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「公務員からエンジニアになった私が考える」エンジニアでもビジネス用語を理解すべきだと思う理由と、ビジネス用語チートシート

2024/12/08に公開

これはEventHub  Advent Calendar 2024の8日目の記事です!

https://adventar.org/calendars/10053

昨日は浦田さんの「大人がガチになって挑む文化祭ってワクワクする」でした👀✨
こちらもぜひ、ご覧になってみてください🙏

https://note.com/shiika_urata/n/n2679d88f8040?sub_rt=share_pb

はじめに

こんにちは!!
EventHubのWebエンジニアの須田です!
Xのアカウントはこちら🐱
2024年の4月に入社して、もう12月(アドベントカレンダー・シーズン)なのかと驚いております👀

今回は「公務員からエンジニアになった私が考える」エンジニアでもビジネス用語を理解すべきだと思う理由を説明していきマッスル💪🥺🔥
また、おまけとして『ビジネス用語チートシート』も作成したので、ぜひご活用ください🙏

私のバックグラウンド: 公務員からエンジニアへ

本題に入る前に、軽く私の自己紹介をさせてください🙏
私は、大学卒業後、3年半地元の市役所で徴収業務に従事しており、ビジネスとは遠い仕事をしていました!
(税金関係で法人の調査などはしていましたが、ビジネス知識となると皆無のような状況です)
そして紆余曲折あり、公務員からWebエンジニアになって今4年目となります。

そんな私が、エンジニアになってから思うことの1つとして「ビジネス用語わからない問題」があります!!
ビジネス畑に身を置いていなかった身からすると、カタカナやアルファベットの略語を聞いても「???」となることが多々ありました・・・😭
という状況から、本題である「エンジニアでもビジネス用語を理解すべきだと思う理由」について語っていきたいと思います💪🥺🔥

エンジニアの皆さま、ビジネス用語ちゃんと理解していますか?

私のように前職がビジネス畑ではない、または学生の時から技術系選考で最初からエンジニアとして働いている人の場合、意識的にキャッチアップなどしないと、数多あるビジネス用語(カタカナやアルファベットの略語)を理解しきれないのではと思います!

これは、ビジネス用語に限った話ではないのですが、
「言葉は、考え方や価値観が込められた、コミュニケーションの土俵に立つための道具である」と私は考えます!

どういうことかというと、、、
例えば「無知の知」という有名な言葉(考え方)があります。
これは「私は知らないことがあることを知っている」という意味ですが、この言葉の本質は「私は知らないことがあることを知っている」という『自覚』と『謙虚の精神』にあると思います。
「自覚的に知らないことが世の中には、たくさんあることを認識する。そして謙虚に知らないことを1つ1つ学ぶ精神を持つ」
そのように私は、この言葉を理解していますし、この言葉の意味を理解している人はそのように捉えていると考えています🤔
(この言葉を知っているか知っていないかだけで物事の捉え方は、変わるように私は思います)

「技術志向のエンジニア/プロダクト志向のエンジニア」におけるビジネス用語

ちまたで「技術志向のエンジニア」と「プロダクト志向のエンジニア」というエンジニアの区分を聞くことがあります。

結論から言うと「技術志向のエンジニア」と「プロダクト志向のエンジニア」どちらのタイプの方でも、ビジネスに関わるならば、必要な範囲のビジネス用語の意味をちゃんと理解する必要があると私は考えています🤔

エンジニアとして、プロダクト提供を生業とするならば、一緒に働く人の言っている意味を理解するために、必要な範囲のビジネス用語をキャッチアップする必要があるのかなと思っています💪
(SaaS企業のソフトウェアエンジニアなら、SaaS界隈のビジネス用語など)

一応、この2つの区分の定義は、次のようにまとめました📝

「技術志向のエンジニア」とは?

「技術志向のエンジニア」は、技術そのものに強い関心を持ち、技術力の向上や新しい技術の習得を重視する傾向が強いエンジニアのことを指します!

「プロダクト志向のエンジニア」とは?

「プロダクト志向のエンジニア」は、ユーザーに価値を提供することを最優先に考え、プロダクトの全体的な品質やユーザー体験などを重視する傾向が強いエンジニアのことを指します!

