Zenn Publication を導入した
Leaner 開発チームの黒曜(@kokuyouwind)です。
これまで Leaner テックブログは @leaner_tech アカウントで運営してきましたが、このたび Zenn Publication のβ利用を開始しました!
以下が新しい Publication ページです。
今後は当アカウント以外のメンバー個人アカウントからも投稿されるため、こちらの Publication をフォローしていただけると嬉しいです。
今回は Publication 導入にまつわる作業・判断などをまとめます。
Publication 導入の意図
もともと Zenn で会社テックブログを始めた経緯は以下記事にまとめています。
1 年以上運営してきましたが、やはり Zenn は技術記事を書きやすく、かつ開発者に見てもらいやすいメディアだと感じています。
特に GitHub 連携で記事を管理できるため、 Pull Request でのレビューや CI での校正などを行える点が開発者としては嬉しいです。
なお、現状の執筆フローについては以下記事にまとめています。
一方で、共有アカウントから投稿しているため記事が個人と紐付かないことは懸念事項でした。
記事の書き出しを都度「Leaner 開発チームの XXX です」というフォーマットにすることで誰が書いたか明示してはいるのですが、記事一覧では Leaner の同じアイコンが並んでしまい、記事を開いてみないと誰が書いたものかは判別できなくなってしまっています。
記事リストからは各記事の著者がわからない
こうした課題が Zenn Publication で解決できそうだと感じ、今回クローズドβに申し込みました。
導入に際しての作業・判断
Publication 自体の導入手順は Zenn 公式ドキュメント通りで迷うことも特になかったため、「既に会社テックブログを運営しているケース」特有のトピックに絞って諸々を書いていきます。
既存記事の Publication 紐付け
既存記事は GitHub で管理しているため、すべての記事ヘッダーに publication_name: "leaner_dev"
を付与することで Publication に紐付けることができました。
さほど記事数が多くなかったのでエディタ上の手作業で行いましたが、 sed -e "7i publication_name: \"leaner_dev\""
などで一括挿入するほうが楽でミスもなさそうです。
なお、今後記事を作る際にいちいち publication_name
を指定するのは面倒なうえ忘れそうなので zenn-cli
からの記事生成時にパラメタで指定できるよう Issue と Pull Request を上げています。
既存アカウントの名称変更
これまで @leaner_tech を「リーナーテックブログ」というアカウント名で運営してきましたが、この名前を Publication 名にしたため、アカウント名は「リーナーテックブログ運営」に変更しました。
記事フッターにはアカウントと Publication が並んで表示されますが、これにより既存記事もあまり紛らわしくない表示になっています。
記事フッターにはアカウントと Publication が並んで表示される
目下の運用フローは変更しない
各自アカウントから Publication への投稿ができるようになったわけですが、直近では今まで通り @leaner_tech からの投稿をメインに運用する予定です。
これは現状だと Publication の記事公開前レビュー機能が未リリースのためで、そちらがリリースされるまでは GitHub 上でレビューできるメリットが上回ると感じています。
特に業務ツールやプロダクトのスクリーンショット・ソースコードなどを含む記事は複数人の目を通しておきたいことから、レビューを通すフローにしておきたいところです。
とはいえせっかくの Publication を利用しないのももったいないため、イベントレポートやちょっとした Tips など業務との関わりが薄いものについては個人アカウントからの投稿も行えるよう運用フローを変えていく予定です。
既存記事のオーナー変更は少し様子を見てからにする
既存の共同アカウントが存在する場合は、 Zenn 開発チームに依頼することで既存記事を個人ユーザーに付け替えられるそうです。
ですが目下の運用フローを変更しない以上共同アカウントへの記事投稿がしばらくは続いてしまうため、そちらの方針が固まるまでは記事付け替えの依頼も見送ることにしました。
まとめ
Zenn Publication 導入といいつつ、レビューの絡みで運用フローを一旦据え置くことにしたため直近ではあまり活用できない形になってしまいました。
記事公開前レビュー機能がリリースされたら Publication をフル活用していきたい所存です。
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