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メーカー企業出身メンバーの働き方とは? (松尾研meetupイベントレポ②)

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こんにちは。松尾研究所で広報を担当している白石です。
本記事では、下記記事の第二弾として松尾研meetupのイベントを取り上げます。

前回の記事:https://zenn.dev/articles/4640520af227a0/

松尾研では、メンバーのバッググラウンドの多様性を活かし、コンサル経験者向け・製造業経験者向けのイベントを開催しました。本記事では製造業経験者向けイベントでご紹介した内容の一部をお届けし、当日参加できなかった方にも松尾研の働き方を知っていただく機会にしていただきたいです!

登壇者:

今回は製造業経験者向けイベントということで、前職の経験も活かしつつ松尾研で活躍をしている、メーカー企業出身の下記メンバーが登壇いたしました。

松尾研究所 シニアデータサイエンティスト 長谷川 貴巨

松尾研究所 シニアデータサイエンティスト 大西 直

メーカー企業出身者の働き方

長谷川さんからは、ソラコム社と立ち上げた「IoT×GenAI」のプロジェクトをご紹介。
本プロジェクトはオフィスの空調制御をAIを活用し効率的に進めるもので、エネルギー消費量の削減も実現しています。研究成果はエネルギー応用分野の国際会議である「ACM BuildSys2024」にも採択されています。

▼ソラコム社との事例についてはこちら
https://matsuo-institute.com/works/ai-solution/713/

▼採択論文についてはこちら
https://matsuo-institute.com/2024/11/632/
https://zenn.dev/mkj/articles/617dc36454ab33

また、上記のようなプロジェクト以外にも「AI白書 2025 生成AIエディション」の執筆や、JDLA Generative AI Testの試験問題作成、外部登壇など幅広く活動をしています。

▼AI白書 2025 生成AIエディション
https://www.kadokawa.co.jp/product/322407000524/


大西さんからは、「PM未経験からの挑戦」と題し、前職で研究職として働いてきたところから松尾研究所にジョインした理由と仕事内容についてご紹介。

プロジェクトとしては、詳細はご紹介できないものもありますが、AIエージェントの活用や、AIを活用したオフィスの生産性向上のプロジェクトを始め、パナソニック社とのプロジェクトにも取り組んでいます。

▼パナソニック ホールディングス社との事例についてはこちら
https://matsuo-institute.com/works/ai-solution/715/

松尾研の魅力としては、
①AIコンサルタントとの協業による手触り感 ②テーマの幅広さ ③大企業と比較した時のスピード感 をお伝えしました。

また、松尾研究所は「やりたい!」と手を挙げることを推奨する文化があるので、各メンバーが積極的に提案を行い、スピード感を持って様々な社内プロジェクトが立ち上がっています。

内部プロジェクトとしては、数理最適化勉強会の実施や、松尾・岩澤研究室と合同でのポスター発表会の実施、学会発表やプレスリリースの発信を始めとする外部発信の強化、R&D組織の立ち上げなど、前職の研究職としての経験も活かしながら進めていることをご紹介しました。

▼数理最適化勉強会
https://zenn.dev/mkj/articles/aaae773261f70d

▼東京大学松尾・岩澤研究室主催のポスター発表会への参加
https://zenn.dev/mkj/articles/4fe7e7782d3ce0

Q&A抜粋

Q. LLMや新しい技術は日進月歩でキャッチアップが難しい。組織として取り組んでいるものはあるか?

A. Slack上で新しい技術の情報が積極的に流れてきて、コメントし合う文化があります。
また、勉強会も盛んで、「強化学習の勉強会」などテーマごとにメンバーで集まって勉強会を開催しています。
LT会も立ち上がっており、技術について発表し合う機会もありますね。ほとんどがオンライン開催なので、県外からリモートワークしているメンバーも参加しています。

Q. 「大企業では2年かかる仕事を半年で進められる」という点は魅力。どうしてそれが実現できる?

A. 一人ひとりが同時に抱えるプロジェクト数を絞っているため、各メンバーが一つひとつのテーマに深く集中できる体制が整っています。最新技術のキャッチアップにおいては、若手の学習スピードや柔軟な発想が大きな推進力となっています。これにより、意思決定の速さや開発スピードが加速し、大企業では時間がかかるようなプロジェクトも短期間で前進させることができています。

Q. 製造業で働いているので、情報分野の第一線でエキスパートというわけではない。そういった人に役割として求める点は何か?

A. ドメイン側の知識を持ちつつ、お客様と会話ができるスキルは魅力的。PoCで終わることなく実用化する、現実的に技術を落とし込む、という経験は情報系出身の方よりお強いことが多いので、強みとして活きるのではないかと思います。


いかがでしたでしょうか?
今回はイベントで紹介された内容の一部をご紹介しましたが、少しでも松尾研究所でのキャリアにご興味を持っていただいた方は、ぜひ松尾研の求人も覗いてみてくださいね。
カジュアル面談も実施しているので、ぜひお気軽にお話できれば嬉しいです!

松尾研究所の求人はこちら:https://open.talentio.com/r/1/c/matsuo-institute/homes/4144

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