ビジネス用語を楽しく学ぼう!!

学ぶことが得意なエンジニアだからこそ、ビジネス用語のキャッチアップも本来上手いはずです!
「好奇心」という「知らないことを楽しむ力」を発揮して、楽しく学んでいきましょう💪🥺🔥!!

ビジネス用語チートシート (随時更新)

お待ちかねの「ビジネス用語チートシート」のコーナーです💪🥺🔥
(EventHubや前職もSaaS企業だったので、SaaS界隈のビジネス用語も多めです🙏)

この「ビジネス用語チートシート」は、新しいビジネス用語を入荷し次第、更新したいと思います🙏
(チートシートは、SaaSビジネスを含む現代的なビジネス環境において頻出する指標・用語を体系的に整理しています🙏)

経営・財務・戦略指標関連

用語 英語・略語 解説
KPI Key Performance Indicator 成果を測定するための重要業績指標。プロセスごとの中間目標や達成度を数値で表す。
KGI Key Goal Indicator 最終目標達成度を示す指標。KPIより上位概念で、最終的な成功条件を測る。
KFS Key Factor for Success 成功要因。目標達成のために特に重要な要素や条件。
ROI Return On Investment 投資利益率。投資額に対してどれだけの利益が得られたかを示す。
ROAS Return On Ad Spend 広告費用対効果。広告投資額1円あたりの売上高を示す。
CPA Cost Per Acquisition 顧客1件の獲得にかかる平均コスト。マーケティング効率を測る指標。
BtoB / BtoC Business to Business / Business to Consumer 提供先が企業(BtoB)か個人消費者(BtoC)かを表す。
ステークホルダー Stakeholder プロジェクトやサービスに関わる利害関係者。顧客、従業員、株主など。
マイルストーン Milestone プロジェクト進行上の重要な達成点や節目。
スコープ Scope プロジェクトで取り扱う機能・範囲。範囲外作業の防止が重要。
リソース管理 Resource Management 人材、資金、時間などの資源を最適に配分・管理する活動。
ターゲット Target 狙う顧客層・市場、または達成すべき具体的な目標値。

マーケティング・顧客関連用語

用語 英語・略語 解説
リード Lead 見込み顧客。自社製品に興味を持ち、何らかの情報を提供した潜在顧客。
インバウンドリード Inbound Lead 自社サイトやコンテンツ、SEO、SNSなどから顧客自身が問い合わせ・登録してきた見込み顧客。
アウトバウンドリード Outbound Lead テレアポや営業メールなど、企業側からアプローチして獲得した見込み顧客。
Hotリード Hot Lead すぐに商談化や契約に至りそうな高い購買意欲を持つ見込み顧客。
Warmリード Warm Lead 興味はあるが、意思決定にもう少し情報や時間が必要な顧客。
Coldリード Cold Lead 関心が低く、短期的な成約が見込みにくい顧客。
ペルソナ Persona 典型的な顧客像を詳細に設定したモデル。マーケ戦略策定に役立つ。
セグメント Segment 顧客や市場を属性・行動特性で区分したグループ。

