式会社の所属です。2022年8月に、Hameeの一部事業を承継する形で、NE株式会社が分社化・メンバーが移籍しました
    (ニュースリリース: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000912.000009971.html ) ↩︎

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