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NVIDIA Isaac Sim 4.5.0を動かしてみる[GUI基本操作編]

に公開

以下の記事にて、NVIDIA Isaac SimをWindows11にインストールし、起動することができた。
https://zenn.dev/kprn/articles/f10b38007af742

今回は、Isaac Simのチュートリアルを試し、どんなことができそうかを確認する。

GUIのチュートリアル

Isaac Simのチュートリアルは、GUI、Extention、Standalone Pythonがあるが、今回はGUIのチュートリアルを試す。

結論から言うと、GUI操作はシンプルであり、Unityに近いと感じた。

Isaac SimのGUIを起動する

cd C:\isaacsim
isaac-sim.selector.bat

新規シーンを作成する

メニューバーから、File > Newを押す。
メニューバーは、画面左上に存在。

地面を追加する

メニューバーから、Create > Physics > Ground Planeを押す。
すると、以下のような白い平面が登場する。

ライトを追加する

メニューバーから、Create > Lights > Distant Lightを押す。
なお、シーンに光源があっても、オブジェクトがない場合は、シーンは暗いままらしい。

ビジュアルキューブ(Visual Cube)を追加する

メニューバーから、Create > Shape > Cubeを押す。

「ビジュアル」とついているが、要するに物理特性が付加されてない立方体のこと。
重力が効かず、他オブジェクトとの衝突もしない。

オブジェクトに物理特性(重力と衝突特性)を付与する

画面右側の「Stage」から、先ほど作成したビジュアルキューブ(Cube)を選択する。

画面右下の Property > +Add > Physics > Rigid Body with Colliders Preset(赤い四角枠部分)を選択する。

画面左側の「Play」ボタン(下図赤丸)を押すと、重力や衝突判定が効き、立方体が下に落ちるようになる。

キューブを移動、回転、拡大縮小する

オブジェクトをマウスで操作する場合、

  1. 画面左側のアイコン(下図赤枠内)をクリックして使用する方法
  2. ショートカットキーを使う方法

の2種類ある。

ショートカットキーの使い方は、オブジェクトをクリックした状態で、

  • Wキーを押すと、オブジェクトの移動
  • Eキーを押すと、オブジェクトの回転
  • Rキーを押すと、オブジェクトの拡大縮小

が行える。

下図は、キューブをクリックしてWキーを押した状態。
キューブに表示される「矢印」をクリックしてキューブを動かすことができる、

あるいは、画面右下のProperty > Transformの、X, Y, Zを変更することで、
数値で直接移動、回転、拡大縮小を行うこともできる。

オブジェクトの選択を解除するには、escキーを押す。

所感

Isaac SimのGUIの操作についてはある程度分かった。
GUI操作はシンプルで、ほとんどUnityと変わらなかったように感じた。

Next Action

今後の記事では、Pythonコードで3D環境を操作する方法を調査する。
関連記事↓
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https://zenn.dev/kprn/articles/9b6afc80ca1956

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