「Running Lean ―実践リーンスタートアップ 第3版」【オライリーサブスク本紹介】
始めに
本記事ではエンタープライズ向けのアジャイル思想であるリーンをスタートアップ企業に適用した「リーンスタートアップ」について説明する本、「Running Lean, 3rd edition」を紹介します。現時点では日本語版は出版されていませんが、前版の「Running Lean - 実践リーンスタートアップ」が日本語で翻訳されています。
- 【お勧め度(5段階)】⭐⭐⭐⭐☆
- 起業に興味がある場合は⭐⭐⭐⭐⭐
「Running Lean, 3rd Edition」
リーンスタートアップの考え方
リーンスタートアップは、スタートアップ企業がアジャイル的なアプローチを行う方法を提案しています。その核となるのは、顧客を惹きつける「牽引力」を最小限のアウトプットで確認し、軌道修正しながら事業を進めることです。
リーンキャンバスでビジネス全体図を描く
リーンスタートアップでは、ビジネスの全体図を描くために「リーンキャンバス」を使用します。これは、ビジネスモデルキャンバスを応用したもので、スタートアップのビジネスを説明するのに最適化されています。
エレベーターピッチやMVPを用いて価値を検証
リーンキャンバスで描かれたビジネスモデルに対して、エレベーターピッチや最小限の実用化可能な製品(MVP)を用いて、そのビジネスが価値があるかどうかを検証します。フィードバックをもとにキャンバスを更新しながら、ビジネスを前進させていくのがリーンスタートアップの基本的な考え方です。
さいごに
本書では最初にプロダクトを完璧に仕上げて製品を作ろうとしたスタートアップ創業者の例を挙げて、そんな彼がリーンスタートアップの手法を実践していかにビジネスを進めていくかという形で説明が進めています。
非常に読みやすくて分かりやすいです。
起業に興味のある方は読んでみると良いかと思います。
この書籍のまとめスクラップ(中途)
この記事のもととなった動画
オライリー・ジャパンブスクについて
オライリー・ジャパンサブスクO'Reilly「Learning Platform」では、オライリー・ジャパン書籍を初めに、約6万冊の書籍や動画等が読み放題です。話題になった技術書は半数以上は読める印象です。英書がメインなのがネックですが、ブラウザの翻訳機能を使えば問題なく読めます。個人的にこのサブスクで学習の質が劇的に改善したので、全然関係ない立場ですが勧めて回っています。
概要/使い方/価格などは 以前にまとめたこちらの記事 を参考にしてください
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