SaaS特有の指標・用語

用語 英語・略語 解説
ARR Annual Recurring Revenue 年間経常収益。サブスクリプションモデルにおける年間の安定収益。
MRR Monthly Recurring Revenue 月間経常収益。月々繰り返し得られる安定的な収益指標。
チャーン Churn 顧客離脱。既存顧客がサービス利用を解約・中止すること。
カスタマーチャーン Customer Churn 顧客数ベースでの離脱率。一定期間で何%の顧客が解約したかを示す。
レベニューチャーン Revenue Churn 売上ベースでの離脱率。顧客離脱だけでなく、ダウングレードによる売上減少も含む。
リテンション Retention 顧客維持率。既存顧客が一定期間後も継続利用している割合。
LTV Lifetime Value 顧客生涯価値。1顧客が契約期間中にもたらす総収益を示す。
CAC Customer Acquisition Cost 顧客獲得コスト。新規顧客1件を獲得する際の平均費用。
NRR Net Revenue Retention 正味収益維持率。既存顧客基盤での売上維持・拡大率を測り、アップセルやクロスセルの効果も反映。
ARPU/ARPA Average Revenue Per User/Account 顧客1件あたりの平均収益。
NPS Net Promoter Score 顧客推奨度。顧客が他者に自社サービスを薦める可能性を測る指標。
オンボーディング Onboarding 新規顧客が製品・サービスをスムーズに利用開始できるよう支援する初期導入プロセス。
アップセル Upsell 既存顧客に上位プランや追加機能を提案し売上拡大を図る手法。
クロスセル Cross-sell 既存顧客に関連商品・サービスを提供し、収益増加を図る手法。
SQL Sales Qualified Lead 営業がアプローチするに値する一定の購買意欲を示したリード。
MQL Marketing Qualified Lead マーケ部門が育成した、営業アプローチに近い段階の見込み顧客。

組織・運用・市場分析関連

用語 英語・略語 解説
PL Profit and Loss Statement 損益計算書。一定期間の収益・費用・利益を示す財務諸表。
BS Balance Sheet 貸借対照表。資産・負債・純資産を示す財務諸表。
キャッシュフロー Cash Flow 資金の流入出を示す指標。経営状態や流動性を把握する。
予算管理 Budget Management 定めた予算内で事業・プロジェクトを遂行する活動。
マトリクス組織 Matrix Organization 機能別・プロジェクト別の両軸で人材配置する組織形態。
プロフィットセンター Profit Center 利益を直接創出する部門や事業単位。
コストセンター Cost Center 費用発生源だが直接の収益を生まない部門や事業単位。

SaaS経営・成長のための追加用語

用語 英語・略語 解説
バーンレート Burn Rate 一定期間における資金消費速度。スタートアップが資金をどれだけ早く使っているかの指標。
グロスバーンレート Gross Burn Rate 営業利益前の総支出額ベースでの資金消費速度。
ネットバーンレート Net Burn Rate 総支出から収入を差し引いた実質的な資金消費速度。
ランウェイ Runway 現有資金で運営を継続できる期間。バーンレートで資金が尽きるまでの残存月数。
SLA Service Level Agreement サービス提供側が顧客に約束する品質・可用性・応答時間などの合意事項。
MAU Monthly Active Users 月次アクティブユーザー数。サービスを月単位で能動的に利用したユーザー数。
DAU Daily Active Users 日次アクティブユーザー数。日単位でサービスを利用したユーザー数。
Freemium Freemium 基本機能は無料、追加・高度な機能は有料で提供するモデル。
TAM Total Addressable Market 理論上獲得可能な最大市場規模。
SAM Serviceable Addressable Market 自社サービスで実際に獲得可能な潜在市場規模。
SOM Serviceable Obtainable Market 実際に自社が獲得できる見込みのある市場規模。

【SaaS組織論】 The Model (ザ・モデル)型のSaaS組織論と Mkt/IS/FS/CSなどについて

The Model (ザ・モデル)型のSaaS組織論と Mkt/IS/FS/CSなどについては、こちらのスクラップに整理しました📝
https://zenn.dev/manase/scraps/6123cd91bf746a

さいごに

今回は「公務員からエンジニアになった私が考える」エンジニアでもビジネス用語を理解すべきだと思う理由を説明してみました💪🥺🔥
EventHubでは、各ポジションの採用活動を強化しています。
ご興味がある方はぜひご連絡ください!(採用ページ:https://jobs.eventhub.co.jp/)

https://jobs.eventhub.co.jp/engineer

https://note.com/eventhub/

明日のEventHubアドベントカレンダーは、CSチームの佐藤さんです!!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

参考・引用

https://zenn.dev/manase/scraps/6123cd91bf746a

https://zenn.dev/manase/scraps/ca1fa12a580307

https://zenn.dev/manase/scraps/5dcee881b8080c

https://zenn.dev/manase/scraps/1742efeb725a2d

https://zenn.dev/manase/scraps/eac7e8d9aedd1c

https://zenn.dev/manase/scraps/f62264ec7d58ca

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